いよいよカレンダーは最後の1枚、平成最後の年の瀬である。
JR花輪線来満踏切を渡り西側に入ると、沢尻の墓地があり、その付近に3基の石碑がある。
庚申さまの「かのへ申」とのかわった刻字、
いい雰囲気の醸す碑だったが、先日行ってみたら碑が傾き、刻字も読みづらくなっていた。
その先の曲り角には南無阿弥陀仏の碑が立つ。
高速道路に沿っていくと金精さまがたくさん祀られている稲荷神社に出て、
境内に来満街道の一里塚に植えられたエノキの大木がある。
昔は神田橋はなく米代川が行く手を遮った、舟で渡りきると神田、
女神の裏を巻く紀ノ國坂を越えて松山、土深井、
ここから山に入り十文字長根、尾去沢から米代川を渡ればもう花輪の街である。
沢尻の墓地 百万遍/文政4年 庚申/無記年
沢尻の角 六字名号塔/享保18年
松ノ木・駒形神社境内 庚申/大正15年