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世界はやがてジャパネスクの時代を迎える(非公式)

米与信管理者指数、こちらをご覧ください。

2015-04-23 | 未分類

原田武夫です。業務連絡、会員の皆様。

米与信管理者指数、こちらをご覧ください。
詳細は音声レポート「日刊・原田武夫」にて。
公式HP経由で11:30にリリースです。

http://www.hamacho.net/column/archives/19706

 

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/856110511126838


 

米 与信管理者指数の急落は何を予言しているのか?

勉強不足だったのだが、世の中にはPMIならぬCMIという指数があるそうだ。
全米与信管理協会(the National Association of Credit Management)が公表しているCredit Managers’ Index(与信管理者指数)である。

この指数は売上高などの前向きな要因、債権回収での問題など後ろ向きな要因の双方を勘案して計算されている。
協会では

導入以来、CMIは驚異的に正確な経済の先行指標として、特に不況期にその価値を発揮している

と書いている。

そのCMIが急激に悪化している。
1月には55.1だったのが、2月に53.2、3月には51.2まで落ち込んだ。
これは2009年10月以来の低い水準である。

3月の指標リリースに際して、協会はこう書いている:
(意訳)

2月の低い数値が天候などによる異常値でなかったことがこれで明らかになった。
データに表れたように、金融システムに何らかの重大なストレスが存在するのは明らかだ。

Bloombergはこれを受けて

企業の与信管理者は問題を早期に嗅ぎつける。
与信管理者は掛け売りの承認を行い、延滞している顧客から債権を回収する。
2007-2009年の不況以来、それ以上の弱気な見通しを突如として与信管理者が持つようになった。

と短く伝えている。

FRB利上げ観測、ドル高などによる企業収益の頭打ちが背景にあるのは容易に想像できる。
それでも、やや意外な印象がある。
FRBが利上げするといっても、利上げの幅は相当に小さなものと予想されている。
FRBがバランスシートの縮小を始めるのはまだ先の話だ。
企業収益が頭打ちといっても、目立って悪化したというわけでもない。
こうした中で、一般事業会社の与信管理環境に急速に逆風が吹き始めるとは。

そもそもの話、今は民間債務を問題とする時期なのか。
サブプライム危機・リーマン危機においては、その元凶は民間セクターの過度なレバレッジであった。
危機を脱するため、各国中央銀行は量的緩和という受け皿を用意する。
これは、民間セクターのデレバレッジを進めるために、中央銀行が債務(信用創造の機能)を肩代わりするというものだった。
欧州はともかく、日米ではうまく進んでいたように感じられていた。
それが、そうでもないらしい。

多くの人が、次の危機は中央銀行や政府が起点となる危機であると予想しているのではないか。
しかし、きっかけは何になろう。
何か、民間セクターの中に、私たちが見えていない変化が進んでいるのだろうか。

 


 

FRBが利上げする、って我々決めつけてます。

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/326aed9e76eac575974e2fd34008b9ae



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