昨日は岡山の倉敷にある大原美術館に行きました。
ここは高校の修学旅行で来て、工芸館にある河井寛次郎の焼物を見て、衝撃を受けて、私は自分でもこんな焼き物を創りたい!と思い、美大を目指すことに決めた所です。
それまでは何となく教育学部ぐらいに行く自分をぼうっと考えていたのですが、こんなに惹かれるものに出会ったのは初めてだったかもしれません。
美大で学んだ美学や色彩学は自分の根底をつくりましたが、ロクロを回す日々や友達も財産になりました。
そして大学の頃、今の夫に出会ったので、私は大原美術館に来なかったら、全く違う人生になっていたと思います。
懐かしい工芸館はあの時の床?そして2階に登る手摺は木が使い込まれたようになっていて、半世紀前の自分が、階段をのぼっているような錯覚になりました。
岡山駅から今は帰路の途中です。
来てよかったと思いました。