自走式移動胃袋 ~ The nomadic stomach ~

なつたび_2010_4日目

【北紀行のリマスター版です ~ 実況版から写真・記事を差し替えです】
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はなはだ遺憾ではございますが、朝っぱらから雨でありました(嘆) 屋上露天風呂から眺める稚内港界隈はしょぼつく雨にどこか寂しそうであります。



そんな中での朗報としてマイミクのSサンからのグッドなアドバイスによってナビが復活しました♪ 端的に言うと「リセットボタンを押してみては?」というアドバイスとWEB説明書のQ&AのURLを送っていただき、意外と簡単に復活したものです。

そんな嬉しさから始まった朝ですが、雨は嫌だし、ましてタイヤに問題を抱えているしということで元気を出すべくノシャップ岬まで一走りして樺太食堂で朝ゴハンをいただいてから本格的に出発することにしました。
こちらには2007年の夏旅で行っているので3年ぶりになりますが相変わらず賑やかな内装です。



夏休み期間中とはいっても朝早くの雨の日ですからお客は数名で、賑やかなコチラしか知らないワシとしては稚内の町に感じたのと同じように少しばかり寂しい気がします。 



昨日の今日というところはありますが、定番のうにだけうに丼(大盛り)をオーダーします。



「うにだけ」と言っておきながら何故かおまけにイクラがつきます。 このイクラはお願いするとホタテとかに換えてもらうこともできるのですが、ワシはスタンダードに攻めます。



モノも言わずにそれこそワシワシといただきます。 うにとご飯のコンビネーションを味わい半分くらい食べ進むと、イクラを混ぜて味変をしてあっという間に完食してしまいます。



口の中というか、舌が妙に滑らかになるという美味しいうに丼を食べた後味を楽しみながら外を見ると、独式が冷たい雨に打たれている姿が目に入ります。 ゴメンヨ~



ということで朝ゴハンをしっかりといただいたので起動準備完了となり、ショップのある旭川を一路目指すのであります。 国道40号線という通常はまず使わないつまらん内陸の道ですが、かなり厳しい雨の中で海岸沿いや山道で遊んでいる余裕はありません。 実は久しぶりの本格的な雨中走行はタイヤの問題もありなかなかビクビクものでした。 しかも、雨合羽とシューズの防水性に寿命が到来しているようで微妙に雨が染み込み始めます。
予定外に時間がかかったというか、予想通りというかペースの上がらない中どうにかこうにか旭川に到着し、ナビのナイスな導きでロスタイムなくショップを見つけ出します。

今回のツアーでは計画の中で旭川のBMWショップ=Backpackers に寄ってオイル交換する予定だったのですが、合わせて前後タイヤまで交換することにしました。 在庫は一種類しかないと聞いていたので「どんなんでもイイヤ」と思っていたのですが、メッツラー Roadtec Z6 という最新鋭(?)の前から気になっていたタイヤなので嬉しい誤算です。 しかし、空気圧問題とかあったものの前のミシュランは5000キロでボロボロになってしまったのは実に不思議ですなぁ…

作業には2時間くらいかかるとのことですし、どうにか雨も上がっているので、
「試乗車を出すのでラーメンでも食べてきたら?」
のお言葉に甘えることにしましたが…
ですが、最速 S1000RR、怪鳥 R1200GS、ハイウェーの巨人 K1300GT のどれでもどうぞと言われても、ラーメンを食べに行くだけなので困ってしまいます。 と、たじろいでいると、おお!、F800R が隠れているではないですか!
ということで、たった”800cc”しかないバイクを借りて大好きなつるやにラーメンをいただきに行きました(もしかして3年振り?)。



相変わらず混んでいますが、可愛いお嬢ちゃん二人込みのご家族連れの方に同席をお願いしてすんなりと座れます。 ちょっと悩みましたが正油野菜ラーメン(大盛り)にします。



こちらは味噌も美味しいし塩も捨てがたいのですが、やはり旭川では醤油をいただきたいという気持ちがあります。 ですが、コチラの醤油/正油だとほんの少しだけ気になるクセがあるので迷います。 いつもなら折角なので2杯とか3杯とか食べるのですが、今回は朝も重かったし遅い時間ということもあり一杯だけにして選んだのが大正解でした。
少量の挽肉と炒められたもやしが気になっていたクセを完全に消してスープの旨味を最大限に引き出してくれます。 麺については言うことナシ(細かいトコロはありますが)なので大満足です。



大変美味しくいただき、快適に走ってくれる試乗車でショップに戻ります。 しかし、たった”800cc”しかないバイクは軽くて取り回しも楽だなぁ(笑)
まだ作業が完了していなかったので、雨合羽(レインウェア)やシューズを物色しますが、流石にタイヤの交換での出費が多かったので「まだ大丈夫だろう」と甘く見てパスしたのが翌日以降のツライ辛い日々につながるとはなぁ(嘆)

ショップのヒトもキビキビと動いている居心地のよい空間でイロイロな気遣いもいただき、元気を貰って再び出発です。
雨も止んでいるのでタイヤの皮剥きも兼ねてクネクネと走ります。 峠は越えたくなかったので遠軽経由の高速&下道を1時間半ほどで北見に到着すると、ここでもナビが大活躍でホテルまでロスタイムなしで到着します。

一風呂浴びて部屋で缶ビールをいただいた後は、同じホテルの中にあるシェルブルーというレストランで北見塩やきそば(大盛り)をいただくことにします。



【オホーツク北見塩やきそばの定義&ルール】
 第1条 道内産の小麦を主原料とした麺を使用する
 第2条 豚肉ではなくオホーツク産のホタテを使用する
 第3条 キャベツではなく生産量日本一の北見タマネギを使用する
 第4条 味付けはソースではなく塩とする
 第5条 皿ではなく、鉄板で提供する
 第6条 協議会指定の道産割り箸を使用する
 第7条 できるだけ北見にこだわったスープをつける
 第8条 シズル感を演出するために魔法の水を用意する
これ以外にも消費者満足度を高める3ケ条が制定されているらしいのですが、ちょっと「ツクリ」が強すぎるようにも感じます。

第8条の魔法の水(=ホタテ出汁)をかけられてシュワシュワいっている焼そばをワシワシといただきます。 あっ、デフォでご飯がついてくるので普通のヒトは決して大盛りなんぞ頼まないようにご注意ください。



一応ですが今回のツアーの目的は北見でこのオホーツク北見塩やきそばをいただくことでしたので無事目的を達成したことになります。 まあ、たいした目的でもないし他にも目当ては多々あったのですが…第一目的と置くには津山・ホルモンうどんほどのインパクトはなかったかと…

いやはや問答無用に情け容赦のない雨に苦しめられた一日(この日が実は「楽勝」であっったのはこの時点では気づかず!)でしたが、食べたい店がホテルのレストランなので移動が楽だったのと、結果的にとても安く(3500円)止まれたので二重にラッキーでした。
次の日の一段と厳しい雨の予報にひるみますが、ナビもタイヤも復活したの一安心デス♪ でも、さすがに台風4号はなるべくかわしたいものだなぁ…と思いながら眠りにつきます。

続く…

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コメント一覧

とも2
一般人
> 特盛りサン

大食い選手権の東京予選の組別で3位に入る方が一般人なのかはさておきましょう。

4輪に直すとですかぁ…
ラーメン食べに行くのに、ランクルとかセルシオとかGT-Rとか出されて、どうにかレガシィを見つけたってトコロですかね?
特盛りカツカレーさん
そうですか、私は一般の人なので大盛りはやめておきます。
旭川といえば昔訪れた際に駅前に海峡という名前のラーメン屋さんがあって、ここの味噌が実に良い味だったことを覚えています。

話は変わりますが、実のところ二輪のことがぜんぜん判らなくて、4輪に直すとこれはどれくらいなのかな?と思ったりします。
とも2
いひひ
> ヌシさん

風の痛みを気にしていては道を求められませんよ(嘘)
ワシは欠かさぬヤクのおかげでなんとかやっています。
小径のヌシ(^-^)
あはは
http://blog.livedoor.jp/maromaro72/
天井にまでメニューが貼ってある (≧▽≦)ノ彡☆ !!
それにしても
これだけのウニを食べたら確実に左親指が疼きます ( ̄▽ ̄;)
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