自民党の杉田水脈衆院議員が、「新潮45」8月号に寄稿した「『LGBT』支援の度がすぎる」という言葉が物議を醸しています。
「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです。」
というもの
こういった言葉に傷つけられるのはLGBT(レズ、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、つまり性的マイノリティ)の人たちだけでなく、わたしのように望んでも授からなかった人、事情があって産めなかった人、独身者などなど多くの人が傷ついています。
そうか~ わたしは生産性のない人間なのか~、と本当に悲しくなりました。
それ以外にも
『待機児童』なんて一人もいない。待機しているのは預けたい親」
『常識』や『普通であること』を見失っていく社会は、『秩序』がなくなり、いずれ崩壊していくことにもなりかねません。私は日本をそうした社会にしたくありません。
などなど異常な観念を持つ自民党の杉田議員の発言。常識や普通のことって彼女の考えでは、子供をたくさん産む男女の夫婦や、生活保護や障害年金をもらわない人なのでしょう。
人権が軽視されて、「貧困は尊厳を損なうものであり、そのことを社会が放置することは人権的な問題」ということを政治家からあまり聞きません。
貧困を「自己責任」とし「自らの努力不足を社会のせいにするな」と責めることが、日本では一般的なことのようにに思えます。
日本で「貧困と人権」という話になると、路上生活者へのいじめはやめましょうとか、そうした「差別」の方面から語られることは多いです。
でも著しい貧困は人の尊厳を損なうものであり、そのことを社会が放置することが問題だと思いますし、貧困をつくりだす政治や経済システムも問題があると思っています。
だからこそ、こういった杉田議員の発言は許せませんし、それを容認する自民党に不信感を覚えます。いや政治家全般に言えることです。
こういうことを言ったら相手がどんな思いを抱くのかを、想像できない政治家は落選してほしい。

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人権が軽視されて、「貧困は尊厳を損なうものであり、そのことを社会が放置することは人権的な問題」ということを政治家からあまり聞きません。
貧困を「自己責任」とし「自らの努力不足を社会のせいにするな」と責めることが、日本では一般的なことのようにに思えます。
日本で「貧困と人権」という話になると、路上生活者へのいじめはやめましょうとか、そうした「差別」の方面から語られることは多いです。
でも著しい貧困は人の尊厳を損なうものであり、そのことを社会が放置することが問題だと思いますし、貧困をつくりだす政治や経済システムも問題があると思っています。
だからこそ、こういった杉田議員の発言は許せませんし、それを容認する自民党に不信感を覚えます。いや政治家全般に言えることです。
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