中東と一口で言っても
色々ある。
トランプの大統領令では
たとえば、
エジプトやサウジアラビア、トルコ、レバノン、アラブ首長国連邦が
一時入国禁止措置の対象国になっていない。
孫崎享さんによると、
トランプが
入国一時禁止の
大統領令の対象にした
イラン、イラク、シリア、イエメン、スーダン、ソマリア、リビアは、
内部に
米国への協力者がたくさんいるとのことだ
(下記〔資料〕参照)。
そのような人たちが強制送還された場合、
無事で済まない。
場合によっては殺される可能性がないわけではない。
他方、
協力しなかった人であれば、
単純に入国を許していいのかという問題がある。
イラク、イラン、シリア、リビア、ソマリア、イエメンでは、
アメリカが軍事介入して、
事態が悪化している。
また、スーダンのように
独立させてかえって収拾がつかなくなった国もある。
そういうところは、あるいは、アメリカに恨みを持っているんじゃないか
と危惧される
(サイト「考える時間」の記事、「トランプ大統領令でアメリカに入国できない国と入国禁止期間について 」参照。*http://www.kangaerujikan.com/entry/nyuukokukinnsi)。
少なくとも米国に忠節を誓える精神構造になっていないだろう。
ただ、米国の協力者である前者に注目するならば、
人道上の見地から、
入国を許すべきに見える。
しかし、
トランプは、
逆の決断を下した。
すなわち、
大統領令は、
米軍の戦略上、
深くかかわって来た人物が
米国に入国できないようにする措置であるという
(孫崎さんの見方)。
なぜ、
トランプがそのような措置を選んだか。
それは、
米軍の後ろにいる
CIAと大統領とのせめぎ合いを意味するのではないか
(こっからは、僕の推測)。
つまり、
入国禁止の措置は
大統領が
米国の不正選挙への
関りは、
CIAの協力抜きでは考えられない
としているせいではないか。
ひょっとして
米国は、
選挙を他国支配のツールに選んでいなかったか。
もし、そうなら、
米国は「選挙」を通して他国に不当な介入をしていたことになるし、
それをテロと呼んでも間違いないだろう。
思うに、
入国禁止の大統領令は、
テロの阻止には効果なしという
結論を導くには
まだ時期尚早ではないかと思う。
ただ、こう解すると、
トランプが考えている
テロの方向が
中東→アメリカその他欧州の国々ではなく、
反対向きの
アメリカ→中東その他、世界の国々となる。
これは、
CIAないし米軍にとって耐えられない推測であるし、
(こいつ、許さない)という、
怒りを招いている真の理由ではないか。
〔資料〕
「CIAや軍を敵に回したトランプは大統領を続けられるか」
日刊ゲンダイ(2017年2月4日付〈3日発行〉)/孫崎享さん・文「日本外交と政治の正体」
色々ある。
トランプの大統領令では
たとえば、
エジプトやサウジアラビア、トルコ、レバノン、アラブ首長国連邦が
一時入国禁止措置の対象国になっていない。
孫崎享さんによると、
トランプが
入国一時禁止の
大統領令の対象にした
イラン、イラク、シリア、イエメン、スーダン、ソマリア、リビアは、
内部に
米国への協力者がたくさんいるとのことだ
(下記〔資料〕参照)。
そのような人たちが強制送還された場合、
無事で済まない。
場合によっては殺される可能性がないわけではない。
他方、
協力しなかった人であれば、
単純に入国を許していいのかという問題がある。
イラク、イラン、シリア、リビア、ソマリア、イエメンでは、
アメリカが軍事介入して、
事態が悪化している。
また、スーダンのように
独立させてかえって収拾がつかなくなった国もある。
そういうところは、あるいは、アメリカに恨みを持っているんじゃないか
と危惧される
(サイト「考える時間」の記事、「トランプ大統領令でアメリカに入国できない国と入国禁止期間について 」参照。*http://www.kangaerujikan.com/entry/nyuukokukinnsi)。
少なくとも米国に忠節を誓える精神構造になっていないだろう。
ただ、米国の協力者である前者に注目するならば、
人道上の見地から、
入国を許すべきに見える。
しかし、
トランプは、
逆の決断を下した。
すなわち、
大統領令は、
米軍の戦略上、
深くかかわって来た人物が
米国に入国できないようにする措置であるという
(孫崎さんの見方)。
なぜ、
トランプがそのような措置を選んだか。
それは、
米軍の後ろにいる
CIAと大統領とのせめぎ合いを意味するのではないか
(こっからは、僕の推測)。
つまり、
入国禁止の措置は
大統領が
米国の不正選挙への
関りは、
CIAの協力抜きでは考えられない
としているせいではないか。
ひょっとして
米国は、
選挙を他国支配のツールに選んでいなかったか。
もし、そうなら、
米国は「選挙」を通して他国に不当な介入をしていたことになるし、
それをテロと呼んでも間違いないだろう。
思うに、
入国禁止の大統領令は、
テロの阻止には効果なしという
結論を導くには
まだ時期尚早ではないかと思う。
ただ、こう解すると、
トランプが考えている
テロの方向が
中東→アメリカその他欧州の国々ではなく、
反対向きの
アメリカ→中東その他、世界の国々となる。
これは、
CIAないし米軍にとって耐えられない推測であるし、
(こいつ、許さない)という、
怒りを招いている真の理由ではないか。
〔資料〕
「CIAや軍を敵に回したトランプは大統領を続けられるか」
日刊ゲンダイ(2017年2月4日付〈3日発行〉)/孫崎享さん・文「日本外交と政治の正体」
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