ののほんじゆうちょう

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ポルフィの長い旅

2008年01月06日 | マンガ・アニメ

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さ、始まりました、名劇新シリーズ第二弾『ポルフィの長い旅』
『少女コゼット』は、絵柄と作風の両方に違和感を感じ、私生活が忙しくなったこともあり、序盤で脱落してしまいました。

そこで今度のポルフィですが、コゼットとは画風も大きく異なり、もっとリアル系になっています。唇周りを細かく描いたりと、なかなかクセのある画風ですが、個人的にはコゼットより好き。演出も、1話の段階ではほぼ何も進まず、登場人物の心の機微を、ゆっくりと描くことに終始していました。特に、台詞でなく、何も語らない“間”を多用する演出がなかなかいいですね。引きの画面が多いのも、以前の名劇っぽくていいです。

今は作画もとてもよく、この絵柄でも動きで十分魅せられます。主人公が自動車に憧れる少年ということで、車の描写がとても力が入ってました(笑
今後荒れてこなければかなりいいんじゃないでしょうかね。

脚本は落ち着いていますね。片渕作品ほど一話の中で盛り上がりはありませんが、丁寧なつくりで好感は持てます。あとはシリーズを通してどうするのか。


とにかく、前作のコゼットが絵柄でも華があり、有名な原作を掲げ、“新しい名作劇場!”というものを旧ファンやアニメファンに強くうって出るための作品としての役割を担っていたのに対し、ポルフィはより以前の名劇の雰囲気をじっくりと描こうとしているのではないでしょうか。とにかく今の段階ではコゼットより楽しみです。