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航空自衛隊の那覇基地が百田尚樹の訪問を歓迎

2018年01月29日 20時16分31秒 | 沖縄問題
山崎 雅弘‏
@mas__yamazakiさんのツイート。

――百田尚樹氏が「普天間飛行場は元々、田んぼの中にあった」等のデマを流し、安倍政権に従わない県民を誹謗し、沖縄の新聞二紙をつぶせと恫喝している一方で、航空自衛隊の那覇基地が、そんな百田尚樹氏にきわめて好意的だという事実は、いろんな意味で重い。自衛隊は米軍と県民のどちらを優先するのか。〔17:45 - 2018年1月28日〕――



頭が禿ていて、

おかまっぽくて平和の使いに見える。

そこが受けたのかな。

しかし、言っている言葉を聞く限り、

平和の使いではありまへんで。

その点、

自衛隊の皆さんは、

大きな誤解をされている。

「永遠の0」では、

主人公が米国の空母を破壊したように描かれている。

しかし、それは、嘘だ。、

「海賊と呼ばれた男」も

虚偽がある。

小説のモデルになった

出光佐三は、

日章丸事件――イギリスの思惑を無視してイランから石油を半額で仕入れた――によって、

一躍、民族資本として名を馳せた。

しかし、半額で仕入れた石油を彼は5%値引きしただけだ。

一体、5%の値引きで

どこまで日本という国の戦後復興に苦しむ消費者を支えたと言えるだろうか。

肩書は、

「民族資本家」。

してその実態はと言うと、ただの銭ゲバじゃないか。

外資を排したという武勇伝も

実は、外資の方が

彼の秘密主義(株式が非公開であり、投資家のチェックが入らない)を嫌がり、

それを我慢してパートナーになっていくほどには、

事業規模が大きくなかったからだろう。

彼の経営理念と言われる

「人間尊重・大家族主義」と言われるものの

その実態はと言えば、

何より社員の団結を怖れた臆病者の社員の人権無視な経営の言い訳だ。

企業小説家・高杉良は、

『虚構の城』という作品において

出光の社風を次のように活写している。

――社員は出勤簿がないために牽制しあうせいか早朝出勤を励行し、また残業手当が支給されないにもかかわらず5時に退社する者は女子社員や特別の用事がある者を除いて皆無に等しく、夜7時、8時まで仕事をさせられることは、ざらにあった――

これ読んで、思い出すのは、

「ブラック企業」

という言葉だ。

労組発足の動きがあれば、即刻潰しにかかるに違いない。

創業者の出光佐三を伝説化した

ワンマン会社だ、

当然の運命として、1999年に自殺者も出ている

(日経新聞記事「上司の叱責「過重な負担」 会社員自殺で労災認める 東京地裁 」(2010/10/18付)参照)。

☆ 記事URL:https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG18051_Y0A011C1CR8000/

最後に、これだけは言っておきたいと思うのは、

映画化されたこの作品が公開されたとき、

百田が

「自分の名前が映画の宣伝に際し、抜け落ちている」

と騒いだことだ。

百田においてさえ、純粋に出光佐三の魂に感動していないからこそ

口にしえる不満じゃないか。

大金を儲けた出光は、

美術館を建てた。

美術品購入によって損失をでっちあげたわけだ。

利益はすべて

内部留保するという彼の浅ましい根性が見出した節税対策と言える。

しかし、この節税対策がため、皮肉にも

創業家の皆さんは、

「動産貧乏」に陥るんではないかと

秘かに心配してあげる。

ところで、

航空自衛隊那覇基地さんによると、

百田を、

ベストセラー作家などと呼んでいる。

今の時点では、

その評価、まだ正しいのかもしれない。

しかし、彼の著書のほとんどがアマゾンで1円で販売されている。

この事実、

自衛隊の皆さんは、

しかと記憶しておいた方がいいよ。

今拍手されているように見えて、次の瞬間、見捨てられる生きた標本だ。

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