ののほんじゆうちょう

管理人nonohonが不定期にラクガキします。

シュナの旅

2006年11月03日 | マンガ・アニメ
部屋の掃除してたら宮崎駿の『シュナの旅』が出てきました。
う~ん、やっぱり面白い!!
そしてどうしてもゲド戦記と比べてしまいます。
漫画版ナウシカにおけるシュワの墓所や、未来少年コナンの残され島、天空の城ラピュタなど、宮崎作品にはどこか寂しく、そこだけ時間の流れる速さが違うような、世界の果てを思わせる場所がたびたび描かれます。この空気感が絶妙で、世界の広さをまざまざと感じさせてくれるのだと思います。

一方で劇場版ゲド戦記はどうだったのか。
あらゆるものが狂い始めている世界を描いているはずなのに、なんだか片田舎での魔法使い同士の小競り合いのよう。私には世界の広がりが全く感じられませんでした。

今回改めてシュナの旅を読んで、ゲド戦記が描きたかった世界観っていうのはよくわかりましたし、それがどれだけ困難なのかもよくわかりました。
やっぱり宮崎駿はすごい・・・。