のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

お金を持つとそれを自分のものと勘違いするのは、強盗の論理だよ。是枝監督への暴言は、多分にこの論理に基づくんじゃないか

2018年06月12日 12時06分39秒 | 安倍某とそのお友達
小野寺系 k.onodera@kmovieさんのツイート。

――「助成金をもらってるなら政府に服従しろ」みたいなこと言ってる人がいるけど、そんな映画を海外に出したら、それこそ日本の恥になってしまうんじゃないか。〔12:55 - 2018年6月10日〕—―


いたな~。

是枝監督の権力とは距離を取りたいという

発言を引用しつつ、

「こっそり補助金を受け取っている」のを知って、

失笑した――

といった内容のツイートをしていた人間。

僕には、

補助金を受けることの何が恥ずかしいのか、

理解不能だった。

昔、永山則夫が著書で刑務所で出された「ぜんざい」を食べていいものか

悩む気持ちを書き綴っていた。

一方で、

「無知の涙」など、

体制批判の書を書きながら、

「ぜんざい」

という贅沢を刑務所の中で味わう

矛盾を

感じたからだろう。

補償金を

権力から戴くご褒美と考えたら、

同じ矛盾に逢着する。

しかし、刑務所での処遇にしろ、

補助金にしろ、

権力から受け取るのはご褒美ではない。

「ぜんざい」等を食べていいのは、

たとえば、

何か国家的なイベントがあったからだろう。

死刑囚であっても

国民の一人ではあるわけだ。

つまり、その限り、

普通であることをこの国の常識が許容されているのだ。

是枝監督が受け取ったのは、

文化に携わる者への国民の普通の頑張って欲しい

という気持ちが

金銭という形になったものだ。

もし、行政サービスを受けたとしても、

「服従」を義務付けられない。

税金を払っても、

行政に対して支配的な命令を下せないのと

同じだ。

お金を与える者と受ける者との

同一性の

理念があるからだ。

その辺りの論理が「助成金をもらってるなら政府に服従しろ」と言いたがる人には

内面化されていないのだろう。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
是枝氏の助成金問題 (Unknown)
2018-06-12 20:28:55
伊勢崎市議の伊藤純子氏とそれに類する発言に違和感がある。
まず
① 公の制度としての助成金(税金)を正当な手続きを経て貰う事に何の違法性も無い。
② ①の行為に関し是枝氏が公権力につこうが、離れようが氏の個人の自由意思(思想、信条、表現等)の問題であり、政治家等他者がとやかく言うべき筋のものでは無い。
従って伊藤氏等の発言は②の個人の自由権に対する、権力側の不当な 介入であり、一種の人権侵害に当たるのではないか。
①と②は全く別の問題。(公金=公権力では無い)
昨今はこの公金と公権力が同一視されている社会の風潮がある。
これはカネと権力の私物化が進むアベ政治の社会における根の深い象徴的な病理現象であるように思われる。
返信する
是枝氏の助成金問題 (Unknown)
2018-06-12 20:28:50
伊勢崎市議の伊藤純子氏とそれに類する発言に違和感がある。
まず
① 公の制度としての助成金(税金)を正当な手続きを経て貰う事に何の違法性も無い。
② ①の行為に関し是枝氏が公権力につこうが、離れようが氏の個人の自由意思(思想、信条、表現等)の問題であり、政治家等他者がとやかく言うべき筋のものでは無い。
従って伊藤氏等の発言は②の個人の自由権に対する、権力側の不当な 介入であり、一種の人権侵害に当たるのではないか。
①と②は全く別の問題。(公金=公権力では無い)
昨今はこの公金と公権力が同一視されている社会の風潮がある。
これはカネと権力の私物化が進むアベ政治の社会における根の深い象徴的な病理現象であるように思われる。
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