のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

心肺停止の登山者→遺体安置所→家族が死亡を確認→霊柩車

2014年10月01日 22時35分46秒 | マスコミ論
onodekita‏@onodekita さんのツイートを

紹介したい。

――長野県などによると、御嶽山の噴火で心肺停止状態の登山者のうち、29日は正午ごろまでにさらに2人を麓に搬送した。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140929/dst14092913150021-n1.htm…
どう見ても、ご遺体。こんな変な報道は直ちにやめていただきたい。〔17:32 - 2014年9月29日 〕――

このツイートにあるように、

心肺停止しているのに

「生存者」

とは冷静に考えてありえない。

にもかかわらず、

死亡者と区別して

「心肺停止の○○者」

という表現は、

生存者と紛らわしいこと、

この上ない。

事実、

(もはや手遅れだ、この人は死んだ)

と判定すればこそ、

包み込み運ぶわけだ。

もし、蘇生することがあるとすれば、

もともと極度の衰弱状態を心肺停止と見誤ったに過ぎないだろう。

山のように、

この点、誤解している人がいるんではないか。




〔資料-1〕

「29日は正午ごろまでに8人を収容」

   産経ニュース(2014.9.29 13:21更新 )


☆ 記事URL:http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140929/dst14092913150021-n1.htm



御嶽山山頂付近で、取り残された登山者をヘリコプターに運び込む自衛隊員=29日午前10時50分


 長野県などによると、御嶽山の噴火で心肺停止状態の登山者のうち、29日は正午ごろまでにさらに2人を麓に搬送した。同日の搬送者は男性が5人、女性が3人の計8人になった。



〔資料-2〕

「心肺停止の登山者ら相次ぎ搬送…言葉失う家族、悲痛の安置所」

   産経ニュース(2014.10.1 21:12更新 )

☆ 記事URL:http://www.sankei.com/west/news/141001/wst1410010101-n1.html

 御嶽山噴火で、犠牲者の仮設の検視所と遺体安置所となった長野県木曽町の旧町立上田小学校跡地には、1日午前10時過ぎから、新たに搬送された心肺停止の登山者たちを乗せた長野県警のワゴン車が相次いで到着した。シートに包まれ、警察官によって車内から建物内へ運び込まれた。

 身元確認のため家族らも次々と到着し、無言で足早に建物内へと入っていった。中には、目頭を手で押さえ悲しみをこらえる家族らの姿もあった。

 死亡が確認され、身元が判明した登山者は建物に横付けされた霊柩車に乗せられ、関係者らが手を合わせて見送った。

 この日も、麓の木曽町役場など計4カ所に設けられた待機所には、安否不明者の家族や関係者ら計約120人が詰めかけた。「早く見つかってほしい」と捜索に期待を寄せる一方で、次々と伝えられる死亡確認の知らせに言葉を失った。

 待機所の一つ、木曽福島公民館杭(くい)の原分館でも警察官に伴われた家族らが沈痛な面持ちで、遺体安置所に向かった。

 息子の帰りを待つ愛知県の男性(52)は「見つかったという連絡がありました」と、一言だけ述べて車に乗り込んだ。

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2 コメント

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心肺停止 (iina)
2014-10-03 08:17:58
字面から心臓と呼吸が止まった状態とはわかるものの、「死」との違いが分かりませんよね。

いったい ?

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☆ iinaさんへ (忠太)
2014-10-05 04:44:34
コメント、ありがとうございます。
「死」と判断するのは、医師の確認が済んでからということなんでしょうね。でも、違和感があります…。
もし、そのまま放置して白骨死体となっても「心肺停止状態」なのかと言うと、そんなことは全くなくて、その場合は、「心肺喪失」と呼ぶらしいです。冗談なのか、本気なのかにわかに判定がつきかねますね(ブログ「院長の独り言」の記事「1174.火山噴火による死者を「心肺停止」と報道するマスコミ」参照*http://onodekita.sblo.jp/article/104060367.html)。
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