あれってそれって何と云うの ~ 刺身のツマにある赤い海藻
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『赤トサカ 』 …と云うのだとか、、 日本で食用の海藻は全部で50種類あるとのこと、、 これらについても。 あと海藻サラダとの相関なども、、ついでに。
ワカメ、昆布、メカブ、ヒジキは「褐藻(かっそう)類」ですね、、 光が波長の長い赤から減衰減少してゆく深い海でも光合成できるよう、波長の短い青い光を吸収しやすいよう赤い色をしていた かと、、←違うかな?
-- 海藻 <サラーイ> ※既出
ーーーーーーーーーー M1:【海藻製品 】 農林水産省
歴史、文化について
海藻製品は、我が国において米、魚介類とならぶ伝統食である。 日本近海に自生する海藻は★1,500種類にも及ぶと言われる。 その歴史は古く、★大和朝廷時代には神事の供物としても重宝された。 また、『大宝律令』では、海藻は租税対象でもあった(←租庸調の「調」)。 ★江戸時代になると、交通網の発達に伴い、➊コンブ、➋ノリ、➌ワカメ、➍テングサ、➎ヒジキ、➏フノリなどが全国に流通するようになった。 乾燥品が軽量であったことも普及が進んだ要因の一つと考えられる。
海藻製品の製造方法は、海藻に海塩が付いたまま干す「①素干し」、稲わらの灰や木灰をまぶした「②灰干し」、乾燥前に蒸し煮をした「③煮干し」、紙すきの技術を応用した「➃すき干し」、高濃度の塩分で漬けた「⑤塩蔵」など、それぞれの原料の特性を考慮しさまざまな加工法が生まれた。 いずれも保存性のみならず、風味を高める利点もある。
現在、わが国においては★約50種類の海藻が食用とされている。 海藻は、生息する水深と生育場所により特徴と色調に変化があらわれる。コンブ、ワカメなどの★褐藻類、ノリ、テングサなどの★紅藻類、アオノリやアオサなどの★緑藻類がある。 これらは、煮物や汁物、酢の物、和え物、寿司などの多彩な調理法で食されている。
特徴、種類
海藻製品を、3種類の海藻に分けて概要を紹介する。
<褐藻類(コンブ、ワカメなど)>
『続日本紀』(797年)によると、コンブは★奈良時代には既に献上品として、朝廷に納められていたという。★僧侶の供養料にも用いられ、当時は貴重品であった。 また、江戸時代には★松前藩(北海道)のコンブを★敦賀港(福井県)で加工し、京都に運搬した記録が残る。 加工品は★黒とろろ、白とろろ、おぼろこんぶ、白板こんぶなどがあり、古くより日本人の食生活に根付いていたことが分かる。また、ひろめ(広布)やえびすめ(夷布)とも称され、古くより縁起物とされた。
ワカメも同様に、古代より献上品としての歴史が古く、産地が広く、採取量も多かったことから、★中世以降には職人の給料として支払われていたという。
<紅藻類(ノリ、テングサなど)>
ノリは推古朝(7世紀)以来の名物と伝えられるが、ノリの★名称自体は江戸初期に流布したとされる。 江戸時代より養殖がはじまり、紙すきの技術を応用し、加工されたものは商品価値の高い品として扱われてきた。
煮溶かしたテングサを固めた「ところてん」も★奈良時代に伝わったとされ、平安時代の市ではすでに「心太」という名で販売されていた。 江戸時代には、乾燥テングサの技術が確立し、庶民の間食として普及した。
<緑藻類(アオノリ、アオサなど)>
緑藻類(アオノリ、アオサ)は、江戸時代に広まったとされ、酢の物や汁物の具として食されてきた。
加工方法はシンプルで、採取したものをそのまま食すか、採取したものを水洗いし、天日乾燥するのが基本である。
製造方法
海藻製品の加工は乾燥と塩漬けが主たるものであり、下処理として水洗い、切る、ゆでる、灰をまぶすなどシンプルな工程の下、加工される。原料は、塩、酢、稲わらや木の灰、米ぬか、大豆製品などといった身近な材料を利用することが多い。
地域との関係性
海藻製品のうち、地域独自の発展を遂げたものをいくつか紹介する。
<鳴門灰干しワカメ>
徳島県鳴門市周辺で製造される「鳴門灰干しワカメ」は、古くよりワカメの産地であったことから、製造販売を行うものが多く存在し、その技を競ってきた。こうした流れの中で、商品価値の高い特殊なものが生まれ、名産品となった。鮮やかな緑色が退色することなく、生鮮品のような弾力と歯切れの良さが特徴である。
<寒天>
寒天は、テングサを煮溶かしたものを冷やし固めた「ところてん」を、干しあげたものである。形状により、細(糸)寒天や角(棒)寒天などに種別される。発祥は、江戸時代に京都伏見で本陣を営む美濃屋太郎左衛門が、夜間にところてんを屋外に置いたところ、冬季であったため凍結させてしまう失態に端を発する。しかし、太郎左衛門は、凍結したところてんが日中に解凍し、水分が抜けて干物になったことで、海藻の香りが少ない食材になることを発見した。この偶然の出来事を機に、黄檗山の隠元が「寒天」と命名したという逸話が残る。
その製造技術は摂津・丹波といった関西地方を中心に発展していった。
<板アオノリ>
板アオノリは、スジアオノリを板状にして乾燥させる。この製法はわが国の食卓になじみ深い板ノリ同様の製法であるが、アオノリを板状に乾燥させる食品は全国的に見て珍しく、千葉県一帯でその食文化が伝わっている。
正月の雑煮には欠かすことのできない食材である。明治初期にウナギ漁の漁具にはりついたスジアオノリを乾燥させて売り出したのがはじまりとされる。
サステナビリティ・SDGsへの貢献
海藻は生育の過程で光合成が行われ、炭素を吸収する。海洋生態系に蓄積される炭素は「ブルーカーボン」とよばれ、CO2吸収源対策の新たな選択肢として注目が寄せられている。
わが国では、2021年5月に「みどりの食料システム戦略」(農林水産省)が策定され、農林水産業の生産力向上と持続性の両立を中長期的な取組として推進することを掲げた。その具体的な取組の一つとして、海藻類によるCO2固定化を推進している。
環境にやさしい食材とされる海藻を使用した、さまざまな海藻製品の開発が進められている。
(13気候変動に具体的な対策を)
(含有参考文献 ; 坂本正勝、滝口明秀、川﨑賢一、黒川孝雄著.日本伝統食品研究会編.『日本の伝統食品事典』.朝倉書店,P557~P600
神崎宣武ほか編『日本文化事典』丸善出版 平成28年 pp186-187
本山荻舟『飲食事典』平凡社1968 pp414
本分類の伝統食例)
※福井県 おぼろ昆布(おぼろこんぶ)
※福井県 粉わかめ(こなわかめ)
(農林水産省)
ーーーーーーーーー M2:【褐藻類の生態 】
ほとんどの褐藻は海産であり、水深100メートル以深から見つかるものもいるが、多くは沿岸岩礁域の★潮間帯から浅い潮下帯に生育している。 特にコンブ目、ウルシグサ目、チロプテリス目、アスコセイラ目、ヒバマタ目の大型種は、潮間帯から潮下帯上部で優占し藻場を形成していることが多い(下図3a–c)。 大型の褐藻による藻場は、海中林ともよばれる。日本では、アラメ属やカジメ属の藻場はアラメ・カジメ場、ワカメの藻場はワカメ場、コンブ類の藻場はコンブ場、★ホンダワラ類の藻場はガラモ場とよばれる。このような褐藻の藻場の生産量は非常に大きく(500–2,000 gC m-2/年)、またさまざまな動物の餌や生育場所となる(下図3c, d)。 また海藻においては、光合成産物の30–60%は溶存態有機物(DOM)として水中に分泌されており、これによる炭素の動態も重要視される。褐藻の中には★一年生のものから多年生のものまであり、★15年間生きるものもいる。
※3a. 潮間帯のヒバマタ属(ヒバマタ目)
3b. Cystoseira(ヒバマタ目)の藻場
3c. オオウキモ(コンブ目)の藻場
3d. オオウキモとラッコ
3e. サルガッソー海の水面を漂うホンダワラ類(流れ藻)
多くの褐藻は岩に付着しているが、他の海藻に付着している種もいる(クロガシラ属など)。 他の褐藻に付着する褐藻の中には、寄生性または半寄生性と考えられている種がわずかに知られている。 ホンダワラ属など気胞をもつ褐藻は、基質から切り離されて流れ藻(drifting algae)となり、栄養繁殖しながら長期間海水面を漂っていることがある(上図3e)。 このような流れ藻も、動物にとって重要な生育環境となる。また★「サルガッソー海(Sargasso Sea)」の名は、ホンダワラ属(Sargassum)の流れ藻が大量に集まることに由来する。
Petroderma maculiforme(イシゲ目)は、潮間帯に生育する地衣類である Verrucaria tavaresia(子嚢菌門ユーロチウム菌綱)の共生藻となることがある。
★淡水産のものはおよそ8種のみが知られており(2015年現在)、進化的には海から淡水への二次的進出が複数回起こったと考えられている。
人間との関わりとして、既述のように褐藻は古来から食料のほか、医薬品、飼料、肥料、工業原料など多岐にわたって利用されている。
日本では➊ワカメ、➋コンブ類、➌ヒジキ、➍モズク類が食用として広く利用されており(下図4a–d)、養殖されている例もある。 また➎アラメ、➏アカモク、➐ハバノリ、➒カヤモノリ、➓マツモ、⓫イロロなどを利用している地域もある(下図4e)。 日本では、既に『大宝律令』(701年)において、ワカメやアラメが租税に指定されている。 またヨーロッパ、北米、南米でも、Durvillaea やアイヌワカメ属、ワカメ類が伝統的な食材とされるていることがある(下図4f)。
※4a. ワカメの味噌汁
4b. 昆布巻き
4c. ヒジキの煮物
4d. オキナワモズクの酢の物
4e. ぎばさ[28](アカモク)
4f. Durvillaea のサラダ
褐藻の細胞壁に含まれる★アルギン酸(alginic acid)は、➊安定剤、➋ゲル化剤、➌乳化剤、➍増粘剤として食品、医薬品、農薬、化粧品、塗料などに利用される。 ➎人工イクラは、アルギン酸を原料とする。 他にも、アルギン酸は➏電池に用いられたり、魚の免疫力向上のための➏飼料添加剤とされたり、➐繊維や製紙の仕上げ材や光沢材などにも用いられる。 工業的には、アルギン酸はオオウキモやコンブ類、アラメ、カジメ(コンブ目)、Ascophyllum(ヒバマタ目)などから抽出される。
細胞壁成分である「フコイダン」(抗血栓作用、抗炎症作用、抗腫瘍活性、免疫調整作用などが報告されている)、光合成色素であるカロテノイドの「フコキサンチン」(抗酸化作用、抗肥満作用、抗腫瘍活性などが報告されている)は、機能性食品などに使われることがある。 また褐藻のポリフェノールである「フロロタンニン」(上記参照)についても、健康食品や医薬品への応用が研究されている。ほかにも一部の褐藻からは、抗炎症作用を示すサル「ガクロマノール」や抗菌作用を示す「ジテルペン」、さまざまな細胞毒性物質、抗酸化物質などが報告されている。
褐藻の藻場は生育環境や餌として動物(魚、貝、ウニなど)の増殖に有用であり、海産資源の持続的利用のために藻場造成や藻場再生が行われている。
人間にとって有害な例として、大量の褐藻が打ち上げられて人間活動が阻害されることがある。 ★カリブ海ではホンダワラ類(ヒバマタ目)が大量に漂着し、海浜リゾートの集客に打撃を与えることがある。 また褐藻の中には、人間活動によって本来分布していない地域に侵入した種がいくつか知られている。中でもワカメ(コンブ目)は東アジアからヨーロッパやアメリカ、オセアニアなどに侵入し、ときに養殖業や在来の生態系に悪影響を与えるため、世界の★侵略的外来種ワースト100に選定されている。 (Wiki)
ーーーーーーーーーーー M3:【紅藻類の生態 】
紅藻の多くは沿岸域の岩礁に生育する (図3a, b)。 一部の褐藻 (オオウキモやホンダワラなど) のように極めて大型となるものはいないが、★海藻として最も種数が多いのは紅藻である。 岩礁帯では、高潮線付近から潮下帯まで、それぞれ異なる紅藻が分布している。 例えば本州中部では、高潮線付近にアマノリ類 (ウシケノリ綱)、カモガシラノリ、フノリ類 (真正紅藻綱) など★乾燥や紫外線に強い種が、潮間帯ではヒメテングサ、カイノリ、ツノマタ (真正紅藻綱) など★波当たりに強い種が、潮下帯にはヒラクサ、トサカノリ、イソハギ (真正紅藻綱) など比較的★色鮮やかな種が多い。 またタイドプールにはピリヒバやウスカワカニノテ (真正紅藻綱) など★環境変化に強い種が優占する。 紅藻は海藻の中で最も★深い水深まで生育しており、バハマ沖の★水深 268 m からサンゴモ類 (真正紅藻綱) の報告がある。 また紅藻は★熱帯から極地まで沿岸域に広く分布しており、長期間★氷で閉ざされる場所に生育する種もいる。
※3a. 岩礁域の海中に生育する紅藻 (真正紅藻綱)
3b. 長時間干出する高潮線付近に生育する紅藻 (アマノリ類、ウシケノリ綱)
高潮線付近や河口、マングローブ林などに生育する紅藻は、一般的に★広い塩分濃度耐性を示し、カリウムなどのイオンや低分子炭水化物 (フロリドシドなど)、アミノ酸、ジメチルスルホニオプロピオナートなどを浸透圧調整のために用いる。
紅藻は岩に付着しているものが多いが、他の海藻や海草、まれに動物などに着生しているものもいる。 海藻や海草に付着している紅藻の中には、その特異性が高いものもおり (特定の種に付着、半寄生的な関係にある例もあるのかもしれない。 また真正紅藻綱の中には、光合成能を欠く完全な寄生性の種も知られている。このような寄生性紅藻は極めて特異な寄生様式を示し、近縁種である宿主の細胞に融合することによって核を送り込み、この宿主細胞に寄生者の体をつくらせる。
紅藻の中には、★淡水に生育する大型藻も150種ほど知られる。オオイシソウ (オオイシソウ綱) やタニウシケノリ (ウシケノリ綱)、カワモズク、オキチモズク (真正紅藻綱) などが知られ、特に流水域に生育するものが多い。淡水産紅藻の中には生育条件が限られているものが多く、そのため★絶滅危惧種となっているものが多い。 淡水産紅藻の中には、胞子体が直接減数分裂して配偶体になるなど、胞子散布を省略した形の生活環をもつことがしばしばあるが、これは流水中での生活への適応の結果だと考えられている。
※3c. 草津温泉の湯畑: 青緑色の部分はおそらくイデユコゴメ類
単細胞性または微小な糸状の紅藻に中には、海産、淡水産のものに加えて土壌などの★陸上に生育するものもいる。 ルフシア属 (ベニミドロ綱) はナマケモノの体毛上から報告されている。 チノリモ属 (チノリモ綱) の中には底生性有孔虫に細胞内共生しているものも知られている。イデユコゴメ綱の紅藻は酸性の温泉や火山の噴気孔付近の土壌など高温 (〜55°C)、酸性 (pH0.05〜) の環境に生育している (図3c)。
人間との関わりとして、紅藻の中には、食用として利用されているものが多く含まれる。
※4a. 板海苔
特に★アマノリ類 (ウシケノリ綱) は広く養殖されており、経済的に極めて重要な水産物となっている(2017年度の日本の産出額は1,167億円に達する) (図4a)。 ➊アマノリ類の中で、日本では古くは★➋アサクサノリが用いられていたが、現在では➌スサビノリがほとんどを占めており、アサクサノリの野生種は絶滅危惧種となっている。 また★英国ウェールズでは、近縁の laver (Porphyra umbilicalis) を古くから食用としている。 ほかにも➍トサカノリ、➎シキンノリ、➏フノリ類、➐オゴノリ類、➑ツノマタ類、➒ムカデノリ類、➓ダルスなど (すべて★真正紅藻綱) さまざまな海藻が海藻サラダや刺身のつま、味噌汁の具などに用いられている(真正紅藻綱のページ参照)。
※4b. 微生物培養のための寒天培地
紅藻の細胞壁に含まれる粘質多糖である「ガラクタン」は、食用をはじめとするさまざまな用途で用いられている。 キリンサイ類やツノマタ類 (真正紅藻綱) などから抽出される「カラギーナン」 (カラゲナン carrageenan) は食品添加物 (ゲル化剤、安定剤)、化粧品やシャンプー、芳香剤などのゲル化剤・安定剤、消火剤 (泡の強化) などに広く用いられている。 またテングサ類やオゴノリ類 (真正紅藻綱) から抽出される寒天 (agar, 「アガロース」 +「アガロペクチン」) は食品に広く用いられるほか、微生物培地の固化剤 (寒天培地) や電気泳動用のゲルとして広く用いられている(図4b)。これらガラクタンを得るための紅藻の養殖も盛んに行われている。
このような紅藻のガラクタンを分解できる生物は少ないが (そのため寒天は微生物培地の固化剤に用いることができる)、海産の細菌の中にはこのような多糖の分解酵素をもつものもいる。さらに興味深いことに、★一部の日本人の腸内細菌は、このような海生細菌由来の分解酵素 (アマノリ類のガラクタンである「ポルフィラン」を分解する酵素) をもつことが報告されている (この報告では、欧米人からは見つかっていない)。 日本人は古くから海藻を食用としていたため、海藻に付随していた海生細菌が消化管に入り、その分解酵素遺伝子が遺伝子水平伝播によって腸内細菌に取り込まれ、この腸内細菌が受け継がれてきたと考えられている。
人間活動によって、本来分布していなかった地域に侵入し、帰化海藻となった紅藻も知られている。例えば「トゲノリ」 (Acanthophora spicifera) (真正紅藻綱) は★グアムからハワイに侵入し、在来の生物相に影響を与えている。おそらく★日本 (または★東アジア) から北米や欧州に侵入した帰化海藻は数多く知られているが、その中の紅藻としては「スサビノリ」 (ウシケノリ綱)、「オゴノリ」、「ムカデノリ」、「イソダンツウ」、「イギス」、「キブリイトグサ」 (以上全て真正紅藻綱) などがある。 (Wiki)
ーーーーーーーーーーー M3:【緑藻類の生態 】
緑藻の多くは★水界に生育している。 淡水では、緑藻綱やトレボウクシア藻綱、接合藻に属する微細藻が植物プランクトンや底生藻として多く見られる (下図9a)。海ではマミエラ藻綱など「プラシノ藻」と総称される緑藻が植物プランクトンとして多いことがあり、また「➊アオサ藻」綱に属する大型藻は沿岸域に海藻として多く見られる (下図9b)。 「ドゥナリエラ属」 (緑藻綱) のように、★塩分濃度が高い塩湖に生育する緑藻も知られている(下図9c)。
※9a. 淡水で大増殖したアオミドロ属 (接合藻).
9b. 沿岸域に生育するアオサ属 (アオサ藻綱).
9c. 塩湖を赤く染めるドゥナリエラ属 (緑藻綱).
9d. このような気生性の緑藻はトレボウクシア藻綱に属するものが多い.
9e. 赤い雪はおそらくクロロモナス類 (緑藻綱).
緑藻の生態として、緑藻の中には、★陸上に生育する種も少なくない。 ➊岩や➋壁、➌樹皮、➍土壌などの表面に生育する気生藻は、「トレボウクシア藻」綱または「クレブソルミディウム藻」綱に属する緑藻であることが多い (上図9d)。 また➎南極の岩の中に生育する緑藻もいる。 特異な環境としては、➏降雪や氷河上で生育する緑藻も知られている (上図9e)。
緑藻の共生
※10a. 地衣類の多くは緑藻 (特にトレボウクシア藻綱) を共生藻とする.
10b. 緑藻が共生したミドリゾウリムシ (繊毛虫).
10c. クロレラ (トレボウクシア藻綱) が共生したヒドラ (刺胞動物).
10d. Oophila (緑藻綱) が共生したキボシサンショウウオの卵.
10e. 緑色に色づいているナマケモノの毛には、おそらくトリコフィルス属 (アオサ藻綱) が着生.
他の生物と共生する緑藻も多く知られている。 地衣類の共生藻は、多くの場合トレボウクシア藻綱に属する緑藻であるが、スミレモ類などのアオサ藻綱の種が共生藻となっていることもある(上図10a)。 他にも繊毛虫や太陽虫、アメーバ類、ヒドラ、無腸動物、サンショウウオなどに緑藻が共生していることがある(上図10b, c, d)。またアオサ藻綱の中には、ナマケモノの毛や、スガイの貝殻に特異的に付着しているものもいる(上図10e)。
人間との関わりとして、アオサ藻綱に属する➊ヒトエグサや➋アオノリ、➌クビレヅタなどは食用とされ、養殖されている例もある (下図11a, b, c)。 また➍クロレラ (トレボウクシア藻綱) は大量培養され、健康食品や養殖魚介類の初期餌料として用いられている。 「ドゥナリエラ属」 (緑藻綱) が産生するβ-カロテンやグリセロール、ヘマトコックス (緑藻綱) が産生する「➎アスタキサンチン」などが商業的に利用される (利用されていた) ことがある(下図11d)。 ボトリオコックスが産生する炭化水素 (ボトリオコッセン) は➏ハンドクリームに利用されている。
緑藻の利用
※11a. お好み焼きに振りかけられる青海苔.
11b. ヒトエグサ (アオサ藻綱) の養殖 (三重県五ヶ所湾).
11c. 食用とされる「クビレヅタ 」(➐海ぶどう) (アオサ藻綱).
11d. カロテノイドを蓄積したヘマトコックス属 (緑藻綱).
特定の緑藻 (特に Raphidocelis subcapitata = Selenastrum capricornutum) の特定の株は、AGP (Alga Growth Potential) 試験 (藻類生産力試験、藻類生産潜在能力試験) とよばれる➑水質試験に広く用いられている。
アオサ属 (アオサ藻綱) の中には、基質から離れて浮遊した状態で大増殖するものがおり、このような現象は「グリーンタイド (緑潮、green tide)」 とよばれる (下図12a)。グリーンタイドは景観悪化や悪臭、生態系への悪影響などを引き起こす。 また Cephaleuros (アオサ藻綱) の中には被子植物の葉に寄生するものも知られており、「チャノキ (茶) 」や「コーヒーノキ」などに害をなすことがある (下図12b)。 従属栄養性のプロトテカ (トレボウクシア藻綱) はふつう土壌や汚水などに自由生活しているが、ヒトなど哺乳類に日和見感染して★プロトテカ症を引き起こすことがある(下図12c)。
緑藻による害
※12a. 海水浴場でのグリーンタイド (中国).
12b. グアバの葉や果実に寄生した Cephaleuros (アオサ藻綱).
12c. ヒトに寄生したプロトテカ (トレボウクシア藻綱). (Wiki)
ーーー 初版20231025 相変わらず日中暖か、朝晩涼しく、、
ー時節項追記前日深夜未明迄 ※24火の内容が中心 ① ▷朝晩は上着を 激しい寒暖差 注意 7:02 > 勿論そうしていますが、それだけでは足りない…と思う ➊▶ ② ▷江東区長室 捜索 公職法違反疑い 14:15 ▷所得税減税 街では 賛否の声 14:50 ▷野次飛び交う 「減税」巡り 論戦 18:42 ➋ ▶北から4人 亡命か 増加傾向 17:37 ▶中国が国防相 解任 異例の事態 20:29 ▶ガザ地区 子供の死者2000人に 19:58 ▶地下水で腹痛 ガザ 届かぬ支援物資 月22:02 ③ ▷ガソリン補助 年間数兆円 ペース 17:08 ▷三菱自 中国生産 撤退を発表 18:58 ▷損保全7社 BMと代理店契約 解除へ 月22:53 > 車屋が保険出せないとなると、、 ➌ ▶日本のGDP 来年4位転落 とIMF予測 7:16 ④ ▷沢井製薬 居炎治療薬検査不正 業界に衝撃 月20:21 ➍▶ ⑤ ▷J2町田 海外メディア「監督のシンデレラストーリー」 熱視線 月20:12 ➎ ▶冨安は「並外れている」 英紙賞賛 月20:20 ⑥ ▷未成年飲酒 九重親方と力士 謹慎 18:39 > 今の親方は、、▷東大 個人情報4000件以上 流出か 17:54 ▷花火大会後に 土嚢90袋超投棄 市民怒り ~大坂泉南市 17:44 ▷公園廃止で 多目的棟建設 市民異論~長野市 22:46 ▷林氏 理事に復学用解任検討 要請 16:17 ▷宿泊行事 埼玉小学生児童ら150人超 体不~福島南会津で 月22:30 ➏ ▶ギネス最高齢の犬「ボビ」♂ 31歳で死ぬ 英 7:18 ⑦ ▷ステージⅣ肺癌 259日で競輪 復帰 20:26 ▷Jリーグ応援席 観客らAEDで救命 長野松本市J3試合中 15:03 ➐▶ ⑧ ▷木村拓哉出演のドラマ「ザ・スウォーム」 独仏で快挙 権威ある賞を数々受章 23:03 > huluで放映されたとか、、 ▷オタク用語辞典 当事者から 賛否 9:51 > そんなものが存在するのか、、 ▷24年7月前半 新札に 2004、1984年以来 月20:15 > 20年ごとなんですね、、因みに今回の発表は2019年4月1日の新元号発表の直後で、目的は偽造防止のため。異例の5年前発表は偽造の危険はあるものの新札準備に2年半、自販機やATM危機への対応準備に2年半かかるためと麻生財務大臣(当時)は説明、、 ➑▶ ⑨ ▷巨人 ドラ1指名 全く決まらず 16:41 ▷侍J 選出「0」のSB 「寂しい…」22:34 ▷3球団から調査書 静大・佐藤啓介 ドラフトは如何に 6:02 > 伸びしろがあると云われている左打者、とのこと ▷阪神・大竹 高校時代から苦い思い出しかないオリ・森に リベンジ誓う 5:15 > 森友哉は大阪桐蔭、大竹は熊本濟々黌(サイサイコウ)高出身、、12年夏に対決し、左前、右越本、二塁打を喰らい、NPBでも対戦成績は7割との事。 ▷巨・阿部監督 異例の育成ドラフト迄 直接指名へ 5:10 > 何なんだろう、この育成への固執感って、、 ▷阪神 9年振りの日本シリーズ進出 尼崎でも ファン歓喜 月18:48 ▷広・中崎「新井さんと一緒に優勝したい」 国内FA行使せず残留へ 5:45 ▷De 来季コーチ陣発表 新たに新設靏岡賢二郎オフェンスコーチ就任 5:30 > 三浦監督ももう4年目か、、 ▷De SB戦力外、3年連続30Sの森唯人を調査 中継ぎ補強急務で 5:01 ▷中日・ビシエド 国内FA権取得 来季から日本人選手扱い 4:45 > 16年来日の34歳、、 ▷SB FA補強調査 西・山川、オ・山崎福也、広・西川龍馬ら 5:00 ▷NPB FA有資格者公示 取得者に巨・中田翔、西・山川ら 5:30 ▷SB「おらんかったら話にならん」 流出危機のオスナに 最大4年総額40億円の残留オファー 4:02 ▷巨人・丸 残留宣言「FAしたところで」 4:45 ▷阪神・岡田監督 山本由伸攻略に自信「6つも負けてるやん」 5:00 ▷明大、ドラフト候補・植田希由翔 歴史に名を刻む 74打点目 ▷SB上林 戦力外に驚きも 現役希望 月15:37 ▷西武 住谷銀仁朗 獲得調査 6:15 🔴昨日24火のNPB結果 《C;CSファイナルシリーズ 阪神突破》 〇;アドバンテージ ◎;勝ち 🔺;進出 ▼;敗退 ▼広ー神〇◎◎◎🔺 ※20金決定 《P;CSファイナルシリーズ オリックス突破》 ▼◎ローオ〇◎◎◎🔺 ※21土決定 ※ ドラフト会議 26木16:50‐高輪グランドプリンスホテル ※ 日本シリーズは28土パ球場先でナイター開幕、最長7戦 4勝勝ち抜けで優勝 ➒ ▶レンジャーズ ワールドシリーズ 進出決定 ▶TxRテキサス州同士のローンスターシリーズ 3発でリーグV 逆王手 2:30 > これまで全てビジターが勝利するという展開、、 ▶カブス 楽・松井裕を本格調査 不足する救援左腕補強リスト最上位 4:00 ▶仰天!299億の大型オファーの可能性も 山本由伸 最大11球団が興味 6:00 > 未だ何も発表されていないうちに…ですか、、 🔴昨日のMLB結果 ◎;勝ち 🔺;進出 ▼;敗退 《A 地区優勝決定シリーズ※》 🔺◎◎◎◎TxR11-4Ast◎◎◎▼ 《N 地区優勝決定シリーズ》 ◎◎◎DB5-1F◎◎ ※ 地区優勝決定シリーズは16月から最長25水迄7戦4勝勝ち抜け ※ ワールドシリーズは28土から最長11月5日迄 7戦4勝で優勝 ⑩▷➓▶ ⑪【J関連】 ⇗Jに民法軟化 櫻井翔の特番 継続 ⇗鉄腕DASHへの岸出演 日テレ 回答 月21:47
ー (画像・1上/下) お題の「赤トサカ」。赤トサカのりとも云うようですね。赤トサカ、青トサカ、白トサカとありますがすべて元々は同じ赤トサカ。 食用石灰処理をして脱色するのだとか。。 上;社 あかとさかの塩蔵/カネリョウ海藻株式会 下/楽天市場
(画像・2) クロメ。 /刺身のつま 九州生まれの海藻サラダ 7つのしあわせ ⇒ポンポレモール
(画像・3) ワカメに昆布。 /国内5種の海藻サラダ ⇒thrivesolarmexi
(画像・4) /
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