のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

NHK・BS / 「イエローケーキ ~ウラン採掘の現場から~」

2014年05月08日 04時36分16秒 | 原子力発電
2012年03月12日に放送されたBS世界のドキュメンタリー

<シリーズ・原子力の残痕>

「イエローケーキ ~ウラン採掘の現場から~」

を紹介します。

☆ 動画掲載サイトURL:http://www.at-douga.com/?p=5194

サイト「英考塾」に

「原発を支えるイエロー・ケーキとは? ウラン採掘の闇。」(2012年03月15日)

と題する記事があります。

☆ 記事URL:http://eikojuku.seesaa.net/article/257762699.html

下に、

まとめなおしておきます。

原発推進は、

原子力発電を止めれば、

燃料費のため日本の経済が衰退すると、

よく言いますね。

しかし、原子力発電とて、

燃料費が

要ることにおいて、

火力発電と

何ら異なりません。

何時どういう条件でか

原発の

燃料であるイエロー・ケーキと呼ばれる

ウランが高騰するか分かりません。

それを示すのが

上掲サイトにあった下のグラフです。



1トンの岩石から

数100グラム程度のウランしか採れないのです。

値段が

高くって当たり前なのです。

掘り出した岩石のほぼすべては

捨てられ、

ボタ山になって

放射能を発し続けます。

また、精錬の際に使われた大量の水は、

鉱滓(こうさい)と呼ばれる

放射性物質を含んだドロ水となります。

動画に

その凄まじい環境汚染の

様子が

よく紹介されています。

サイト「英考塾」の解説で、

一番、

なるほどと共感したのは、

――資源を持たない日本は、

いわば御輿(みこし)の上で安穏を得ているようなもの――

だと指摘した点でした。

我々、日本人は、

国策として

原子力を推進してきました。

一般国民であっても、

その御輿を

担ぎ上げている人たちに対する補償と

採掘の後残される、

一杯のゴミの処理の問題から

目を逸らしてはいけないでしょう。

単に採掘自体の費用を出せば

それで済む問題ではないように思います。

ちなみに、輸入先は、

オーストラリア(33%)、カナダ(27%)、ナミビア(16%)、ニジェール(13%)

などとなっています。

いつか責任を分担しなければならない日が

来るんじゃないでしょうか。


〔資料〕

世界のドキュメンタリ

「イエローケーキ ~ウラン採掘の現場から~」

   BS1(2012年3月12日)

☆ 記事URL:http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/120312.html   

原子力発電の燃料となるウランは、鉱石からイエロー・ケーキに精製する過程で大量の放射性廃棄物が発生する。原発に比べ、伝えられることの少ない鉱山の問題に焦点を当てる。
旧東ドイツ南部、ヴィスムートのウラン鉱山は、冷戦時代にソ連の核兵器用ウランを産出し一時は12万人もの作業員が採掘に従事。統一後、ウラン生産は無期限停止となったが、膨大な廃棄物や、作業員の高い肺がん発症率など、その爪痕は深い。65億ユーロもの税金を使って行われている危険な処理作業に未だ出口は見えない。
ナミビアはウラン産出新興国。ロッシング鉱山では、男性作業員に混じって多くの女性たちも採掘作業に従事する。被爆への不安はあるが、安定した収入のため大型トラックを日々、運転している。
カナダ北部、人口100人あまりのウラニウム市。世界最大のウラン生産企業カメコ社やフランスの原子力産業アレバ社が操業するウラン鉱山で働く作業員たちは、放射能による健康への被害を否定する。それどころか、新たなウランの鉱脈の調査を行い、使用済み燃料の貯蔵施設の誘致も期待している。地域経済の柱が、ウラン生産なのだ。

ドイツ、ナミビア、カナダ・・・どのウラン鉱山でも、放射性の汚泥と膨大な採鉱クズの処理に展望は無い。本当に原子力発電とは“クリーンなエネルギーなのか”と番組は問いかける。
原題:Yellow Cake The Dirt Behind Uranium
制作:Um Welt Film Produktions (ドイツ 2010年)
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