のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

桑田佳祐氏の謝罪に関して

2015年01月17日 03時38分37秒 | 文化
ついに見つけた、

桑田さん、幻滅しました発言。

これだ。

――桑田が謝罪した。アートとは自由な表現であり、ユーモアや批判も取り入れた表現活動はまったく正当なものであるといいきって、右翼をはねのけてこそ、真のアーチストです。ここで桑田のような力のあるものが謝罪なんかしたら、右翼はつけあがります。桑田佳祐、あなたには幻滅しました。〔3:22 - 2015年1月17日 〕――

発言主は、

abhishekaアビシェーカ @premabhisheka さんだ。

「右翼をはねのけて」

とあるけれど、

「謝罪しろ~」と叫んでいた奴ら、

あれは、右翼なのか、ただの恥っ晒しだろう。

違うか。

正直、チンピラと喧嘩して何の役に立つのだろう。

危難を避けるには

謝罪でもなんでもしたらいいのではないか。

史記に登場する漢王朝の将軍、

韓信が若い頃、

チンピラに因縁を吹っ掛けられ、

股の下をくぐれと言われてくぐった。

まさに

その故事と同じではないか。

桑田さんのユーモア―のセンスがよく分ったし、

ファンになるには十分だった。

そしてファンになった限りは応援する。

これに関して、

坂東ぎょにく@gyonikunetさんがいいこと言っていた。

――というか、思うにサザンという人が謝罪のはなし、ファンやめたとか見損なったみたいなムードの呟きが凄い流れているようなのだが、「サザンそこまで追い込まれたなら我々で敵討ちだ!!!」とか息巻いてこそファンなのでは。。風刺画像の件といい、外野が話を曲げて邦人をdisりすぎ。〔0:15 - 2015年1月17日 〕――

ということだ。

少し例を変えて、

「失望した」などと言う必要がない旨、

説明しようかな。

たとえば、

ここに大変、猫を好きな女性がいたとする。

仮に、

その猫が雄であったとしても

目の前で全裸になれるのではないか。

雄であっても

男ではないからだ。

それがその女性の心の内だろう。

桑田さんの謝罪に関して、

「失望した」とか言っている人に、

むしろ不安を覚えるのは、

猫の雄を男と認める心理の異様さを感じさせるからかな。

すなわち、筋の通らない因縁付けをして、

路上で喚く自称右翼連中に

一片の思想性にしろ認めればこそ、

桑田さんに「幻滅した」などと言って怒っているのではないか、

と思うわけだ。

しかし、安倍某もそうだけど、

右翼を気取っている彼らのどこに思想性がある?

思考停止している

バカ面があるだけじゃないか。

そういう連中には

危害を加えられる前に謝罪しとけばいいんだよ、

こんな風に。

ごめんね、僕が悪かった!!

そしてまた、

気が向いたら風刺をやればよい、

懲りずに。

それで

「謝罪しろ」とまた迫られたら

前回のリフレインだ、

ごめん、前に謝っていたこと、

忘れてた!

僕が悪かったんだよね、ごめん、ごめんってね。

その内、

手におえないことを悟るだろ。

もし万が一、相手が本気で怒りだしたら

本気で逃げるだけだ。

路上で、

怒り狂ってるお猿さんと出会ったら、

逃げるだろ。

理屈は、

それと同じだ。

桑田さん、

したことと、

不敬と言われていることとの間に乖離を感じられたろう。

すなわち、安倍某をからかうのと

天皇を小ばかにするのとでは天地の違いがある。

具体的にどんな風に違うかにつき

納得してもらうため、

秦映児‏@hataeiji さんが言っている

風刺の説明を引用させてもらう。

――風刺は「反権力」のスタンスでこそ、行われるべき。他者が大事にしているものを貶めたり、力をもたぬマイノリティをからかったり、そんなものを「言論」と言われてもなあ、と、新潮や文春など、出版社系の週刊誌を見てきて、そう思う。〔0:42 - 2015年1月16日 〕――

この視点は、

桑田さんも共感されるだろう。

彼がからかおうとしたのは時の権力者だ。

すなわち、

安倍晋三君だ。

権力を持ってない天皇は、

からかう相手として埒外な存在だった。

しかし、そんなことは無視して、

天皇に不敬だという論陣が張られていた。

そんなやり方が

何とも卑怯ではないか。

ために、

弁明するのが煩わしく、

面倒だった。

しかし、黙っていたのでは、

ライブに来るお客さんにも迷惑がかかる。

それでもう、

何もかも納得したのではなく、

時間の無駄使いを避けたかったかして

謝った、

すなわち、逃げた(避難した)ということじゃないかな。

いずれにしたって、

批判者への屈服を表明したわけじゃない。

そう読めた。

なぜって、

謝罪の相手がファンになっていることからしても分ることだ

(参考までに謝罪文を下記に転載しておく)。

つまり、本心は、

ファンでも何でもない在特会の猿共に

人間が振り回されてどうするねんってこったな。

「逃げる」というのは、

「負けた」ということとは別の概念だよ。


〔資料〕


「桑田佳祐さん:発表した謝罪文の全文」

   毎日新聞(2015年01月15日)

☆ 記事URL:http://mainichi.jp/feature/news/20150115mog00m040019000c.html


 昨年末のサザンオールスターズの年越しライブの内容にネット上などで批判の声が上がっていることについて、サザンの桑田佳祐さんは15日、謝罪文を発表した。全文は以下の通り。(原文のまま)


   ◇     ◇

サザンオールスターズ年越しライブ2014に関するお詫び

いつもサザンオールスターズを応援いただき、誠にありがとうございます。

この度、2014年12月に横浜アリーナにて行われた、サザンオールスターズ年越しライブ2014「ひつじだよ!全員集合!」の一部内容について、お詫びとご説明を申し上げます。

このライブに関しましては、メンバー、スタッフ一同一丸となって、お客様に満足していただける最高のエンタテインメントを作り上げるべく、全力を尽くしてまいりました。そして、その中に、世の中に起きている様々な問題を憂慮し、平和を願う純粋な気持ちを込めました。また昨年秋、桑田佳祐が、紫綬褒章を賜るという栄誉に浴することができましたことから、ファンの方々に多数お集まりいただけるライブの場をお借りして、紫綬褒章をお披露目させていただき、いつも応援して下さっている皆様への感謝の気持ちをお伝えする場面も作らせていただきました。その際、感謝の表現方法に充分な配慮が足りず、ジョークを織り込み、紫綬褒章の取り扱いにも不備があった為、不快な思いをされた方もいらっしゃいました。深く反省すると共に、ここに謹んでお詫び申し上げます。

また、紅白歌合戦に出演させて頂いた折のつけ髭は、お客様に楽しんで頂ければという意図であり、他意は全くございません。

また、一昨年のライブで演出の為に使用されたデモなどのニュース映像の内容は、緊張が高まる世界の現状を憂い、平和を希望する意図で使用したものです。

以上、ライブの内容に関しまして、特定の団体や思想等に賛同、反対、あるいは貶めるなどといった意図は全くございません。

毎回、最高のライブを作るよう全力を尽くしておりますが、時として内容や運営に不備もあるかと思います。すべてのお客様にご満足いただき、楽しんでいただけるエンタテインメントを目指して、今後もメンバー、スタッフ一同、たゆまぬ努力をして参る所存です。今後ともサザンオールスターズを何卒よろしくお願い申し上げます。

株式会社アミューズ

桑田佳祐(サザンオールスターズ)

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