教科書やマニアルにはない考え方。

これはいずれ本を書くためのメモみたいなものなので、理解不能・誤字脱字でいっぱいです(^▽^;)

赤ん坊

2018年05月20日 | 日記

人類学者アシュレイ・モンタギュー

・・・・・出産につづいておこる多くのことがらのうち、産後の出血、子宮が正常の大きさにもどりはじめること、胎盤の分離と排出の完了はどんな産科医もなしとげられないことを、赤ん坊は母親の胸で乳を吸うことによてやってのけてしまう。赤ん坊は、乳を吸うことで視床下部として知られる中脳の一部へメッセージを送る。それは脳下垂体を活性化しとりわけプロラクチンとオキシトシンというホルモンを分泌させる。プロラクチンの分泌は母親の母性行動を深め強化するとともに、初乳がうまくでることをたすける。オキシトシンも同様で、さらに子宮を収縮させ、血管を収縮させ、そして子宮の筋肉を収縮させることで血管を圧縮させるのに役立っている。こうして子宮の出血がやみ、収縮する子宮によって胎盤がはがれ、排出されるのである。母親の胸で乳を飲むことによって、赤ん坊は創造的に母親の生存を有利なようにひろげていく。これは「愛」の定義であった。赤ん坊は母親を愛することを望む。「愛される」ことだけでなく、他を「愛する」ことも望むのである。愛することを学ぶ唯一の道は、幼年期や少年期、人と愛をやりとりし、そしてその中で愛されることを知ることである。母も父も兄弟姉妹たちも、幼児やこどもたちに愛情をもってかかわるうちに、それぞれに愛する能力をのばす。そのような関係の中で、お互いに愛するようになる。こんなふうにして家族がつくられ、人間的なものがうまれた。


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