のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

2015.8.2 高校生デモ - 戦争法案に反対 @渋谷

2015年08月03日 22時14分25秒 | 社会運動
渋谷であった高校生デモは、

東京新聞では、一面を飾りました。



日刊ゲンダイも報じてます

(下記〔資料〕参照)。

下の動画は、

デモの様子を収録したものです。



次のような

演説がなされました。



安保推進派のデモと較べて見てください

(拙稿「お前ら、どこの国の人?」参照。*http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/e3e6f64ae3a101b9a6572cce7022a8ea)。


秦映児‏@hataeiji さんの

次のようなコメント、大袈裟ではないのが分ります。

――いい年した大人のヘイトデモと、高校生の安保法案反対のデモの、そのレベルの差を生物の大きさで例えると、家ダニとマッコウクジラくらいか、あるいはそれ以上。 〔0:09 - 2015年8月4日 〕――


16歳の女子学生の演説の書き起こしは、

IWJのサイトにあります。

☆ 記事URL:http://iwj.co.jp/wj/open/archives/256101

参考までに、

下に、

転載させて頂きました。



<書き起こし>

「私たちは戦争に加担したくない。そんな形で人を殺したくない」

 「こんにちは。春に中学校を卒業しました、16歳です。関東の北の外れの山奥から、片道3時間電車に揺られて、今日、ここに来ました。私は普段、両親と一緒に野菜を作ったり、デザインをしたり、一見政治と無関心な暮らしをしています。そしてなぜだか今、都会のど真ん中で、デモのサウンドカーに乗って、スピーチをしています。

 私が生まれる9年前の今日、8月2日、イラクのクウェートに侵攻が開始されました。アメリカの石油利権の支配者であったブッシュ大統領は、アラブ世界の石油の多くがサダム・フセインの手に落ちることを恐れ、それを阻止するために、多国籍軍によるイラクへの砲撃を開始しました。それが第一次湾岸戦争の発端です。

 そして日本政府は要請されるままに、135億ドルという大金を援助という名のもとに、出資し、その一部は劣化ウラン弾のような核兵器になりました。原爆を落とされ、2度と戦争をしないと誓ったこの国の人々の税金が人殺しのために使われました。私たちはそんな形で戦争に加担したくない。そんな形で人を殺したくない。

 なので、私は自分たちで食べるものを自分で作り、自分の家は自分でたてて、戦争経済に加担したくない、と自給自足を決意し、両親は便利な都会を離れて、私を育ててくれました。

私たち庶民はなぜ支配者の攻防の歴史を学び、覚えなければならないのでしょうか。私たちが本当に学ぶべきは、一般庶民が支配者によっていかに搾取され、蹂躙されてきたか。そしてその歴史から、私たちはいかに連帯して、民主主義を構築していくかではないかと思うのです。

 戦争とはそれによって大きな利益を得る、ごく一部の資本であって、利権によって、国を奪われ、戦争に繰り出され、あるいは、復讐などによって傷つき、命を落とし、悲惨な体験をするのは、民衆なのです。

 私たち一般の日本市民は、他国の自分たちと同じ人間を憎しみ、殺さなければならない理由がどこにあるのでしょう。戦争が起こった場合、傷つくのは、敵、味方関係なく、巻き込まれる私たちです。

 私がこの戦争法案に反対する理由は、今、与党が決定しようとしているプロセスが立憲主義を踏みにじるものだからです。こんなやり方を許したら、時の政権が都合の良い解釈で、やりたい放題にできてしまうからです。ただ、戦争に行きたくないから反対しているのではなく、この国の民主主義を守らなければならないから、今、声を上げているのです。

 この法案が廃案になれば、あるいは、政権が変われば、問題が消えるわけではありません。世界がますます不安定になり、リスクが高まっていくのは、事実だと思います。でも、今は間違いなく反対の声を上げるときで、声を上げるべきです。

 では、その先にどんな未来を思い描いたら良いのでしょうか。この、民意の高まりを好機に、右も左も立場を越えて、皆でこの国のあるべき姿について、考えはじめようではありませんか。

私たち庶民はなぜ支配者の攻防の歴史を学び、覚えなければならないのでしょうか。私たちが本当に学ぶべきは、一般庶民が支配者によっていかに搾取され、蹂躙されてきたか。そしてその歴史から、私たちはいかに連帯して、民主主義を構築していくかではないかと思うのです。

 戦争とはそれによって大きな利益を得る、ごく一部の資本であって、利権によって、国を奪われ、戦争に繰り出され、あるいは、復讐などによって傷つき、命を落とし、悲惨な体験をするのは、民衆なのです。

 私たち一般の日本市民は、他国の自分たちと同じ人間を憎しみ、殺さなければならない理由がどこにあるのでしょう。戦争が起こった場合、傷つくのは、敵、味方関係なく、巻き込まれる私たちです。

 私がこの戦争法案に反対する理由は、今、与党が決定しようとしているプロセスが立憲主義を踏みにじるものだからです。こんなやり方を許したら、時の政権が都合の良い解釈で、やりたい放題にできてしまうからです。ただ、戦争に行きたくないから反対しているのではなく、この国の民主主義を守らなければならないから、今、声を上げているのです。

 この法案が廃案になれば、あるいは、政権が変われば、問題が消えるわけではありません。世界がますます不安定になり、リスクが高まっていくのは、事実だと思います。でも、今は間違いなく反対の声を上げるときで、声を上げるべきです。

 では、その先にどんな未来を思い描いたら良いのでしょうか。この、民意の高まりを好機に、右も左も立場を越えて、皆でこの国のあるべき姿について、考えはじめようではありませんか。


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〔資料〕

「渋谷に5000人! ついに【高校生】が戦争法案反対デモ 」

   日刊ゲンダイ(2015年8月4日付〈3日発行〉)


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