S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

地球はしあわせな星だろうか?

2008-09-16 16:23:27 | Weblog
NHKスペシャルを見ていた。
「ママはイラクに行った」
イラクに派兵されているアメリカの兵士の女性の3分の1はお母さんだという実態。

そして帰還してから戦争のトラウマで心の病になり、子どもを育てられないお母さんたち。
悲惨だった。
イラクでは子どもが笑顔で手をふっていながら銃で撃ってくる。
そのお母さんは、兵士なので撃ち帰して銃殺してしまう。
子どもを殺したということで、それがトラウマになって、自分の子どもを愛せなくなる。
公園で子供たちが近づいてくると反射的に身構えてしまう・・・

女性が最前線で働かなくてはならない現実。
戦争は何も生み出さない。
ベトナムもそうだったけれど、戦争のあと心を病む兵士はとても多い。

日中戦争の日本も心を病んでしまう兵士はたくさんいた事実を知った。
昔は電気ショックまで治療に使われた。


「一体何のために戦っているのかわからなくなった」とそのアメリカ女性は泣きながら言っていた。
大儀とは一体何だろう?

戦争の悲惨さはずっとずっと続いていく。
本当に何のために人間が人間を不幸にしなくてはいけないのだろう・・・・


心が重たくてしかたがなくなった。
たくさんの不幸な人が今も生まれている現実に悲しくなった・・・・

夜、月を見上げたら、雲がかかって月は幻覚のように見えた。
月はこんな地球をどんなふうに見ているんだろう。
一番不幸な星なのではないだろうか?