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早川由紀夫氏 / 「読売社説こそ原発のゼロリスク論に囚われている」

2014年05月22日 16時04分22秒 | 原子力発電
早川由紀夫@HayakawaYukio氏が

ツイートしている、

ゼロリスク論とは安全神話の謂いである旨の、

至極、真っ当な読売の社説〔資料-1〕に対するコメントを紹介する。


――大飯再稼働訴訟 不合理な推論が導く否定判決 : 社説 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20140521-OYT1T50191.html … ゼロリスク論にとらわれているの読売社説のほうである。ゼロリスクはないのだから原発やってはいけないと地裁判決はゆってる。〔15:45 - 2014年5月22日 〕――

旧来のゼロリスクは、

「安全神話」と呼ばれた。

これの崩壊と共に

また生産された

新しい「安全神話」と思しき説がある。

読売新聞の

言いように従えば、

“現実的”な

安全対策と呼ばれる考え方だ。

それは、

規制委の“安全基準”を

満たしたか

否かの判定に依拠している。

しかし、その判定は、

判定者である規制委自身が認めるように

「安全性」を判定したものではない。

「安全基準適合性」の判定に過ぎないのだ。

それでなお

“安全”と判断できるか――。

もし、判断したとすれば、

神話の復活だ。

安全の対策になっていないものを対策と認めた

ことに帰着するからだ。

判決は、

そこを突いた。

読売新聞は、

判決を非難しようとする前に、

かつてした、

千葉県のホットスポットへの注意喚起をもって

デマと断言した過ちを、

まずは、謙虚に反省すべきだろう

(〔資料-2〕「読売新聞の”安全を煽る”デマ」参照)。

このような

妄想としか言いようのない

理由で

他者を断罪する行為は、

マスメディアに

あるまじき態度ではないだろうか。

「マスゴミ」

の異名がある自社の体質を

恥じるがよい。

なお、最後に、

読売新聞購読者に

是非、読んで頂きたい

ツイートを

紹介。

椛澤洋平/Youhei Kabasawa@ykabasawaさんの発信だ。

――読売新聞の社説が大飯原発訴訟の結果についてゼロリスクに囚とらわれた、あまりに不合理な判決である。と批判してる。原子力の父、正力松太郎から脈々と受け継がれる原発推進新聞の見苦しい中身なき社説。やっぱり新聞はビール券やディズニーのチケットなど景品で選んではいけない。〔19:55 - 2014年5月22日 〕――

<追記>

読んで欲しいツイート、出現。

あっちこっち、

バラバラにアップしておくと、

まとまりに欠けるので

ここに転載しておきます。

大島堅一‏@kenichioshima さんのツイートです。

――読売の社説は、阿呆が書いたと思われても仕方がない。判決文、全文読んだんだろうか。しかも「再稼働訴訟」とか書いてるし。判決では「大飯原発3,4号機運転差し止め請求事件」と書いてある。略すとしたら、「大飯原発差し止め訴訟」だろ。名称まで歪めるとは。〔15:30 - 2014年5月22日 〕――

5月24日



〔資料-1〕

「大飯再稼働訴訟 不合理な推論が導く否定判決」


   読売新聞(2014年05月22日 01時25分)


☆ 記事URL:http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20140521-OYT1T50191.html


「ゼロリスク」に囚とらわれた、あまりに不合理な判決である。



 定期検査のため停止している関西電力大飯原子力発電所3、4号機について、福井地裁が運転再開の差し止めを命じる判決を言い渡した。原発の周辺住民らの訴えを認めたものだ。

 判決は、関電側が主張している大飯原発の安全対策について、「確たる根拠のない楽観的な見通しのもとに成り立ち得る脆弱ぜいじゃくなもの」との見方を示し、具体的な危険があると判断した。

 「福島第一原発の事故原因が確定できていない」ため、関電は、トラブル時に事態把握や適切な対応策がとれないことは「明らか」とも一方的に断じた。

 昨年7月に施行された原発の新たな規制基準を無視し、科学的知見にも乏しい。

 判決が、どれほどの規模の地震が起きるかは「仮説」であり、いくら大きな地震を想定しても、それを「超える地震が来ないという確たる根拠はない」と強調した点も、理解しがたい。

 非現実的な考え方に基づけば、安全対策も講じようがない。

 大飯原発は、福島第一原発事故を受けて国内の全原発が停止した後、当時の野田首相の政治判断で2012年7月に再稼働した。順調に運転し、昨年9月からは定期検査に入っている。

 関電は規制委に対し、大飯原発3、4号機が新規制基準に適合しているかどうかの審査を申請している。規制委は、敷地内の活断層の存在も否定しており、審査は大詰めに差し掛かっている。

 別の住民グループが同様に再稼働の差し止めを求めた仮処分の即時抗告審では、大阪高裁が9日、申し立てを却下した。

 規制委の安全審査が続いていることを考慮し、「その結論の前に裁判所が差し止めの必要性を認めるのは相当ではない」という理由からだ。常識的な判断である。

 最高裁は1992年の伊方原発の安全審査を巡る訴訟の判決で、「極めて高度で最新の科学的、技術的、総合的な判断が必要で、行政側の合理的な判断に委ねられている」との見解を示している。

 原発の審査に関し、司法の役割は抑制的であるべきだ、とした妥当な判決だった。各地で起こされた原発関連訴訟の判決には、最高裁の考え方が反映されてきた。

 福井地裁判決が最高裁の判例の趣旨に反するのは明らかである。関電は控訴する方針だ。上級審には合理的な判断を求めたい。

2014年05月22日 01時25分 Copyright © The Yomiuri Shimbun


〔資料-2〕

「読売新聞の”安全を煽る”デマ」

   NANOHANA(10月 25th, 2011)

☆ 記事URL:http://nanohana.me/?p=6663

千葉県柏市に出現したウルトラホットスポットが騒がれるなか、関連してネット上を駆け巡った話題がある。
読売新聞の安全デマだ。

柏など千葉・埼玉の一部がホットスポットであることがわかり始めていた5月中旬、インターネット上に流れるその情報を読売新聞は「デマ」と決め付け、「千葉と埼玉で観測されている数値は平常値と変わらない」と原子力災害対策支援本部の発言を引き合いに出して否定している。
読売新聞が「デマ」ときめつけた「うわさ」の内容は”千葉県の柏、松戸、流山と、埼玉県の三郷の計4市で、飛び地のように放射線の観測値が高くなる「ホットスポット」が発生している”というもの。これらの地域は今ではみな知っている代表的なホットスポットであり、「うわさ」がとても正確だったことがわかる。
これらの「うわさ」は、国や大手マスコミが安全宣伝に明け暮れ、正しい情報が隠されていた中で、自分や家族を守るために本当のことを知りたいと考えた人々の努力によって、少しずつ明らかにされてきた貴重な情報で、実際どれだけの人々の行動指針となり、子供達の被曝を救ったか計り知れない。
読売新聞の否定記事こそが、根拠のない”安全をあおる”デマであったことは明白だ。しかも、ご丁寧にも「公的機関や報道機関などの根拠ある情報を確認してほしい」とある。
もう一つ、同時に話題になった同じく読売新聞の原発事故直後の記事では、雨に乗って放射性物質が降ってくるいわゆる「黒い雨」を、「考えにくい」とし、黒い雨が降ってくるというネット上の情報をやはりデマと決め付けて、「デマ・・・混乱招く情報に注意」と呼びかけている。
実際に黒い雨は降った。広範にわたる強い汚染地域の大部分は雨とともに降った放射性物質によるものだ。読売新聞の記事を読んであの時の激しく汚染されていた雨を安全と勘違いし、あたってしまった人たちがいたとしたら、どう責任をとるのだろう。
確かに危険をあおるデマもあるかもしれない。しかし、私達が日々感じているデマの多くは国や大手マスコミによる安全をあおるデマだ。
「直ちに影響はない」「500ベクレルを毎日食べても健康に影響はない」「流通している食品は安全」・・・・・・
今回はそういう安全デマの一つが明かになり、その間違いが証明された。
危険をあおるデマは間違っていても、なんだ、ウソだったんだですむが、間違った安全デマを信じれば、健康被害を生じる。
何を守っているのかわからないが、安全デマを堂々と発信している人たちは、それが人々の健康に及ぼす影響を肝に銘じてほしい。
黄泉売新聞にはならないで、と切に願う。

nanohana記


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