のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

意味もなく、デモの規模を比較したがるネトウヨの傾向。

2015年09月01日 07時13分27秒 | 安倍某とそのお友達
「ハムスター速報」という

ネトウヨの掲示板に

「国会周辺安保反対デモ主催者発表12万人、警察発表3万人余り…恒例のネット比較検証も 」

という当てずっぽうの記事が掲載されています。

☆ 記事URL:http://hamusoku.com/archives/8950382.html

国会周辺安保反対デモとの比較で、

引き合いに出されている一つがこれです。



アメリカ産牛肉輸入に抗議して

2008年6月10日にソウルでなされたキャンドルを掲げたデモのようです。

このソウルのデモと比較して

8月10日の国会前のデモの規模を比較して

10万人も

集まらなかったという批判がされています。

確かに、

下の画像と比較して、

ソウルであったデモの方が規模が大きいようですね。



しかし、上掲ソウルのデモにつき、

bing翻訳で、

「1 日以上 100 万の訪問者は、最高記録で、生中継を見ました。ページビュー数は約 5 倍増加していた。」と

韓国のブロガーが報告されています

(原文には「One day, over 1 million visitors watched our live coverage, at the highest record. 」と記されています。英文で「Candlelight2008 & Media Leadership (Oh Yeonho, 4/08/20008) 」という個所の14段目に出てきますので確認してください)。

☆ 記事URL:http://blog.ohmynews.com/oyh1964/224243

これって、デモの報道番組の視聴者は100万人に及ぶ

という趣旨ではないですか。

この人たち、

単に番組を視聴しただけでなく、

実際に足を運んでませんか。

しかもキャンドルデモですからね、お互いの体の間に

スペースを取っているはずです。

だとすると、

日本のデモと比較して

一回り大きく見えて当たり前でしょ?

しかし、むしろ、本当に考えねばならないのは、

そんな外見的なことでなく、

なぜに韓国で、

こんな規模の大きいデモがなされたのか、ですよ。

一言で言えば、

かの国はそれだけ米国の食い物にされているってことです。

安倍某にこのまま政治を任せたら、

我が国も韓国同様、

100万人デモをやらなくてはならないようになります。

すなわち、

デモような民衆のうねりを

理解するには、

物理的な

デモの大きさを比較するのではなく、

人がそこに集まる理由、必要性を見ないといけません。

2つ目に、

引き合いに出されているスペインのデモです。



草の根大衆運動左派政党、「ポデモス(Podemos、"We Can")」の浮上を

期待して集まったデモのようです。

こちらは、

10万人デモで

新自由主義者である為政者を

政権の座から

「引きずり降ろせ」

という訴えが人々を惹きつけたようです。

規模と目的、

双方において

「安倍、やめろ」の

我が国会周辺安保反対デモと

近しいです。

具体的な中身は、

サイト「レイバーネット」に詳しいですから

お読みになればよろしい。

☆ 記事URL:http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/intl/1422832573187Staff

特殊なレンズを使っているので、たくさんいるように見えますが

マドリード中央の

「プエルタ・デル・ソル広場」を満たす程度の人の集まりです。

国会周辺に集まった人のデモの規模という点では、

似たり寄ったりです。

日本の場合は、

デモの開催された場所が、

広場でなく

道路であったため交通規制されていたのです。

ただ、下の画像を見て下さい。



樹々のため

空撮では捉えようのない人びとがたくさんいるのが確認できるでしょう。

この状態で、

国会前から日比谷まで人だらけだったと言います。

また、警察が地下鉄から上がってくる人の

出場を阻止していたことも

規模を語る上では無視できません。

下の画像が

その証拠となる写真です。


転載元:拙稿「警察のしたおぞましいこと、我々は、忘れない」参照。*http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/b013e7a8b05d04c7d695fba1a3a04767

デモの規模を

過小に評価するのは

何日か前の500人規模の「安保法賛成(イエス)デモ」のしょぼさが

大いに影響しているのでしょう。

おまけに、

ネトウヨと思われる高須クリニックの先生が

安保法反対のNOのデモと

並列的に新聞が取り上げたことをもって、

「潮目が変わった」

と評していました

(拙稿「国会議事堂前デモ 歩道に人があふれた瞬間(2015年8月30日)」参照。*http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/7f6caa9196faa7b666d2643a6779da72)。

こういう恥っ晒しがいるから現実逃避したくなるのでしょ?

惨めですな。

分りますよ、その気持ち。

しかし、引き裂かれた無様なプライド、

逃避しながらでも

しっかりと見つめて下さい。

上に述べた通り、

スペインのデモは、

新自由主義者との闘いです。

「君主制撤廃」を

掲げています。

つまりは、

独裁制に対して

反対を訴えているわけで、

デモの規模以前にその点をこそ

注視すべきです。

デモは、

集まった人数の規模を競い合う競技ではないのです。

韓国のように

100万人デモを

達成したからと言って、

それ自体としては自慢になりません。

ネトウヨの諸君は、

なぜ、そんなことも理解しようとしないのですか。

何でもかんでも

競争すればいいってもんじゃないですよ。

羊の群れは、

どれだけたくさんでも従順であるに違いありません。

こんな羊のようなネトウヨたちがする、

力の強い者に迎合した練り歩きを「デモ」と言ったのでは、

実は、形容矛盾なんです。

言うんであれば、

行進です、マーチです。

分りますよね。

あるいは、

「よたっている」

という表現でも、可です。

「遠足」

でもよろしいかな。

下の画像を見て

じっくり考えて見て下さい。


転載元:Lola‏@LolillaIM13 さんのツイート〔17:25 - 2015年8月29日


転載元:juan carlos rodri @DireccionRodri さんのツイート〔22:12 - 2015年8月31日

動物たちは、

生きんがために群れます。

これに対し、デモというのは、

人間ならばこその合理的、かつ、守るべき自己主張の形です。

ネトウヨ諸君がしている

デモもどきは、

パラパラパーっとしている暴走族の暴走と変わらない、

ただの反社会的な示威行動に過ぎません。

この際、

はっきり言わしてもらいます。

何が

「潮目が変わった」ですか!

アホな話するの、止めてくれますか――。

そんな話をして

かえって惨めになったからとて、

それは、

あなた達自身の責任です。


<追記>

日刊ゲンダイによると、

地下鉄の利用客のデータ等から、

主催者発表の

デモ参加者数12万人が正解だったこと、

客観的に立証された旨、

報道。

沖縄タイムスにも似た記事があったので

下に転載しておきます。

9月4日昼 記



〔資料〕

「8・30国会前デモ参加人数【主催者発表】12万人が正解」

   日刊ゲンダイ(2015年9月4日付〈3日発行〉)




〔資料-2〕

「国会周辺行動参加者『12万人』?『3万人』?」

   沖縄タイムス(8月30日)


転載元:BARA‏@BARANEKO さんのツイート〔11:23 - 2015年9月4日

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