〔資料〕
「インドへの飛行艇輸出も空振り 安倍首相の“人災”が原因か」
日刊ゲンダイ(2016年11月17日)
☆ 記事URL:http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/193961/2
オーストラリアの次期潜水艦の二の舞いになるのではないか――。インドへの輸出実現が期待されていた海上自衛隊の救難飛行艇「US―2」。日印首脳会談の前は「輸出決定」などと報道されたのだが、フタを開ければ進展はナシだった。
インド国防省が「US―2」を12機購入し、日印首脳会談で「覚書」を結ぶ――と報じたのは、6日付日経新聞の1面だった。ところが、11日の首脳会談でそんな話は一切出ず、日印共同声明も「『US-2』をはじめとする最新の防衛プラットフォーム提供に関する日本の姿勢への感謝」という内容だった。
「US―2」は水陸両用の航空機で、波高3メートルの荒波にも着水できる世界最高の能力を持つ。2013年、ヨットで太平洋横断にチャレンジし、遭難したニュースキャスターの辛坊治郎氏を救ったことで一躍、脚光を浴びた。インド政府は導入に向けて日本政府と数年にわたり交渉を続けてきたが、実現していない。今回は事前の“前打ち”報道もあって、「いよいよか」と思われたが、結果は空振りに終わった。
「インド政府は『現地生産』など、求めているハードルが高い。ところが、安倍首相は何も分かっておらず、自身がトップセールスすればすぐに解決すると思っていたらしい。法整備も何もできていないのに甘過ぎますよ。経産省幹部は『実現できるわけがない』と公然と官邸批判をしていましたからね」(外務省幹部)
今年4月のオーストラリアへの次期潜水艦の輸出失敗も、「そうりゅう」型の性能を過信した安倍首相が相手の要求を理解せず、「功を焦って暴走気味に売り込みをかけたから」(防衛省幹部)といわれている。「US―2」も安倍首相の“人災”で失敗の可能性が高まっている。
「インドへの飛行艇輸出も空振り 安倍首相の“人災”が原因か」
日刊ゲンダイ(2016年11月17日)
☆ 記事URL:http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/193961/2
オーストラリアの次期潜水艦の二の舞いになるのではないか――。インドへの輸出実現が期待されていた海上自衛隊の救難飛行艇「US―2」。日印首脳会談の前は「輸出決定」などと報道されたのだが、フタを開ければ進展はナシだった。
インド国防省が「US―2」を12機購入し、日印首脳会談で「覚書」を結ぶ――と報じたのは、6日付日経新聞の1面だった。ところが、11日の首脳会談でそんな話は一切出ず、日印共同声明も「『US-2』をはじめとする最新の防衛プラットフォーム提供に関する日本の姿勢への感謝」という内容だった。
「US―2」は水陸両用の航空機で、波高3メートルの荒波にも着水できる世界最高の能力を持つ。2013年、ヨットで太平洋横断にチャレンジし、遭難したニュースキャスターの辛坊治郎氏を救ったことで一躍、脚光を浴びた。インド政府は導入に向けて日本政府と数年にわたり交渉を続けてきたが、実現していない。今回は事前の“前打ち”報道もあって、「いよいよか」と思われたが、結果は空振りに終わった。
「インド政府は『現地生産』など、求めているハードルが高い。ところが、安倍首相は何も分かっておらず、自身がトップセールスすればすぐに解決すると思っていたらしい。法整備も何もできていないのに甘過ぎますよ。経産省幹部は『実現できるわけがない』と公然と官邸批判をしていましたからね」(外務省幹部)
今年4月のオーストラリアへの次期潜水艦の輸出失敗も、「そうりゅう」型の性能を過信した安倍首相が相手の要求を理解せず、「功を焦って暴走気味に売り込みをかけたから」(防衛省幹部)といわれている。「US―2」も安倍首相の“人災”で失敗の可能性が高まっている。
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