のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

今日、昨日あたりから日刊ゲンダイの記事、何か変?

2016年03月10日 03時19分34秒 | マスコミ論
3月9日発行、10日付同紙の

トップ記事は、

これ。



野球賭博など、

大問題かな…

2ページめは、

「電力自由化」の問題を扱っていた。

これがその紙面。



ちなみに、

東京新聞1面トップニュースは、

これだ。



下左端隅の

「巨人また賭博」の文字は、

記事詳報が21面、28面に掲載されていますという案内に過ぎない。

さて、野球賭博のニュースは、

東京新聞同様、

これまでの

日刊ゲンダイなら小さな扱いになったはずの記事だ。

日本では珍しく

「渡辺最高顧問が辞任した」

という“責任者が責任を取る”形だったため

トップニュースになったのだろうか。

しかし、辞任って、

どう考えても当たり前のことだろ。

こんな小物のために、

一面を割くべきじゃない。

また、

新聞の見出しには、

半世紀前の

「黒い霧」と同じ展開などと書いてある。

しかし、半世紀前、

首相が

年金資金を株の購入に充てるような

「鉄火場政治」

をしていただろうか。

また、弁護士崩れのタレント市長が

「俺は、大阪(あるいは、東京?)の子どもたちを博打打にしたいんや」

といった、

博打を中央、地方の行政の中心に据える政策を口にしたろうか。

時代は、変わったのだ。

時に変化に不注意であるなかれ。

2面の「電力自由化」の

問題も

その切り口は、

「電力が安くなったといっても、廃炉費用が嵩上げされている」

ということだ。

今まで、

この費用が無視されていたことが問題なのであって、

上乗せされて

やっと、廃炉が射程内に入ったということだ。

分析力がなさ過ぎる。

ついでに言っておくと、

前日の3月8日発行、9日付の紙面では、

一面にこんな記事。





「内閣支持率のメッキが剥げ落ちた」

という非常にセンセーショナルな見出しだ。

しかし、

中味を見ると、

毎日…9%減

読売…3%減

このままでは危険水域の内閣支持率40%を切りそう、

大変だ~

という報告に過ぎない

(誰が、何時、どこで、支持率40%が危険水域と判定したんだろうか。

ジャーナリズムに不可欠な実証性が欠如している。

過去の事例から考えて

危険水域は、20%ではないか。

「図録 歴代内閣の内閣支持率推移」参照→http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/5236a.html)。

一個あるだけでも、

倒閣に至って可笑しくない

という失言、暴言が4つ、5つと繰り返されて、

支持率がわずかに下落する。

ひょっとして、

「失言一つ」=「支持率0・5~2%下落」

という計算法でもあるかのような

支持率の変動だ。

これに対して、

いよいよ選挙が近づくと、

人を食ったような見え見えの選挙目当てのばら撒きがなされて、

10%ぐらい簡単に跳ね上ってしまうわけだ。

そこに目を向けず、

「支持率低下に官邸真っ青です」

という内容で、

呆けに取られる。

思うに、

日刊ゲンダイも巻き込んで

スピンコントロールが

実行されているのではあるまいか。

選挙が済む日まで、

この新聞、

読まない方がいいかもしれないな。

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