スプーン咲き菊
花色 黄色、花径 60mm位、草丈 1m位、半八重咲き
管弁の先がスプーン状になっているタイプは、欧米で人気のある種のひとつです。ご覧のお花は中輪花ですが、この系統の中輪花はスプレータイプ(枝咲き)にするそうです。また、花径の大きいものはそばにある蕾をカットして一茎に一花だけ咲かせるのが普通だそうです。
[用途]花壇、鉢植え、切花
よろしければ曲を聴きながらどうぞ!(ピアノ曲)Please listen to the song if you like! (Piano song)
菊(きく)Florist chrysanthemum,Chrysanthemum morifolium
宿根草 きく科きく属 原産地 日本、中国、韓国
開花期 10月~12月 草丈 1mまで
「きく」は漢名の「菊」を音読みしたものです。また、「菊」の漢字は、散らばった米を1ヶ所に集めるとの意味があり、菊の花弁を米に見立てたものだそうです。また、漢名の「菊」は”究極、最終”を意味し、 一年の一番終わりに咲くことから名づけられたそうです。平安時代に中国から渡来しました。花の盛りは11月ですが、冬になっても「残菊、晩菊」というサブネームで呼ばれ咲き続けます。また、この小菊は野性に近くは寒さのなかでも咲いているので「寒菊」とも、冬になっても咲いているので「冬菊」とも呼ばれています。菊の種類は多種多様で大きくは下のようになります。大菊は、花の直径が18cm以上のもので、花型によって「厚物」、「管物」、「広物」に分けます。 古典菊は、江戸中期に各地の殿様の保護奨励によって地域独特の発展を遂げた菊の総称で、昔の地名で呼ばれています。嵯峨菊 、伊勢菊などです。小菊(山菊)は、山菊とも呼ばれる小輪の菊で、花型も丁字、平弁、サジ弁など変化が多く、花色も豊富で、極めて丈夫です。 そして、その他の菊となります。ここでは一般に私たちがよく見る小菊を咲き方によって別けて載せています。スプレー菊、星の子菊、スプーン咲き菊、ダリア菊、ガーベラ咲き菊、切り花菊などとしています。
(ちょっとメモ-1)
中国では菊は不老長寿の薬効があるとされ、重陽の節句(陰暦の9月9日)には菊酒で長寿の祈願をしたそうです。日本にも伝わり、菊の花を酒に浮かべて飲み花を鑑賞する 「重陽の宴」が行われるようになり、その後菊は皇室の紋章になり、日本の国花になったとのことです。ですから日本の国花は菊と桜です。
(ちょっとメモ-2)
中国でも「四君子(竹、梅、菊、蘭)」呼ばれるうちのひとつです。
[用途]鉢植え、花壇、虫除け用
[花言葉]高貴
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