のんきに介護

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布施祐仁‏さん / 「経済的徴兵制とは、何か」

2016年03月03日 07時17分38秒 | 安保法制
拙稿「自衛隊が東北でティッシュ(広告用)を配布。

そこには、任期満了毎に支給される手当の額が――」において、

「経済的徴兵制」

という言葉を使うことに関する

反発に触れた。

☆ 記事URL:http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/9b763befd605e8a8f2798b7dbdee2905

反発する人には

「選択肢を奪って」

ということへの理解のなさが目立った。

その点、

布施祐仁‏@yujinfuse さんが「経済的徴兵制」につき、

明確な定義づけをしておられ、

小気味いい。

――「経済的徴兵制」とは、単に軍が経済的なメリットで兵士を集めるだけではなく(これだけだと「経済的募兵」)、軍に入らないと大学に進学できなかったり安定した仕事に就けなかったり貧困から抜け出せなかったりする人が一定数いる社会構造のこと。つまり国民から選択肢を奪って兵士を集める社会。〔20:29 - 2016年3月2日 〕――

――軍に志願する前提として社会的に選択肢を奪われた状態になっていることから「徴兵」という言葉を使っている。だからといって、そのようにして入隊した人がみんな「嫌々兵士になった」わけじゃないのは当然。個人の志や思いとは別に客観的な社会構造を表す言葉だということは強調しなくちゃいけない。〔20:40 - 2016年3月2日 〕――

――じゃあ今の日本の現状がどうかというと、雇用の非正規化が進んだことで特に地方では高卒の就職先で安定してるのは公務員しかなくて、それで自衛隊に入る人が少なくない。あとは奨学金借りて何百万も借金して進学するより自衛隊に入った方がいいという人がいるのも事実。社会的に選択肢が奪われている。〔20:51 - 2016年3月2日 〕――

――とはいえ、今は「自衛隊という安定な仕事がある」「自衛隊に入れば大学にも行ける」とむしろチャンスとしてポジティブに捉えられているのが現状。「経済的徴兵制」が本当に社会問題になるのはおそらく、そうやって入った先に「戦地派遣」や「戦死」というものが出てきてからだと思う。米国のように。〔20:59 - 2016年3月2日〕――

勝れた分析とは思う。

しかし、

「経済的徴兵制」を考えるときって、

集団的自衛権を

行使することが暗黙の内に

前提されている。

それがとても気になる。

声を枯らして、

安保法制は、

違憲、無効の法律だということ

訴えて行く必要がある。

その上で、

戦争に悲惨なあり方として

「経済的徴兵制」

における不公平性に触れたい。

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