薬師草( やくしそう )Youngia denticulata
二年草 きく科おにたびらこ属 分布地 北海道、四国、九州
開花期 8月~11月 花径 12mm位 草丈70cm位まで
この「薬師」というのは薬師如来のことをいうようです。薬師如来は衆生の病苦を癒し、身体的欠陥をのぞき、悟りに導こうという力をもち、左手に薬壷を手にのせているそうです。薬効あらたかな草、薬効著しい草であることからこのように呼ばれていたようです。
よろしければ曲を聴きながらどうぞ!(ピアノ曲)Please listen to the song if you like! (Piano song)
実際には、いわれるほどの効果はなく、皮膚の腫れ物にきくという程度の効果でこの“薬師草”が薬になるという話しは、現在では聞かないそうです。 他に薬師堂のそばで最初に見つけられたから、根生葉が薬師如来の光背に似ているからとか、いろいろな説もあるようです。日本中に自生する植物ですが、中国大陸から朝鮮半島、ベトナムまで広く分布しているようです。日当たりの良い山野に生えます。良く分枝した花茎に黄色い小花を集合して咲かせます。お花は上を向いて平開し、花後はうなだれて下向きとなります。突き出た長い繊細なシベたちがキレイで、おしべも先がクルンと曲がって面白いですね。小さく咲いているものから、草丈が高いもの、地面に枯葉から覗いているもの、場所によってさまざまな咲き方をするようです。 茎は無毛ですが所々に赤い斑点が見られます。葉は互生してつき、長楕円形をしており、基部では茎を抱きます。葉縁に浅い鋸歯があります。若菜は食べられるそうです。
[別名]乳草(ちちくさ)…白い乳液が出ることから(乳草は白い乳液を出す草の総称でもあります。)
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