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【沖縄問題】 山本議員 / 「日米安保(主権売渡)条約、改定しなくていいのか」

2015年09月15日 10時04分29秒 | 日米同盟


(下記〔資料〕に質疑内容の書き起こし)

山本議員の

「日米地位協定、日本の主権を売り渡す売国条約だ、総理、今すぐ変えなきゃならないんじゃないか」

という指摘に場内騒然。

国会議員が

誰も触れ得なかったタブーに触れた

歴史的瞬間だった。

この快挙は、

日本の議会史において語り継がれることだろう。

それにしても大した度胸だ。

我々は、

この稀有な

政治家を守って行かねばならない。


〔資料〕

「参院安保法制特別委員会 」

<書き起こし>

☆ 記事URL:http://sun.ap.teacup.com/souun/18347.html


山本太郎「総理に質問。この前ジュネーブ条約に違反している国に支援しないと言ってたが、米国が第二次大戦時ハーグ陸戦条約に違反して、原爆投下、東京大空襲、日本全土への無差別爆撃したのは、国際法違反の戦争犯罪じゃない?」

安倍「ジュネーブ条約違反国は支援しない」

山本「答えてない。ハーグ陸戦条約違反は国際法違反でしょ?」

安倍「原爆投下は非道な行為だが、国際法上、日本はサンフランシスコ講和条約を受諾している」

山本(写真パネルを見せて)「この方ご存知?」

安倍「知らない」

山本「沖縄の辺野古で毎日座り込み抗議を続ける86歳のふみこおばあ、島袋文子さん。今年3月安倍総理宛に手紙を書いている。糸数けいこ議員から内閣総務官室に託した手紙、読んだ?」

安倍「読んだ。沖縄の悲惨さが書いてあった」

山本「(沖縄の島袋さんの)手紙はいつ読んだ?」

安倍「膨大な手紙が来る。事務方が選別してコピーをよこす。いつ読んだかわからないが読んだことは読んだ」

山本「得ている情報では内閣総務官室に糸数議員が手紙を託したあとは総理に届かず防衛相に留め置かれていた。読んだのは今日じゃないの?」

山本「(島袋さんの)手紙を直接総理に見せたい。委員長お願いできます?」

委員長「もうコピーが届いてるんだから必要ない」

山本「本人にも了解を得て配布資料として配ろうとしたが自民党側からとにかくダメだと言われた。だから、以前外交防衛委員界で糸数議員が触れた時の議事録を配布した」

山本「この議事録にある手紙のコピーを、総理、代読していただけない?」

鴻池委員長「山本くんに申し上げる。すでに配布資料として手元に配っているものを総理に読めというのは道理にそぐわない。委員長として拒否する」

山本「さっきは配布資料を石川政務官に読ませたと後ろの席の人も言っている」

山本「では抜粋してお伝えする。島袋文子さんは70年前地獄のような沖縄戦を経験された。15歳の時に火炎放射器で全身を焼かれ、大やけどを負った。人間の屍体の浮いた水たまりの泥水をすすりながら生き永らえた人。この手紙の中で、沖縄戦で日本軍は沖縄の人間を守らなかったと書いている」

山本「沖縄戦での米軍と日本軍の行為について、総理の見解は?」

安倍「沖縄では唯一の地上戦があって多くの命が失われた。そのことを胸に刻んで二度と戦争の惨禍を繰り返してはならないと思っている」

山本「沖縄戦での米軍と日本軍の行為について、総理の見解は?」

安倍「沖縄では唯一の地上戦があって多くの命が失われた。そのことを胸に刻んで二度と戦争の惨禍を繰り返してはならないと思っている」

山本「この戦争法案だけでなく辺野古新基地建設も国民県民の多数の意思を無視して法律を無視して強行突破するつもり?」

安倍「工事も1ヶ月停止した。普天間の危険性の除去については(翁長氏と)一致してる。辺野古の機能は普天間の3分の1になる。空中給油機も岩国に移転した。一歩一歩やりたい」

山本「ミスターガイアツと言われたアマコスト元駐日大使は嘉手納基地こそ重要で海兵隊は重要じゃないと言ってる。辺野古はいらないと。ジャパンハンドラーのアーミテージ氏は対案があれば米軍は耳を傾ける。ジョセフ・ナイ氏は辺野古を再検討すべきと言ってる。言うこと聞かなくていいの?」

山本「本法案だけじゃなく、原発再稼働、TPP、特定秘密保護法、防衛装備移転(武器輸出解禁)などなど、全部第三次アーミテージ=ナイレポートに書いてある『日本への提言』、全力で実現してるのに、辺野古に関してだけは言うこと聞かなくて大丈夫?利権がまたちがうのかな?」

山本「『2010年5月8日、サイパン、テニアンなどを含む北マリアナ州のフィッテル知事の声明『普天間基地移設に関し、グアムと北マリアナで環境影響評価を実施した。軍事基地と訓練の場所となる考えを受け入れる。北マリアナ諸国連邦はどんな支援もする所存です』普天間代替を言ってくれてる」

山本「総理、新基地建設をただちに中止してくださいよ。沖縄の海兵隊キャンプハンセンのみをローテーション基地とすればいいでしょ。普天間は速やかに撤去かわりにグアム、テニアンの新しい訓練基地を日本の費用で建設する提案をアメリカ政府に当然すべきだと思うが、しない?」

安倍「『利権』ということばは取り消してほしい。普天間の移設は民主党政権でも結局辺野古しかないということになった。」

山本「その民主党がちゃんと解決のために北マリアナの人たちと前向きに話をしていた。」

山本「1951年の最初の安保条約の1年後に結ばれた日米行政協定の話。日米行政協定の内容は、戦勝国である米軍に対して、日本国内で好き勝手できる、すべてフリーハンドを与えるという超不平等なもの。これが1960年に新安保の下で日米地位協定になっても内容ははそのまんまという密約。」

山本「岸首相のときの藤山外相とマッカーサー駐日大使との間で交わされた『基地の権利に関する密約』が米側の公開文書で明らかになっている。この地位協定、変えなきゃダメなのでは?お祖父さんのやったことですよ。この国の主権を売り飛ばしたような売国条約になってる。中身はわかってるでしょ?」

山本「総理、変える気ないんですか?アメリカに地位協定の変更を求めない?」

<オフレコ> ヤジ「バラエティーより面白くなってるな」

鴻池委員長「質問はなに言ってもいいけどね、けど作法とかあるやろ。外国の条約もあるし。やっぱりね、作法守れ、作法。」

鴻池委員長「政治家は議場においてどういう発言でもいいと思う。私も相当暴言を吐いてきた。ただ、今の山本くんの発言については『売国条約』とか、私のような不適切な発言をしてきたものがそのように思う箇所が多々見られる。これについては後刻議事録を精査してそのようにさせていただきたいと思う」

山本「『売国条約』という言葉は物議をかもしたと思う。そこは訂正(撤回?)する。すべての主権を売り渡しているような条約に対して、これを継続する。占領時代と変わらないものを今も約束し続けるというのは、あまりにもおかしいと思う。総理、地位協定変更をアメリカに求めない?」

安倍「山本議員が指摘された(米国の)公開されたとされる文書についてひとつひとつコメントすることは適当ではない。米国も、公開された文書についてコメントはしない。地位協定については今回新たな合意を行った。事実上の改定。」

山本「占領時代が継続しっぱなし。変えなきゃしょうがない」

山本「辺野古は、アメリカの関係者でさえ必要ないと言っている。住民と話し合えと言っている。そのことに関してぜひ耳を傾けてほしい。本法案は廃案しかないと申し上げて質問を終わる。委員長、失礼しました。」

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