のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

軍隊にしか見えない自衛隊のイベントに思う

2015年04月20日 11時30分32秒 | ファシズム
サイト「低気温のエクスタシーbyはなゆー」に

老子/第三十一章 偃武 が

引用されてあった。

☆ 記事URL:http://alcyone-sapporo.blogspot.jp/2015/04/blog-post_387.html?spref=tw

文章としては、

次の通りだ。

――夫佳兵者。不祥之器。物或惡之。
故有道者不處。
君子居則貴左。用兵則貴右。
兵者。不祥之器。非君子之器。
不得已而用之。恬淡爲上。勝而不美。
而美之者。是樂殺人。
夫樂殺人者。則不可以得志於天下矣。
吉事尚右。凶事尚右。
偏將軍居左。上將軍居右。
言以喪禮處之。
殺人之衆。以哀悲泣之。
戦勝以喪禮處之。――

☆ 記事URL:http://a5allion.web.fc2.com/1roushi/r/031.html

全文の意味は、

下の朗読を収録した動画で確認して欲しい。




上記、サイトの管理人、はなゆーさんが

「戦車に体験搭乗した小学生の兄弟が大喜び 」

という自衛隊師団の

創立記念イベントを取材したニュースに接して

感想として書かざるを得なかったのは、

殺し合いをする人間の無念、

すなわち、

「人の殺すことの衆(おお)き、哀悲を以(もっ)て之(これ)に泣(のぞ)み、
戦い勝つも喪礼(もれい)を以て之に処(お)る。」

という気持ちだったろう。

思うに、

戦勝の祝賀行事とは、

目出度いようで、本来、葬送を伴うものであるから、

喪礼をもって臨むという老子の考え方が

理に適っていて説得的だ。

ちなみに、

山形新聞が伝える

陸自第6師団・神町駐屯地が創立記念イベントに関する動画があるので、

紹介する。

戦争映画のテーマパークを訪れたようで、

子どもたちは

楽しかったに違いない。

しかし、決して楽しくてよかったねで

済ませられない。

こうしたイベントは、

戦前に似た

「少国民」

(ドイツのヒトラーユーゲント、「Jungvolk」の訳語)を

育てる役割を担っているように見えるからだ。


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