里山遊歩

かづの野遊び研究所

晴れた日は、野に、山に、川に、
部屋の中にとじこもっていてはもったいないもったいない。

満開のベニヤマザクラの下、廃屋哀し

2018-05-04 | 里山
 
今日の予報は、曇のち雨、目覚めの朝はオレンジ色の光が差し込んでいて「モウケ」、
ところが9時ごろより断続的に雨、残念。
 
野暮用で中滝へ、学舎入口のベニヤマザクラが咲いていた。
ならばと通り過ぎて、大清水まで足を延ばす。



咲いていた・咲いていた、まだ5月に入って4日目、1週間も早い。



大清水は大正7年、鬱蒼たる林と藪を切り開き、湿地を田畑にする作業が、
開拓地に移住した小坂鉱山の煙害被害者たちによってはじめられ、
大正9年までに130町歩を畑に、さらに昭和5年までには40町歩の田を加えた。



だが、血と汗が染み込んだ大清水の地に、いま誰も住む人はいない。
 
開拓当時、開墾地の周りにはベニヤマザクラが日本一の密度で広がっていたという、
今日も100年前と同じように、満開のベニヤマザクラが新緑に映えていた。





       


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