自走式移動胃袋 ~ The nomadic stomach ~

なつたび_2010_3日目

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札幌での泊まりは快適に過ごせるホテルなのでぐっすりと眠ることが出来たのですが、さすがに昨夜は遅い時間に食べ過ぎたため朝ヌキで出発します。 こちらは朝食も魅力的なので我妻と一緒であればしっかりといただくのですが、ヒトリだとチョット億劫なので残念ながらのパスです。

さて、この日以降は雨だろうなぁ…という予感を憶えつつ晴天の下、ベム坊こと独式一号機は北に向けて快調に走り出します。 朝の出発前にタイヤチェックをして相当にまずいなあという状況は確認したのですが、ショップもやっている時間帯ではないのでとりあえず目をつぶります。 少し札幌市内を走るのですが、真夏の日射しといっても本州と違って刺すような感じはありません。



振り返って大通り公園ですが、ボチボチと通勤の方の姿も見え始めます。



石狩から海岸線に沿って=オロロンラインを北上するのですが、ナカナカに気持ちよい走りを楽しんでいきます。



一方で最新兵器のはずのナビが絶不調というか、前夜からなぜか生き返ってくれません。 起動はおろか充電もできないのですが、使用説明書なんか持ってきていないので対処もできません。 もともと地図を頼りにしない方だし、いざとなれば携帯電話のナビ機能もあるのであまり心配はしていないのですが、折角の新アイテムが使えないということでちょっと不満です。



さてさて、些末(?)なことはさておいて北端への道をテキパキと進み去年の逆コースで増毛に到着します。 まずは、日本最北端の酒蔵の國稀酒造を見学しますが、バイクに積めるはずもないので早々にあきらめてアヒルゴハンに向かいます。



増毛は美味しい寿司屋が多いことで有名ですし、最近ブレークしているすが宗に強く惹かれていたのですが、今回は有名店狙いということと某メニュー狙いということで寿司のまつくらにしてみました。



開店早々なので先客は1組のみで、カウンターに座ると予定通りにジャンボ生ちらしを頼みます。 結構なお値段ではあるのですが、その昔からデカ盛り界では有名なネタなので一回は挑戦してみたかったのデス♪



てんこ盛りという感じで、地物を中心にこれでもかというくらいの具材が乗っていて嬉しくなります。 確かに刺身の切り方や盛りつけはちょっとラフな感じはありますが、ワシとしてはこれはこれでアリかと思います。



当然ながらこのままでは食べられないので、一緒に出されたお皿に具材の半分くらいを移動させてからワシワシと食べ始めます。 薄めの味加減の酢飯なので各種刺身とも過度の干渉はなく美味しく食べ進んでいき、ザックリ二人前程度なのでほどなく完食します。



ちなみに、このジャンボ生ちらしを完食すると割引券を兼ねた完食証をいただけ、次回はこれの1.5倍くらいのスーパージャンボ生ちらしにチャレンジできるそうです。 まあ、齢50を越えていますから、次回は大人しくすが宗さんに行ってみようかと思います(笑)
ほぼほぼ満腹になり、更に北を目指して再起動デス♪ フロントタイヤは偏磨耗してヤバイのに明日から雨かぁ…などと考えつつも、大好きなオロロンラインを、しかも晴天の道を一気に北上します。

サロベツエリアに入ると海沿いから一旦それて、ペンケ沼&パンケ沼の展望台に登ってみますが、なかなかに北海道らしい風景が広がります。



ここに来て雲行きが若干怪しくなっていますが、まだしばらくは大丈夫でしょう。



さて、我が独式ですが、途中で立ち寄った道の駅からもともと次の日に行く予定だったバイクショップに電話をしてタイヤ交換の依頼をしております。 在庫があるか不安だったのですが、大丈夫とのことでひと安心です。



案内所も併設されているので、しばしノンビリします。 サロベツ原野は、その昔、3~4日かけて徒歩&幕営で旅したことがあるのですが、当時は砂利道でトラックが通ると石を飛ばされて恐かったのを思い出しました。



再び海沿いに出て稚内を目指しますが、まだ時間も早いのと明日からは雨が続く予報なので宗谷丘陵経由で宗谷岬に向かうことにしました。 旅行客は宗谷岬のみに目がいきがちですが、ごく近くの宗谷丘陵とういのが超オススメなのです!



海岸沿いの丘陵地ということで独特のなだらかさがあり、景色を眺めているだけで幸せな気分になります。 サロベツで出ていた雲が流された後に陽が差し込んだ中途半端な晴れた感じがナカナカよかったです。



あまりに長時間ボーッとしているわけにもいきませんので、今回の名目上の目的地である宗谷岬なんぞに行ってみます。



何回も来ているので今更の感動はありませんが、一応はお約束を果たしたゾ!という感じで早々に稚内へ戻ります。 稚内市内は何故か旅人の姿も少なく、ライダーやチャリダーで溢れているかと思った防波堤下も閑散とした感じです。



市内をくるっと周り、ナビはなくともアッサリとホテルには到着できました。 屋上露天風呂のあるホテルなので、風呂にノンビリ浸かりながら洗濯なんぞが出来上がるのを待ちます。

さて、夜ゴハンは稚内名物のたこしゃぶをいただこうとホテルにほど近い車屋源氏というレストランに行ってみます。 一所懸命に探して、且つ運が良ければ一人旅に似合った北酒場をみつけることもできるのでしょうが、これまでの経験からよほど気力と体力のある時以外はさような冒険はしなくなりました(笑)

ということで、とりあえずは真つぶの刺身をサハリンビールとやらの怪しいビールと共にいただきます。



続いて登場のたこしゃぶは冷凍された蛸を薄くスライスしてレタス鍋でしゃぶしゃぶとするもので、我が家ではお取り寄せで何回か賞味したことがあります。 味噌+ポン酢味(?)のタレもまあイケますが、やはり蛸の独特の食感を楽しむものなのでしょう。



最後はつけ麺的にラーメンをいただきほどよく満足してホテルに帰ったのですが、こんなサービスがあったのでついついちょこっと追加でラーメンなどいただきました(笑)



ということで旅の3日目も無事に終了し、雨に備えて早寝をしたワシでした。

(続く…)

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コメント一覧

とも2
そっちですかい…
> 特盛りサン

てっきりまつくらのスーパージャンボのネタでくるかと思っていたら「雄大な景色」ですかい(笑)

こちらのジャンボチラシですが、やはりゴハンが少なめ(2合くらいかな~)なので追加白飯が欲しくなりましたよ♪
特盛りカツカレーさん
雄大な景色。
なんだか毎日、仕事にばかり終われる日々がちっぽけに見えてきます。
この雄大なところを徒歩で旅をされたというお話は興味ありますね。
自分も歩くのは大好きなものでして。

北海道といえばデカイ刺身、ちらし。
こういうものご無沙汰ですね。
こっちだと厳選しないとメシばっかりだったり(若○家のびっ○り丼など(; ̄ー ̄A)メシよりも刺身メインで行きたいなと思いつつも刺身が多すぎるとメシがほしいなあとわけのわからんことを言い始める私でございました。
とも2
広々
> 芸人魂サン

バイクは所詮道のあるトコロしか走れません。
カヌーからの視点というのは素晴らしいのでしょうね♪

その内、釧路辺りでカヌー体験などしてみたいとは思っているのですがねぇ…
芸人魂
サロベツ原野
一時自分も毎年北海道の川を下っておりましたが、天塩川を下る際にサロベツ川を遡上したことがありました。
だだっ広い原野は気分が良かったです。
船着場にテントをはり、ビジターセンターへ2キロ程の直線道を歩きましたが、遥か彼方に見えた車がすれ違うまでに数分かかるのに感動しました。
とも2
宗谷丘陵
http://blog.goo.ne.jp/nomadic_stomach_t2
> かんべえサン

かんべえサンが増毛に行く機会があれば匠の技の誉れ高い「すが宗」をオススメしますよ(笑)
でも、どこでも食べられる海鮮丼より宗谷丘陵に行ってみてほしいですね♪
とも2
正解
http://blog.goo.ne.jp/nomadic_stomach_t2
> いその爺サン

ワシも初めていただいた真つぶの肝ですが、ナンの臭みもなく貝の肝の持つ美味しさを味わうことができました♪
ソコソコにお値段も張りますが、タマのことと自分を甘やかしております(笑)
かんべえ
やっぱりこのちらしは迫力ですね!
そして、宗谷丘陵の景色すばらしいです。むかーし一度だけ宗谷岬には行きましたが、案の定、丘陵は素通りまたは無視してしまいました。惜しいことを。
いその爺
http://isonojii.blog28.fc2.com/
“真つぶ”の刺身の左下・・・気になります。
つぶの肝でしょうか?
これは鮮度の良さが、ありありと解るかっちりとしたお姿で!
この容姿は当然、食べたことはありません・・
北海道ならではですね~ 
美味そうだ・・・・涙
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