S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

介護の現実

2016-07-05 16:03:06 | Weblog
NHKスペシャル「介護殺人」の番組を先日見た・・・・

認知症の介護、身体が動けなくなった老人の介護はとても大変。

わたしも母の介護は10年もしたので、理解はできる。

ただわたしの母は認知症で最後は寝たきりだったけれど、暴れるとか暴言とか徘徊はなかったので、

テレビのなかで、認知症の父親の暴力に悩んでいた男性や、大騒ぎして暴れる母親の介護をしていた男性の苦労は

並大抵ではなかったと思った。

うちは姉がふたりいるので、3人で助け合えたし、寝たきりになってからの3年は特老に入ることができたので幸せだったかもしれない。

自分の母親が認知症になったときは、最初は戸惑いやショックもあったけれど、だんだん慣れてきて、自分が母を幼い子供だと思うように

なってからは辛さはなかった。

母はわたしの子供のように思えた。

おかしなことを言うようになってもなんだか笑ってすませられるようになった。

老人介護は排泄と、食事がほとんど・・・・

まだ少し歩けた頃は、廊下に母の排泄物が落ちていて、受験の頃の娘が踏んでしまったこともあった。

でも「あんたこれで運がついたから受験受かるね!」と笑って言えたし、動けなくなっておむつになってからは、

コツを教えてもらって、そんなに力もいらずにオムツ替えもできるようになった。

床ずれができたら、社会福祉協議会とかに相談して、空気でベッドを上下させられる機械も借りた。

それは一定の時間で作動して、不思議なシューシューという音をさせて動いていた。

車いすで玄関をあげるスロープも借りた。とにかく介護はしつこく楽になるようにいろんなところに相談するといい。

わたしは要領よくいろいろ借りたり、ケアマネージャーさんにいろんな相談もしながら母の介護をした。

わたしが疲れると、姉たちががんばって母を見てくれた。


これからの日本は自分も含めて超高齢化社会になっていくだろう・・・・

絶対に周りを頼って、相談して愚痴をきいてもらって、少しでも楽に介護できるようにしていくしかない。


だけど・・・社会福祉に使えるお金が足りないと政府はいうけど、ばかみたいに高価なオスプレイとか何十機も買うじゃん!

政治家は冠婚葬祭、はてはガリガリ君だって政治資金で買うじゃん!

パナマってる官僚だっているじゃん!

社会福祉に使うお金がない・・・・っていっても真実味がないよ。

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