山口敬之 / 「彼女は勝手に酔っ払って帰れなくなっただけ――」

岩上安身‏@iwakamiyasumiさんのツイート。

――女性がもどすほど泥酔していたら、自分のホテルに連れ込まず、自宅へ送るだろう。「仕事が間に合わなくなるから」という理由でホテルへ連れて行き、仕事が忙しいはずなのに「合意のセックス」はした、と。「相手は酔っ払っていた」と認めている。薬でなくてもアルコールでも準強姦は成立するが。〔20:39 - 2017年10月29日 〕――

「送って行くと仕事が間に合わない」

と言いながら、

ホテルに連れ込んで何をしとんのと思う。

長い間、

雲隠れしていて、

ホテルに連れ込んだ口実探しか。

セカンドレイプしている

事実に気づかないようだな。

普通に考えて、

相手は、

就職相談を寄せた女性なんだぞ。

人の弱みに付け込んで

呼び出したわけだ。

1対1で会って泥酔するまで酒を飲ませるなんて、

紳士のすることか。

ホテルで関係を持っていながら、

どの口が

仕事が間に合わなかったから送れなかったと言うのだ。

「ホテルに連れて行くしか選択肢がない」

ではなくて、

「ホテルに連れて行く選択肢などは端からない」

と考えるのが普通の男性だよ。

僕がもし、

山口の立場なら困惑するだろう。

だって、

自分の宿泊するホテルに連れて帰るという選択肢などないからだ。

どうするかなと考えて、

一番やりそうな選択肢は、これかな。

どっかのホテルに預けて会計を済ませた上で自分は出ていくというパターンだ。

女性の友達がいれば、

僕の代わりに面倒見てくれるように頼むかもしれない。

それもいない

という最悪の場合でも、

一緒にホテルに宿泊なんて選択はないだろう。

近くに、

シティホテルもなく

女友達もいないようなら

酔いつぶれた飲み屋に戻って知恵を借りるだろう。

案外に飲み屋って

情報豊かな気がするな、

度たび、泥酔者には困惑しているだろうから――。

手頃なカプセル・ホテルを紹介してくれるかもしれない。

あるいは、

落ち着いて考えたら

駅とか、会社の事務所とか、

意外な宿泊場所が見つかるかもしれない。

さて、刑法の規定に「保護責任者遺棄罪」というのがある。

この規定が

山口の反規範性を考えるにつき

参考になる。

この「保護責任者」に該当するには、

別に

保護者や後見人という

法律上の地位がある必要がない。

全くの赤の他人、

見ず知らずの間柄であっても、

道路上に寝むっていた人を移動させた場合、

その距離によっては

保護責任者に該当する。

自分が呼び出して女性を前後不覚になるまで酒に酔わせたら、

当然にその女性の安全性を確保する必要のある

保護責任者と認められる。

然るに、

安全性を確保するどころか、

かえって、

密室に連れ込んで

性交するなどいうこと、許されるはずがないだろう。

何を考えているんだろうな、このおっさん。

また、岩上さんが

指摘するように薬物を飲ませた場合と同じに

評価される。

だとすれば、

他ならない山口の言説から

「僕が悪意を持って、薬を入れて、酔い潰して、ホテルに連れ込んだ」

事実の認識があることになる。

アルコールと言うのは、

立派な薬物だ。

したがって、準強姦罪が成立する。

不審なら、

事件をもみ消したという

中村某にでも質問して確かめてみればいい。

「悪意を持って」

というところは、

客観的な事実関係が認められる限り、

強い推測が働くだろう。

申し訳ないけど、逃げられないよ。