シャンパンブレイク

30年以上JAL国際線客室乗務員としてフライトし現在癌の治療中。お酒大好き旅が大好き趣味はランニング~

アントキノイノチ・・・・・・さだまさし著

2012年12月19日 | ひとりごと
今年もあとわずかで幕を閉じます。
はやいですねぇ~

今年を振り返って見ると、幸いなことに楽しかったことばかり浮かびます

読書大好き人間のわたし
今年もよく本を読みました。

波の音を聞きながらプールサイドで何冊本を読んだことか~


今年一番感動した小説をご紹介したいとおもいます。


さだまさし氏が2009年に発表した小説

アントキノイノチ・・・・・・

過去に他人とかかわることで心を壊してしまった男女

決して気が強いほうではない、どこにでもいるような主人公


とても醜くて卑怯な
ある同級生の「悪意」をきっかけに、その男を殺しかけ、高校を中退して以来、心を病んで、思い出から心を閉ざしてしまった。
そして他人と接することが困難になってしまっていた。

遺品整理業社の見習いとなった彼の心は、凄惨な現場でも誠実に汗を流す会社の先輩達の姿に少しづつ心を開いていきます。

天国の引っ越し屋さんとも いえる"遺品整理業"という職業を通じて出会い、失われた命や、遺されたモノに触れる ことで少しずつ勇気をとりもどしていく姿を描いたさだまさしさんの原作

モデルとなったのが遺品整理業のキーパーズという会社

天国へのお引っ越しのお手伝い

原作者のさだまさし氏は、テレビで遺品整理業のドキュメンタリー番組を見たことがきっかけで、この仕事を題材に小説を書きたいと思ったそうです。


偶然ですがわたしもテレビで遺品整理業のドキュメンタリー番組を見たことを覚えています。
同じ番組だと思います。

この小説をそんなことを思い出しながら一気に、そして大切に
読み終えました。



読み終えた感想は

もっと早くこの本と出合いたかったということ

自分の生き方が恥ずかしいというか
間違っているような
なんともいえない気持ちになりました。

なんだかとても大切なことから逃げているような

そんな気持ちになりました。

さだまさしさんとはフライトで何度かお会いしたことがあります。

たしか著名人の中で高感度上位5位以内にいつも入っている(私たち仲間内で)だけあってとても素敵な方と記憶しています。




そんな素敵な紳士

さだまさし氏の小説は

読むたびに、いつも、何かを気付かせてくれます。


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