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●「今日の言葉」
~不安な時代だからこそ「覇術」ではなく「王道」を語る珠玉の言葉を~
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“日本の国人、その教育あまねからずといえども、天稟の愚なるに
あらざれば、理財の一事に於て、特に拙なりというの理なし”
(福沢諭吉 『文明論之概略』(岩波文庫)より抜粋)
……IISIA代表・原田武夫のコメント:
─「日本人とアラブ人が来たらそのマーケットは終わりだ」
しばしば語られるマーケットの格言である。
─しかし元来、私たち日本人は愚鈍なのであろうか。
絶対に「負け、奪われる存在」なのであろうか。
─かつて幕末・明治の賢人「福沢諭吉」はこう断言した。
「いや、そんなことはない」と。
─そうではなくて私たち日本人もまた理財の能があるというのである。
事実、江戸は後期になると商業文化であった。
なぜ私たち日本人が負け続けてきたのか。
その理由は簡単だ。
ルールを常に外から受け取ってきたからだ。
そうではなくて、このルールを創る立場になれば良い。
そのためにはヴィジョンも必要であり、コンセプトも必要だ。
それをどのように築いていくことが出来るのか。
その点だけに絞って教育を行ってはどうか。
これこそが単にグローバルというのではなく、日本人覚醒のためにもなる。
……そう私には思えてならない。
「日本バブル」の本格開花を前にして。
(メールマガジン 2013年3月6日号 より)
http://archive.mag2.com/0000228369/index.html
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