障子あけて置く海も暮れ切る
入れものが無い両手で受ける
バケツー杯の月光を汲み込んで置く
飽く迄満月をむさぼり風邪をひきけり
山頭火と放哉
大正期の俳人。
安住の地を求めて流浪した尾崎放哉は、“昭和の芭蕉”種田山頭火と共に『漂泊の俳人』と呼ばれます。
両者は共に、季語や五・七・五という俳句の約束事を無視し、自身のリズム感を重んじる「自由律俳句」を詠みました。
放哉は種田山頭火より3歳年下ですが、14年早く他界しました。
山頭火は2度放哉の墓に訪れています。
共に『漂泊の俳人』として知られていますが、山頭火が自ら求めて放浪の旅に出た“動”の俳人であるのに対し
安らぎの土地を求めてさ迷い無常観をたたえた句を詠んだ放哉は“静”の俳人と例えられる。
「海の見える所で死にたい」と小豆島の土庄、西光寺・南郷(みなんご)庵にたどり着きます。
“二抱えもあろうかという大松”が庭先にある庵。ここが終の棲家となりました。
放哉の死後、南郷庵は朽ち果てましたが、1994年に完全復元され『尾崎放哉記念館』として公開されています。
彼の墓は南郷庵に隣接する共同墓地の高台にあり、墓前には花と酒が絶えないそうです。
小豆島を訪れた目的の一つ、金毘羅参りで足はがくがくでしたが尾崎放哉の墓をお参りしてきました。
そして
次はエンジェルロード
足はがくがくだけど展望台にも上ってきました。
旅館に戻り急いで温泉へ
じっくりとふくらはぎマッサージ
やはり尾崎放哉の句は好きだなぁ~としみじみ思いながら、せっせとマッサージ
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安らぎの土地を求めてさ迷い無常観をたたえた句を詠んだ放哉は“静”の俳人と例えられる。
「海の見える所で死にたい」と小豆島の土庄、西光寺・南郷(みなんご)庵にたどり着きます。
“二抱えもあろうかという大松”が庭先にある庵。ここが終の棲家となりました。
放哉の死後、南郷庵は朽ち果てましたが、1994年に完全復元され『尾崎放哉記念館』として公開されています。
彼の墓は南郷庵に隣接する共同墓地の高台にあり、墓前には花と酒が絶えないそうです。
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