上州からの山旅

凡人noyamaの山旅の記録

大佐渡山地縦走(アオネバからトンデン高原)1日目

2021年06月02日 | 山2021
【山 名】尻立山940m(新潟県)
【日 程】令和3年5月30日(日)~6月1日(火)
【同 行】単独
【天 候】30日晴、31日晴、1日晴
【ルート】30日前橋5:00===07:50佐渡汽船ターミナル09:20===おけさ丸(2等2380円)===11:50両津港12:05==ドンデンライナー(1000円)==12:20アオネバ登山口
アオネバ登山口12:31----14:10アオネバ十字路14:10----14:23金北山縦走路入口14:23----14:47ドンデン避難小屋14:50----15:10椿越峠・タダラ峰15:10----15:29尻立山15:29----15:38ドンデン山15:38----15:43ドンデン山荘G

【行 程】30日L=5.9km  +890m -200m  行動時間3:10



 丁度一月前、佐渡に来たが悪天候で目的を果たせず
 それでも咲き誇る花々に感動しもう一度来たいと思っていた
 しかし、その後天気の良い日は続かず一月経ってしまった
 時はコロナ禍、高速道路は6月20日まで休日割引は無い
 4月下旬から5月末まで運行されるドンデンライナーも客は疎ら
 というか、30人程乗れる中型バスに客2名、乗員2名の運行

 
 前列の乗客と自分だけ(中央はバスガイドさん)
 縦走路もこの方とすれ違った切り、他に誰とも会わなかった



 
 アオネバ登山口 両津港からここまで1000円
 タクシーで来ると5000円程かかるらしいが明日(31日)まで運行されるバスに乗ることが出来た
 コロナ以前は満席だったらしい
 ここから、トンデン山荘までの花々の紹介



 
 ヤマオダマキ
 先月は全く見なかった。高山性のミヤマオダマキは佐渡には無いそうだ



 
 タツナミソウ
 先月は似たエゾエンゴグサがあったがもう無い



 
 ヤグルマソウ
 本州の山では夏に見かける



 
 タニウツギ
 崩壊地に先駆的に生えてくるそうだがこの地にも小規模な雪崩崩壊があったのだろうか



 
 エンレイソウ 一月の間に花から実に



 
 先月は、ニリンソウとシラネアオイの大群落だった登山路
 今は跡形も無く木々の新緑とシダ
 誰にも会わないかと思っていた女性が一人図鑑と木を見比べていた



 

 
 コケイラン
 ランと付けば乱獲されて絶滅危惧種となっているが佐渡では他にシュンラン・サイハイランが見られるそうだ



 
 オドリコソウ
 群馬ではあまり見かけないがアオネバでは群生しており好きな花だ
 先月は標高160mの登山口附近で咲いていたが、今は標高500m位で咲いている
 甘い蜜が出るのだろうか、どの株にも虫が付いていた



 
 ギンリョウソウ これから多く出現するのだろうが今回はこの一株だけ



 
 ユブ 標高600m?
 先月はここから登山口までニリンソウとシラネアオイの大群落だった
 今は一輪も咲いていない



 
 ホウチャクソウ 今回よく見る目だった花



 
 ズダヤクシュ
 標高1000m以上の亜高山帯でよく見られるが佐渡では標高600m程
 


 
 コンロンソウ
 白い花弁が十字型、昔アブラナ科は十字花植物とも習った



 
 ユキザサ ホウチャクソウと共によく見かけた



 
 アオネバ十字路 標高775m
 ここを左に行くと金北山。今日は右に行くが明日は左に行く予定



 
 ツクバネソウ
 図鑑には、葉が4枚、花弁が4、雄蕊が外に4、内に4、雌蕊が4と4尽くしとあるが
 この葉は5枚、幸運の5枚葉か??



 

 

 
 稜線に出るとモンスターの様な杉の古木が点在する
 何となく異空間への入り口の様な雰囲気
 大佐渡山地東端の和木登山口附近には「大佐渡石名天然杉」の巨樹古木がある
 来年はそこから縦走してみたい



 
 金北山縦走路入口 臨時のバイオトイレが設置されている



 
 ニリンソウ 標高840mの縦走路入口附近に数輪咲き残っていた



 

 
 エチゴキジムシロ 
 キジムシロに比べ花が大きく豪華な感じ



 
 ドンデン高原に出ると真っ赤なレンゲツツジ



 
 ガクウラジロヨウラク



 
 避難小屋

 

 
 中は広く、毛布等も装備されている



 
 尻立山への道



 
 ドンデン池



 
 尻立山 山頂付近にはイワカガミの群落


 
 チゴユリ これもよく見かける



 
 尻立山山頂 標高940m
 高原一帯をトンデン山(タダラ峰)とよび尻立山が最高峰



 
 山頂から東、ドンデン池方面を見下ろす
 穏やかで歩きたくなるような稜線が続く



 

 
 山頂から西、金北山へ続く稜線 
 左の先端が金北山



 
 ウスバサイシン
 見逃しそうだったが滑って転びそうになった所にあった



 
 今宵の宿ドンデン山荘
 地図やパンフレットには「ドンデン山荘」とあるがホームページは「ドンデン高原ロッジ」


 
 テント場

 
 デッキからの眺め 金北山

 

 
 デッキから両津港と加茂湖


 
 2段ベット4人部屋 今宵はここに一人
 相部屋希望で一泊夕食付き9000円


 
 夕食






 コロナ騒ぎで外出自粛期間で高速料金も6月20日までは休日割引なし
 それでも大佐渡山地縦走の夢絶ち難く晴れて穏やかな日が続くのを待って再び佐渡へ
 幸い、フェリーも閑散としており、宿も3組5人、山中で出会った人も1名のみ
 誠に静かな山行となりました
 季節が変わって花々も大きく変化しましたが大満足の一日
 縦走路も楽しみです
 コロナ禍下ではありますが、三密を避けた山旅にお許しあれ

 
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