こんな動画がある。
胸糞が
悪くなるような内容だ。
しかし、この動画に示される
偏った考えを
克服しえるか否かが
真に放射能災害に立ち向かえるか否かの
試金石になることだろう。
胸糞の悪さを
我慢して、
動画を紹介する次第だ。
2014年5月12日放送のニュース
「鼻血が出る」
というのは、
体験談だ。
「ここ(福島)には住めない」
というのは、
作家が漫画のキャラクターの意見として
記したものだ。
風評被害を語る前に
冷静になって、
言論封殺のもたらすものの
意味を考えるべきだ。
「鼻血」の話が
タブー視され、
語れなくなることによって、
もっと大きな病気に苦しむことになっても、
福島から
発信させなくするのではないか。
それで、どうやって、
放射線障害を回避するための努力が
なされるというのか―-。
DAYS・JAPAN編集長、
広河隆一氏によれば、
チェルノブイリ原発周辺では
「5人に1人が鼻血」報告があるとのことだ
(〔資料ー3〕参照)。
5人の内、4人の鼻血の未体験者が
1人の体験者を
裁くのは、
先覚者を鞭打ち、故郷から
追い出す姿に似ている。
真実は、
多数決では決し得ない典型だ。
よく頭を冷やして
理性的に行動して頂きたいと思う。
きっこ@kikko_no_blog さんが指摘するように、
――「美味しんぼ」を吊し上げることによって、今後、どんなに体調が悪くなっても、たとえ白血病や癌を発症しても、絶対に「原発事故のせいだ」「被曝が原因だ」と言い出せない空気を作ることが目的なんだろうな。〔17:05 - 2014年5月13日 〕――
と思う。
「福島のため」
という独善の名の下に、
自分の首を
絞めてしまう結果にしかならないだろう。
〔資料ー1〕
漫画「美味しんぼ」鼻血描写に集中砲火 福島知事「極めて残念」
スポニチ(2014年5月13日 05:30 )
☆ 記事URL:http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/05/13/kiji/K20140513008150060.html
小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」の漫画「美味しんぼ」で、主人公らが福島第1原発を訪問後に鼻血を出すなどの描写があった問題をめぐり、福島県の佐藤雄平知事は12日、「風評被害を助長するような印象で、極めて残念」と批判した。
また大阪市と大阪府は12日発売号で、震災がれきを受け入れた大阪市内の焼却場近くの住民が鼻血を出したり、目やのどに不快な症状を訴えたりしていると表現されたのは事実無根として小学館に抗議文を出した。橋下徹市長は「根拠を示してほしい。取材が甘い」と指摘した。
菅義偉官房長官は記者会見で、「住民の被ばくと鼻血の因果関係は考えられない」と批判。下村博文文部科学相も第1原発を視察後、「科学的、医学的な根拠はない。福島県民にとってひどい迷惑だ」と述べた。自民党の石破茂幹事長は「福島の気持ちに添う形でなければならない。風評被害を払しょくしようとする中で、それに逆行することは自制すべきだ」と語った。
週刊ビッグコミックスピリッツ編集部は12日、「否定的な意見も多く、因果関係を断定するものではない」とするコメントを発表。「議論を深める一助となることを願って作者が採用したもので、編集部もこれを重視して掲載した」とした上で、19日発売号で、識者の見解や批判も含めた意見を特集記事として掲載するとしている。
〔資料ー2〕
「美味しんぼ」鼻血描写 閣僚が相次ぎ批判「遺憾だ」
スポニチ(2014年5月14日 05:30 )
☆ 記事URL:http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/05/14/kiji/K20140514008158330.html
小学館の「週刊ビッグコミックスピリッツ」の漫画「美味しんぼ」で主人公らが東京電力福島第1原発を訪問後に鼻血を出すなどの描写があった問題について13日、閣僚から批判が相次いだ。
根本匠復興相は記者会見で「漫画とはいえ、地元の不安や風評被害を招きかねない内容で、誠に遺憾だ」と述べ、「今後も関係省庁や自治体との連携を密にしながら、不安の払しょくに努めたい」と強調した。
森雅子消費者行政担当相は「大きな影響力のある漫画が誤解を与える内容で大変残念だ。原発視察と鼻血との因果関係は科学的に証明されていない」との考えを示唆。下村博文文部科学相は「科学的知見に基づいて伝えることが重要だ。風評被害が広がらないよう文科省としても説明していきたい」と述べた。
環境省も同日、ホームページに見解を発表し、除染の効果は確認しており、震災がれきの広域処理も安全に実施されていると反論。石原伸晃環境相は同日の閣議後会見で「福島県の人の気持ちを考えると非常に遺憾。正しい情報発信をするしかない」と述べた。
〔資料ー3〕
「チェルノブイリ原発周辺では「5人に1人が鼻血」報告も」
alterna×s(2014年5月13)
☆ 記事URL:http://alternas.jp/study/news/52458
漫画「美味しんぼ」が紹介した福島県民の鼻血についての記述に批判が集まっているなか、フォトジャーナリズム誌「DAYS JAPAN」の広河隆一編集長は13日、チェルノブイリの原発事故後、周辺住民の5人に1人が鼻血を訴えていたことを明らかにした。広河編集長は「鼻血が出ると訴えている人がいることを認めて、それが病気に結びつかないようにするための議論をするべきだ」としている。(オルタナS副編集長=池田 真隆)
広河編集長は1993年から1996年にかけて、チェルノブイリ原発事故の避難者に対して、健康状況についてのアンケートを実施した。
このうち原発から3キロ離れたプリピャチ市の避難民9501人には「事故後、1週間で身体に感じた変化はあった」と聞いた。その結果、19.3%(1838人)が「鼻血が出た」、56.3%(5346人)が「異常な疲労感を覚えた」と回答した。
原発から17キロ離れたチェルノブイリ市の避難民2127人にも同じ質問をした。すると、「鼻血が出た」と回答した人は21.6%(459人)、「異常な疲労感を覚えた」という人は61.7%(1312人)に達した。
さらに、45キロ離れたポレスコエ地区の避難民1005人のうち、29.1%(292人)が「鼻血が出た」と答え、59.2%(595人)が「異常な疲労感を覚えた」と回答した。
この調査は、1986年の事故から約10年が経過してから行ったものだ。質問項目には「現在(1996年時)の健康状態」について聞いたものもあったが、いずれの地区でも「鼻血が出た」と答えた人の割合は2割で、「疲れやすい」が5割を超えていた。
広河編集長は2012年7月、沖縄県久米島に福島の子どもたちの保護施設「沖縄・球美の里」を設立した。「ここに訪れた保護者から、鼻血のことはよく聞いていたので、福島では当たり前だと思っていた」という。
今回の美味しんぼ騒動については「鼻血がありえないという話になると、何らかの意図が働いているのかと疑ってしまう。鼻血を訴えた人がいることを認めた上で、それが大きな病気に結びつくことを防ぐための方法を話すほうが建設的ではないか」と話した。
胸糞が
悪くなるような内容だ。
しかし、この動画に示される
偏った考えを
克服しえるか否かが
真に放射能災害に立ち向かえるか否かの
試金石になることだろう。
胸糞の悪さを
我慢して、
動画を紹介する次第だ。
2014年5月12日放送のニュース
「鼻血が出る」
というのは、
体験談だ。
「ここ(福島)には住めない」
というのは、
作家が漫画のキャラクターの意見として
記したものだ。
風評被害を語る前に
冷静になって、
言論封殺のもたらすものの
意味を考えるべきだ。
「鼻血」の話が
タブー視され、
語れなくなることによって、
もっと大きな病気に苦しむことになっても、
福島から
発信させなくするのではないか。
それで、どうやって、
放射線障害を回避するための努力が
なされるというのか―-。
DAYS・JAPAN編集長、
広河隆一氏によれば、
チェルノブイリ原発周辺では
「5人に1人が鼻血」報告があるとのことだ
(〔資料ー3〕参照)。
5人の内、4人の鼻血の未体験者が
1人の体験者を
裁くのは、
先覚者を鞭打ち、故郷から
追い出す姿に似ている。
真実は、
多数決では決し得ない典型だ。
よく頭を冷やして
理性的に行動して頂きたいと思う。
きっこ@kikko_no_blog さんが指摘するように、
――「美味しんぼ」を吊し上げることによって、今後、どんなに体調が悪くなっても、たとえ白血病や癌を発症しても、絶対に「原発事故のせいだ」「被曝が原因だ」と言い出せない空気を作ることが目的なんだろうな。〔17:05 - 2014年5月13日 〕――
と思う。
「福島のため」
という独善の名の下に、
自分の首を
絞めてしまう結果にしかならないだろう。
〔資料ー1〕
漫画「美味しんぼ」鼻血描写に集中砲火 福島知事「極めて残念」
スポニチ(2014年5月13日 05:30 )
☆ 記事URL:http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/05/13/kiji/K20140513008150060.html
小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」の漫画「美味しんぼ」で、主人公らが福島第1原発を訪問後に鼻血を出すなどの描写があった問題をめぐり、福島県の佐藤雄平知事は12日、「風評被害を助長するような印象で、極めて残念」と批判した。
また大阪市と大阪府は12日発売号で、震災がれきを受け入れた大阪市内の焼却場近くの住民が鼻血を出したり、目やのどに不快な症状を訴えたりしていると表現されたのは事実無根として小学館に抗議文を出した。橋下徹市長は「根拠を示してほしい。取材が甘い」と指摘した。
菅義偉官房長官は記者会見で、「住民の被ばくと鼻血の因果関係は考えられない」と批判。下村博文文部科学相も第1原発を視察後、「科学的、医学的な根拠はない。福島県民にとってひどい迷惑だ」と述べた。自民党の石破茂幹事長は「福島の気持ちに添う形でなければならない。風評被害を払しょくしようとする中で、それに逆行することは自制すべきだ」と語った。
週刊ビッグコミックスピリッツ編集部は12日、「否定的な意見も多く、因果関係を断定するものではない」とするコメントを発表。「議論を深める一助となることを願って作者が採用したもので、編集部もこれを重視して掲載した」とした上で、19日発売号で、識者の見解や批判も含めた意見を特集記事として掲載するとしている。
〔資料ー2〕
「美味しんぼ」鼻血描写 閣僚が相次ぎ批判「遺憾だ」
スポニチ(2014年5月14日 05:30 )
☆ 記事URL:http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/05/14/kiji/K20140514008158330.html
小学館の「週刊ビッグコミックスピリッツ」の漫画「美味しんぼ」で主人公らが東京電力福島第1原発を訪問後に鼻血を出すなどの描写があった問題について13日、閣僚から批判が相次いだ。
根本匠復興相は記者会見で「漫画とはいえ、地元の不安や風評被害を招きかねない内容で、誠に遺憾だ」と述べ、「今後も関係省庁や自治体との連携を密にしながら、不安の払しょくに努めたい」と強調した。
森雅子消費者行政担当相は「大きな影響力のある漫画が誤解を与える内容で大変残念だ。原発視察と鼻血との因果関係は科学的に証明されていない」との考えを示唆。下村博文文部科学相は「科学的知見に基づいて伝えることが重要だ。風評被害が広がらないよう文科省としても説明していきたい」と述べた。
環境省も同日、ホームページに見解を発表し、除染の効果は確認しており、震災がれきの広域処理も安全に実施されていると反論。石原伸晃環境相は同日の閣議後会見で「福島県の人の気持ちを考えると非常に遺憾。正しい情報発信をするしかない」と述べた。
〔資料ー3〕
「チェルノブイリ原発周辺では「5人に1人が鼻血」報告も」
alterna×s(2014年5月13)
☆ 記事URL:http://alternas.jp/study/news/52458
漫画「美味しんぼ」が紹介した福島県民の鼻血についての記述に批判が集まっているなか、フォトジャーナリズム誌「DAYS JAPAN」の広河隆一編集長は13日、チェルノブイリの原発事故後、周辺住民の5人に1人が鼻血を訴えていたことを明らかにした。広河編集長は「鼻血が出ると訴えている人がいることを認めて、それが病気に結びつかないようにするための議論をするべきだ」としている。(オルタナS副編集長=池田 真隆)
広河編集長は1993年から1996年にかけて、チェルノブイリ原発事故の避難者に対して、健康状況についてのアンケートを実施した。
このうち原発から3キロ離れたプリピャチ市の避難民9501人には「事故後、1週間で身体に感じた変化はあった」と聞いた。その結果、19.3%(1838人)が「鼻血が出た」、56.3%(5346人)が「異常な疲労感を覚えた」と回答した。
原発から17キロ離れたチェルノブイリ市の避難民2127人にも同じ質問をした。すると、「鼻血が出た」と回答した人は21.6%(459人)、「異常な疲労感を覚えた」という人は61.7%(1312人)に達した。
さらに、45キロ離れたポレスコエ地区の避難民1005人のうち、29.1%(292人)が「鼻血が出た」と答え、59.2%(595人)が「異常な疲労感を覚えた」と回答した。
この調査は、1986年の事故から約10年が経過してから行ったものだ。質問項目には「現在(1996年時)の健康状態」について聞いたものもあったが、いずれの地区でも「鼻血が出た」と答えた人の割合は2割で、「疲れやすい」が5割を超えていた。
広河編集長は2012年7月、沖縄県久米島に福島の子どもたちの保護施設「沖縄・球美の里」を設立した。「ここに訪れた保護者から、鼻血のことはよく聞いていたので、福島では当たり前だと思っていた」という。
今回の美味しんぼ騒動については「鼻血がありえないという話になると、何らかの意図が働いているのかと疑ってしまう。鼻血を訴えた人がいることを認めた上で、それが大きな病気に結びつくことを防ぐための方法を話すほうが建設的ではないか」と話した。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます