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世界はやがてジャパネスクの時代を迎える(非公式)

HSBCが英政府の増税策でアジア・シフトが加速すると警告

2015-04-23 | グローバル・マクロ

   □■□ IISIA代表・原田武夫からの〈メッセージ〉 □■□
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●「今日の焦点!」
 ~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
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⇒“今日の焦点”はズバリ:

 「HSBCが英政府の増税策でアジア・シフトが加速すると警告」です。


⇒その理由は……:

 ─今、世界で起きていることの根源。
  その一つが「富の東漸」です。

 ─すなわち西洋から東洋へと富が流れ出ているのです。
  正確にいうと「戻ってきている」というのが正しいでしょうか。

 ─米欧の統治エリートは二つの選択肢を迫られています。
  これに屈するか、あるいは徹底的に潰すか、です。

 ─後者のオプションが戦乱なのです。
  しかも自らの手を汚すことなく、互いに現地勢力を争わせる。

 ─ところが同時に前者も備えるのです。
  いざという時に備えて、です。

 ─後は「口実を用意する」必要があるわけです。
  誰しもが納得する、それでいて自らの威信に傷がつかない口実です。

英国最大の金融機関であるHSBC(香港上海銀行)。
それがあらためて英政府の増税策にかみつきました。

「このままだとアジアへ逃げるぞ」というのです。
キャピタル・フライト(資本の投資)をもって脅しています。

しかし、大切なのは表面的な意味合いではないのです。
「富の東漸に従うのがまずは上策」という判断なのです。

それでは“その次”は一体どうなるのか。
そして更に”その次の次“はどう展開していくのか。

世界戦略を描くことで生き延びてきた米欧の統治エリートたち。
その彼らが単純な感情論で動くわけもないのです。

「本当の戦略は何か、恭順をあえて示すのはなぜか」
・・・もう1回転して考えることが今、求められています。

 

(メールマガジン 2015年4月21日号 より)

http://archive.mag2.com/0000228369/index.html


 

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http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/c5e2b7403bdee5c4e05f0b0e2f153913



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