[西日本豪雨]「肱川氾濫で甚大な被害 ダムの操作は適切だったのか?」(7/11 OA)
国土交通省の四国地方整備局の会見で
長尾純二河川調査官が
「ダムの容量は、無限ではなく、限りがあるので、降水量が甚大で今回のように長期化すれば、満水に近づいてくるので、だんだん調節できる量が少なくなってくる。最終的には、流入量とほぼ同じ量をながすことになるが、この操作でも、ダムより流量が大きくなることはない。当然ながら、ダムが被害を拡大するといったことはない。流域の安全を確保するための操作ということをご理解いただきたい」
と述べていた
(ビデオタイム、6:03~視聴)。
一気に流すとしても、
ダムに元々溜まった以上の水量を流すわけではないから、
理解しろという話だ。
すなわち、ダムが存在しなかったと仮定して、
降った雨量以上の
水量が流れ出したのではないと言っている。
しかし、
一気に流す必要があったのか
という問題だな。
ダムの管理責任者は、
人命ではなく、ダムを決壊から守った
ということになるんじゃないか。
〔資料〕
「『天災ではなく人災』西予の野村ダムで説明会 愛媛豪雨災害」
愛媛新聞(2018/8/10 09:51)
☆ 記事URL:https://this.kiji.is/400453866682057825?c=0
「天災ではなく人災だ」。西日本豪雨による野村ダムの放流などで肱川(宇和川)が氾濫し、5人が亡くなった愛媛県西予市野村地域。9日夜に野村中学校で開かれた市や国土交通省野村ダム管理所などによる初めての住民説明会では、説明を聞いても当時のダム操作に納得ができない地域住民から怒りの声が上がった。
約750席が用意された体育館には開会約1時間前の午後6時半ごろから住民が集まり始め、関心の高さをうかがわせた。
開会直後の黙とう時には会場に「パフォーマンスをするな」「先に謝罪しろ」などの声が響き、静かな黙とうを促す場面も。ひと通りの説明が終わり、質疑応答になると待ち構えたように次々に手が上がった。
野村ダムでは当時、安全とされている量の6倍の量を放流。質問に立った女性は、徐々に水を流していれば急に大量の水を放流せずに済んだのではと指摘した。旧野村町の町長を務めた男性(91)は昔に比べてかんがい用水の使用量が減っている点を踏まえ「なぜダムが思い切って水を出さなかったのか」と苦言を呈した。
会場からは「国交省に(被害の)全額補償を求める」などと国の責任を問う声も上がり、賛同できる指摘には拍手が湧き起こった。ダムの放流方法や操作規則などに関する質問に対し、管理所側は「検証の場で技術的な考察をしていきたい」「検証の場でしっかり反映させたい」と答えるのが精いっぱいだった。
同市野村町野村の女性(51)は、豪雨で命を落とした夫(59)の遺影を持って出席した。「納得できないし、聞きたいことはたくさんあった」とし「もっと早くから市とダムが話し合っている状況などを伝えてくれていたら助かる人がいた。おかしいことはおかしいと訴え続けたい」と語った。
亡くなった女性(81)の遺族は「『悪かった』という言葉だけでも言ってほしかった。これから二度三度説明会を開いて住民の質問にちゃんと答えてほしい」と納得いく説明を求めた。
国土交通省の四国地方整備局の会見で
長尾純二河川調査官が
「ダムの容量は、無限ではなく、限りがあるので、降水量が甚大で今回のように長期化すれば、満水に近づいてくるので、だんだん調節できる量が少なくなってくる。最終的には、流入量とほぼ同じ量をながすことになるが、この操作でも、ダムより流量が大きくなることはない。当然ながら、ダムが被害を拡大するといったことはない。流域の安全を確保するための操作ということをご理解いただきたい」
と述べていた
(ビデオタイム、6:03~視聴)。
一気に流すとしても、
ダムに元々溜まった以上の水量を流すわけではないから、
理解しろという話だ。
すなわち、ダムが存在しなかったと仮定して、
降った雨量以上の
水量が流れ出したのではないと言っている。
しかし、
一気に流す必要があったのか
という問題だな。
ダムの管理責任者は、
人命ではなく、ダムを決壊から守った
ということになるんじゃないか。
〔資料〕
「『天災ではなく人災』西予の野村ダムで説明会 愛媛豪雨災害」
愛媛新聞(2018/8/10 09:51)
☆ 記事URL:https://this.kiji.is/400453866682057825?c=0
「天災ではなく人災だ」。西日本豪雨による野村ダムの放流などで肱川(宇和川)が氾濫し、5人が亡くなった愛媛県西予市野村地域。9日夜に野村中学校で開かれた市や国土交通省野村ダム管理所などによる初めての住民説明会では、説明を聞いても当時のダム操作に納得ができない地域住民から怒りの声が上がった。
約750席が用意された体育館には開会約1時間前の午後6時半ごろから住民が集まり始め、関心の高さをうかがわせた。
開会直後の黙とう時には会場に「パフォーマンスをするな」「先に謝罪しろ」などの声が響き、静かな黙とうを促す場面も。ひと通りの説明が終わり、質疑応答になると待ち構えたように次々に手が上がった。
野村ダムでは当時、安全とされている量の6倍の量を放流。質問に立った女性は、徐々に水を流していれば急に大量の水を放流せずに済んだのではと指摘した。旧野村町の町長を務めた男性(91)は昔に比べてかんがい用水の使用量が減っている点を踏まえ「なぜダムが思い切って水を出さなかったのか」と苦言を呈した。
会場からは「国交省に(被害の)全額補償を求める」などと国の責任を問う声も上がり、賛同できる指摘には拍手が湧き起こった。ダムの放流方法や操作規則などに関する質問に対し、管理所側は「検証の場で技術的な考察をしていきたい」「検証の場でしっかり反映させたい」と答えるのが精いっぱいだった。
同市野村町野村の女性(51)は、豪雨で命を落とした夫(59)の遺影を持って出席した。「納得できないし、聞きたいことはたくさんあった」とし「もっと早くから市とダムが話し合っている状況などを伝えてくれていたら助かる人がいた。おかしいことはおかしいと訴え続けたい」と語った。
亡くなった女性(81)の遺族は「『悪かった』という言葉だけでも言ってほしかった。これから二度三度説明会を開いて住民の質問にちゃんと答えてほしい」と納得いく説明を求めた。
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