岡本喜八監督映画：『肉弾』

町山智浩@TomoMachiさんが

こんなツイート。

――こういうバカげた嘘に怒って、岡本喜八監督は『肉弾』を作ったのだ。〔13:40 - 2018年5月20日 〕――

どんなにバカげた嘘かと言うと、

「このツイートはありません」とあるので、

リンク先にアクセス。

フィフィ@FIFI_Egypt の

ツイートがあった。

――回天特攻隊員の遺書を読んで、戦争が如何に残酷か改めて痛感したと同時に、彼らのお陰でこの平穏に生かされていることを感謝せざる得ない。日本国の為に身を捧げたあの純粋で勇ましい彼らに祈ることですら憚られる今の政情がもどかしい。せめて英霊の想いを未来に繋げるのが我々の使命ではなかろうか。〔11:52 - 2018年5月18日 〕――

僕がネトウヨが嫌いなのは、

「こういうバカげた嘘」とまで言われて、

なぜ、読んだという「回天特攻隊員の遺書」を示さないのか

ということだな。

日本人でもなく、また太平洋戦争の体験者でもない人物が

戦争を美化したがる理由がまったく不明だ。

百田の真似をしておけば、

金が儲かるということなんだろうか――。

フィフィという女が

何を考えているか、参考までにと

彼女のツイッターアカウントを訪れて見た。

「でっかくなっちゃった！」

とあった

（同氏のツイート〔1:15 - 2018年5月19日 〕参照）。



「王様の耳は、ロバの耳」

と言われるのを怖れているのだな。

いいこと、教えてやろう、

自分を持たないから耳が巨大化するのだ。

特攻作戦で

日本人が学んだのは、

肉弾は、

相手に届かないし、届いても何の威力もないってことだな。

そこに

なん戦術的合理性もないし、

多くの若者は、

絶望の中で死んでいった。

戦争を賛美して、またぞろ大日本帝国を

再現しようという

自称「右翼たち」は、

欠片ほどの愛国心がない。

それが真実だ。

彼らは、

口では「彼らのお陰でこの平穏に生かされている」とは言うものの、

心に誠がないのが

英霊として国の犠牲になった当時の学徒の記念碑のあった

国立競技場が

オリンピックのためにと簡単に取り壊された事実を見ても分かるだろう。

彼らの情熱は、

「英霊の想いを未来に繋げる」ためと言って、

また同じ過ちを犯す

若者を量産するためであって、彼らの死を悼むものではないのだ。