比較的おだやかな空模様、屋根に積もった雪が軒からせり出して、時々音をたてて落ちていく。
今日はお地蔵さまの新年会である。
石仏の中でお地蔵さまが1番多い、寺の境内や集落の墓地などには六地蔵が並び、
道ばた・川の脇、さまざまな場所で、人々を見守ってくれている。
お地蔵さまで気になるのは、倒れた時に折れたのか、廃仏毀釈で破壊されたのか、
首が落ちているのや、セメントで首をくっつけてあるものも少なくなく、
そのような痛ましい姿のお地蔵さまがけっこう見つかる。
お地蔵さまは、お釈迦さまが入滅後、弥勒菩薩が出現するまで現世に仏が不在となるため、
その間、六道すべてに現れて衆生を救う仏さまとされている。