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宜野湾市長選で、政府は沖縄を分断した! そのやり方を覚えておこう

2016年01月27日 10時31分25秒 | 沖縄問題
光頭半兵衛 @hage3826 さんのツイート。

――出口調査では、辺野古移設反対は56%で賛成は33.2%だった。辺野古移設反対派も佐喜真氏に投票した人がいたからだ。安倍政権に言いたい。宜野湾市長選の結果を辺野古移設強行の弾みにすると言う、沖縄を分断するような暴挙はやめろ! 〔12:47 - 2016年1月25日 〕――



政府が宜野湾市長選で何をしたか――。

日刊ゲンダイ紙がとても

要領よくまとめて下さっている

(下記〔資料〕参照)。

忙しい人は、

僕が赤線を引いていた箇所だけでいいから

読んで欲しい。

これは、

酷いなと思ったのは、

争点がくしの

えげつなさですね。

「辺野古移設には触れない」、

これは、

許される範囲での争点の

絞り込みです。

問題は、

それに留まってないことです。

第一に、

米国を巻き込んだ上での

「普天間基地の返還」幻想の

刷り込みです。

一つは、

昨年12月4日、ケネディ米国大使を同伴しての

米軍施設、区域返還(4㌶)の

前倒しの発表です。

普天間全体のわずか0・8%なのに、

返還後、

普天間基地の跡地利用として、

ディズニー・リゾートの誘致を、

実現性がゼロなのに

仄めかしました

(実現性を問われるや、

「政治家個人の活動」という答弁書を閣議決定した)。

二つは、

選挙前の2カ月間、

米軍は、普天間基地周辺で飛行機の発着を繰り返し、

選挙民に

「普天間基地が無くなって欲しい」と

思うよう、

ほとんど神経戦のような

行動をとったことです

(この点につき、沖縄国際大教授の

前泊博盛氏が言う通り

意図的と断言できる材料はない。

しかし、最近、特に米軍が戦争状態に陥った形跡もなく、

間違いなく

「洗脳」を疑えます)。

第二は、

札束にモノを言わせすぎです。

宜野湾市への7000万円だった交付金が

3億円超に膨れ上がったと言います。

何と、4倍増だ。

「見せ金」と分かっていてもやる

安倍政権の姑息な手です。

第三には、

宜野湾市民の無力感の政治利用です。

安部某は、

予算委員会でこう述べました。

基地移転問題などの安全保障政策は

「一地域の選挙で決定するものではない」と。

すなわち、

中央政府が地方自治体の民意など

圧し潰せる

という恫喝をしたのです。

一方では、

「普天間の早期返還」を

争点のように見せかけながら、

他方では、

「辺野古基地移設反対」など

争点になり得ないというメッセージを発したのです。

憲法を平気で無視する

宰相の主張でありますから、

かえって説得力があるのは何とも皮肉です。

もし、後者が

争点になり得ないのなら、

前者も争点になり得ないはずです。

こういう争点に

「なりえる」「なりえない」

という二つの方向での示唆は、

ダブル・バインドとして洗脳の常套手段です

(拙稿「洗脳に使う六つの手法」参照。*http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/2b34eaebbf7246535621f59e1fd5f007)。

結局、住民は、

判断停止に追い込まれ、分かりやすい目の前の“ニンジン”に

食いつくという算段です。

愚かな安倍晋三が

そこまで考えるかって?

考えるでしょ。

何てたって、後ろにはジャパンハンドラーの

導きがあるでしょうから。

何日か前、

拙稿「不正選挙と一言呟くだけで10人以上選挙に行くのをやめる? 元々の情報発信者は、誰だろう。」において、

不正選挙についての

呟きが「政治不信と無関心への扇動」になるという

珍妙な意見の持ち主を紹介しました。

☆ 記事URL:http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/1984ead0401566805e6454baf0b07195

その君に

是非、考えて欲しいのは、

次の点です。

投票への意欲をそぐ行為というのは何か、

です。

それは、今回の

宜野湾市長選で示された

「どのみち首相が好き放題にやる」

というメッセージのように

選挙で

民意を示す意味を失わせることです。

不正選挙

という主張は、

民意を示す意味を失わせることですか。

違うでしょ。

安部某の投票への意欲をそぐやり方では

「仮に反対派が“選挙で勝っても”俺は、したいようにする」

というメッセージを送ることです。

不正選挙の場合は、

そもそも“選挙に勝てない”のです。

だから

民意を反映させるために選挙の開票行為を

陽の当たるところで

やらせましょうという主張なのです。

そうならない限り、

投票しても無駄という話にならないです。

選挙に参加することで

投票の熱気とかを感じ取れるからです。

出口調査をやっている人の

確認もできます。

不正選挙云々を主張する意義は、

現政権によって奪われた

選挙の意味を

取り戻すことにあるのです。

ちなみに、

僕は、

宜野湾市長選においては、

不正選挙の

論点は成立しないと考えていました。

開票作業が

「ムサシ」を介しないと思っていたからです。

しかし、一抹の不安が

OMP(さらば暴政) @ompfarm さんの

次のツイートとともに残ってしまいました。

――どうしてNHKは宜野湾市長選挙で、開票率68%まで拮抗して接戦同数票だった佐喜真候補とシムラ候補の得票が、残り3分の1で5800票差になると分かったのかね。出口調査で、票の出方まで予測できちゃうわけ?〔17:44 - 2016年1月25日 〕――

投票率を上げるには、

このような

「開票行為に不正がある」との懐疑を言わせないように

言論を抑圧することでなく、

選挙が正確に民意を反映できるように

すなわち、

民意を生かすため、

もっとオープンに開票作業をする仕組みを作り上げることだ

と思います。

違うんでしょうか、

八王子市の poNta@とりま、ユナイト。@poNta_niwaka君。


<追記>

修(生活の党と山本太郎となか@osamu9912さんのツイート。

――@hyodo_masatosh「 沖縄県ではムサシは使われてないので・・」とツイートされていましたが、先程入手した情報では、沖縄ではムサシ化が急ピッチで進み、現在では、那覇市と石垣市以外の選挙はムサシが集計しているとのことです。宜野湾市長選挙は100%「不正開票」かと思われます。〔21:42 - 2016年1月30日 〕――

ムサシを使っているのだとしたら、

今後は、沖縄でも

安倍某の支持者があっという間に

与党を形成するでしょうな。

2016年1月30日夜 記





〔資料〕

「官邸が裏でやってきた薄汚いこと 宜野湾市長選 与党が逃げ切り」

   日刊ゲンダイ(2016年1月26日付<25日発行>)








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