冬季閉鎖になっていたアスピーテラインの後生掛温泉からふけの湯まで今日開通予定だった。
しかし路面の凍結で開通は明日以後に持ち越し、
また新型コロナウイルスの影響を受け、開通の式典は行われないという。
今はむかし、青森から十和田湖までJRバスになる前の国鉄バスだった頃
4月15日は、半年の冬眠から覚めて八甲田の雪の壁を縫い十和田北線が開通する日、
十和田湖に春到来を告げる風物詩にもなっていた。
一度だけ開通日に青森からの1番バスに乗ったことがある。
酸ヶ湯や蔦温泉では従業員などが旗を振って大歓迎してくれるニュースで流れるシーンは、
青森駅から関係者・招待客を乗せた時刻表にはない幻の1番バスであった。
東北周遊券で乗った十和田湖行きのバスには「右に見えますのは・・・」のバスガイド、
十和田湖から十和田南駅行きの国鉄バスには「発車オーライ」の車掌が同乗していた、
ワンマンカーの表示もないのがあたりまえになっている昨今の路線バス、
それ以前の懐かしいバスの姿があった。