安倍さんが暗殺されてから何もする気がしない、今朝も10キロの朝ランでいつも以上に思いっきり走って汗を流したけれど、ぽっかりと空いた喪失感というか重い気持ちは変わりませんでした。食欲もありません、生まれて初めての精神的な喪失感です。重苦しい気分を枝豆とお酒でしのいでいます。
安倍さんについては、特定のマスコミや有識者といわれる人々が、テロ教唆と言われても仕方ないような言動、報道を繰り返し、暗殺されても仕方ないという空気をつくりだしたことが事件を引き起こしたと思っています。
安倍をたたき切れ、国会で狂ったように憎悪を煽った議員もいましたし、安倍氏の札幌での選挙演説中に「安倍辞めろ」とヤジを飛ばし警官に制止された男女が「政治的表現の自由を奪われた」と訴えて勝訴しました。たとえ明らかに演説妨害に見えるヤジであっても「表現の自由」であるならば、街頭演説における警備というのはやりにくくなったでしょう。あの判決以来、現場で警官による職務質問が減っているという話を聞いたことがあります。日本という国が、この社会の空気が、安倍さんを殺してしまったのではないかと感じます。
売れない演歌歌手がレコードを売るためにビールの空き箱に乗って歌うような、安倍さんの街頭演説の舞台でした。動画で暗殺現場を見ると丸腰で撃たれても仕方ないという状況に見えます。とにかくスパイ防止法を、日本の憲法を日本人が作り直す必要があります。
安倍晋三元総理が8日、参院選の応援演説中に銃撃され、
治療を受けていた奈良県橿原市内の病院で逝去されました。
この一件を多くの海外メディアが速報で伝え、
親交のあった各国の首脳や要人が相次いで声明を発表しています。
■ 台湾 蔡英文総統
「生前、台湾に実に多くのご支援とご配慮をくださいました。
私たちはこの事を決して忘れません」
■ 米バイデン大統領
「同盟強化や開かれたインド太平洋に貢献した。
彼を知るすべての人にとっての悲劇」
■ 米トランプ前大統領
「世界にとって最悪のニュース。
なによりも偉大な日本という国を愛し、大切にした人物だった。
彼のような人物は二度と現れないだろう」
■ 仏マクロン大統領
「国に生涯を捧げ、世界の均衡に努めた偉大な首相を日本は失いました」
■ 独ショルツ首相
「悲しみに暮れている。ドイツは日本に寄り添う」
■ 独メルケル前首相
「日本と世界は偉大な政治家を失った」
■ 伊ドラギ首相
「革新的な精神を持つ偉大なリーダーだった」
■ 英ジョンソン首相
「彼のリーダーシップは多くの人の記憶に残るだろう」
■ 印モディ首相
「世界有数の政治家であり、卓越したリーダーだった」
■ 露プーチン大統領
「その記憶は彼を知るすべての人々の心の中に永遠に残るだろう」
■ 露大統領府ペスコフ報道官
「まさに日本の愛国者であり、常に自国の利益のために立ち上がり、
それを交渉のテーブルで行うことを好んだ」
■ 中国 習近平国家主席
「痛惜の念に堪えない。中日関係の改善に努め有益な貢献をした」
■ トルコ エルドアン大統領
「大切な同志。安倍氏の家族と愛する人たち、
そしてすべての日本国民と政府にお悔やみ申し上げます」
■ 比マルコス大統領
「安倍氏のリーダーシップのもとで両国の関係は真に繁栄した」
■ 比ドゥテルテ前大統領
「彼の思いやりに満ちた支援と卓越した指導力を忘れない。
世界で最も影響力のあるリーダーの一人だった」
■ NATO事務総長
「安倍氏は民主主義の擁護者であるとともに、
私の友人であり、長年の同僚でもあった」
■ EU委員長
「多国間の協調を擁護した素晴らしい人物だった」
■ クアッド首脳 連名による追悼声明
「我々は心を一つにしている」
■ 英エリザベス女王陛下
「私と私の家族は安倍晋三元総理の突然で、
悲劇的な逝去の知らせを聞き、深く悲しんでいます。
2016年に安倍ご夫妻が訪英された際、
お会いした時の事が懐かしく思い出されます。
安倍元総理の祖国日本に対する愛情と、
日英関係を一層強い物にしようとする想いは明確でした」
他にも、ダライ・ラマ法王猊下、英ウィリアム王子殿下、
米ブッシュ元大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領など、
非常に多くの要人からメッセージが送られています。
また、インドは9日終日、ブラジルは3日間の公式服喪を発表。
バイデン大統領は日本大使公邸に弔問に訪れ、
ホワイトハウスや連邦政府機関に半旗を掲げるよう指示。
NY証券取引所は大型の電光掲示板に安倍元総理の写真を写し、
「日本経済が困難な時に導いた市場のチャンピオン」とコメント。
国連安保理では理事国15か国の代表が全員起立し、
安倍元総理に黙祷が捧げられています。
ところが韓国では、安倍元首相を射殺した山上徹也容疑者を英雄扱いする国民が存在します。「山上は第二の安重根(アン・ジュングン/1909年にハルビンで伊藤博文を殺害した人物)だ」と、容疑者を称える声があちらこちらで上がっている、本当にどうしようもない国です。安倍元首相の写真が焼かれるデモも度々起こったし、「安倍首相は第2のヒトラーだ」と言って、旭日旗を掲げてチョビ髭を生やした彼のポスターが国会議員会館に張り出されたこともありました。