シャンパンブレイク

30年以上JAL国際線客室乗務員としてフライトし現在癌の治療中。お酒大好き旅が大好き趣味はランニング~

スチュワーデスからフライトアテンダントやキャビンアテンダントに名前が変わったのはなぜ???

2016年02月12日 | 客室乗務員を目指すあなたへ
スチュワーデスからフライトアテンダントやキャビンアテンダントに名前が変わったのはなぜ???

というメッセージをいただいたので、わたしのわかる範囲でお答えします。

スチュワーデスの本来の意味

そもそもスチュワーデス、は、スチュワードの女性版を指す言葉です。

例えば、俳優を男優(actor) と女優(actress) で別の表現をしたりと区別して呼ぶのと同じです。

わたしが入社した時にも、男性乗務員の一番下の位がスチュワードでした。

スチュワードからアシスタントパーサー⇒パーサー⇒チーフパーサーと呼び名が変わります。

スチュワードとはいったいどんな意味なのでしょうか。

スチュワードとは英国生まれの言葉です。

スチュワードは、英国のマナーハウス(manor house)に象徴されるような、館、領主の邸宅などに仕える、メイド、料理人、掃除係などの使用人を監督し、問題があればその解決にあたるのが仕事です。

また、財産の管理も行う会計係も務め、領主に対しては秘書的な役割も果たす、実に重大な職務を指した言葉です。

執事というとバトラー(butler)という言葉もありますが、これはスチュワードより下位の職務です。

貴族などの執事は男性でなくてはならず、これはチェンバレン(chamberlain)と呼ばれます。

つまりStewardessは、飛行機でお客様の安全を守る保安要員であり、病人が出れば、救命あるいは看護士の役目もし、トラブルを解決し、かつ快適な空の旅ができるよう気持ちの良いサービスを提供するプロでなくてはなりません。

機内で空港で、そうした複数の重要な責務に加え、きめの細かい気配りや機転が必要な職業として、この名称が与えられたのだと思います。

スチュワーデスは米国で、1960年代までは、女性の誰もが夢見る職業で、stewardessと呼ばれていたそうです。

しかし、元スチュワーデスだった2人の米国人女性が自分達の体験談を基に「Coffee, Tea or Me?」(コーヒー、紅茶、それとも私?)という本を1968年に出版しました。

スキャンダラスな内容が大きな話題となりました。

アメリカの航空会社はこの本の話題性を逆手にとり、自分達の業績アップのための広告の概念に利用しました。

つまりテレビのコマーシャルなど、広告媒体にスチュワーデスを使用し意味深なセリフを言わせたり。

この戦略が奏功し航空会社は顧客獲得で大成功を収めましたが、全米の女性団体などから猛烈な非難を受けます。

さらにこれが大きな論争に発展します。

スチュワーデスという表現が好まれなくなったのはこうした理由があったのです。

米国では1970年代の終わりにはスチュワーデスを、フライトアテンダントと呼ぶようになりました。

日本はそれに遅れて10数年前くらいからでしょうか?スッチーという愛称からCAキャビンアテンダント、フライトアテンダントという名称に変わっていったのです。

それにつれて憧れの職業ナンバー1(そういう時代があったのです)から転落の一途

でも客室乗務員を目指す方からたくさんメッセージを頂きます。

まだまだ憧れる職業みたいですね~

良い職業ですよ♪

わたしはこの仕事に就いたことを後悔していません!
すごく良い経験をしました。

大変だけどやりがいがあって、チームワークで困難な問題を解決したり、毎フライト、メンバーも変わるので

いろんなCAと仕事ができるのも楽しいですし

なにより、一つ一つのフライトごとに達成感を味わえます。

まぁ~大変なこともたくさんありますが、やりがいがありました。

またフライトしたいな~、という気持ちもあるけど

でも、いまは、お客さんとして飛行機に乗るのにどっぷりかも






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