のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

トランプがヒラリーに勝った理由

2016年11月11日 03時50分50秒 | 世界の風景
トランプの大統領就任には不安を訴える声が大きい。

たとえば、

とらちゃん‏@toracyan06 さんの

ツイートに

その気持ちが端的だ。

いわく、トランプーは、企業を潤す「法人税」引き下げを公約にしてたし、TPPには反対だけど、もっと日本には厳しい「日米のFTA」には賛成だし、パリ協定にも反対だって言うし、軍事費は拡大させるというし、兵隊さんも増やすっていうし、これのどこがヒラリーよりマシって言えるわけ?〔9:17 - 2016年11月11日 〕と。

何より、差別に前向きなどという

印象は、

堪えがたいものがある。

大統領としての業務引き継ぎに

トランプと

会談したであろうときの、

このオバマ大統領のしかめっ面!


転載元:Sky Williams @SkyWilliams さんのツイート〔7:56 - 2016年11月11日

将来に

不安を感じさせる。

また、

deepthroat‏@gloomynews さんが言及する

――トランプ勝利後の米国内で人種差別事例が多発。ミネソタ州の高校ではトイレットペーパーホルダーに「アフリカに帰れ」「アメリカを再び偉大に」、トイレドアには「白人オンリー」と落書き。サンディエゴの大学ではイスラム教徒女子学生がトランプに言及する男達に脅迫され財布を盗られた。〔9:39 - 2016年11月11日 〕—―

という事件には気が滅入る。

単なる嫌がらせの域を超えて、

トランプ勝利の報と同時に上がった

血生臭い

暴力事件には

不吉なものさえ感じる。

たとえば、

北丸雄二‏@quitamarcoさんが報告〔16:01 - 2016年11月10日 〕する

ゲイのカップル襲撃事件に見る

血みどろ画像、見て欲しい。

げっそりする。



この事件について、

Bhaveek N. Makan‏@TehBhav さんが

――Woke up to hear my great friend was physically attacked last night for being gay. "We have a new president faggot" he was told. I'm hurt.(北丸雄二さん訳: 昨晩、サンタモニカで男性とデートの最中に見知らぬ他人からボトルで一撃され、「新しい大統領になったんだよ、このホモ野郎(ファゴット)!」と言われた)〔4:30 - 2016年11月10日 〕—―

とツイートしていた。

その他、

黒人差別の匂いがぷんぷんする

情報も飛び込んできた。

たとえば、

次の

トランプ勝利後、ノースカロライナ州ダーナムの落書き。



「"Black lives don't matter and neither does your votes" (deepthroatさん訳:黒人の命も票も大事じゃない)」

などと書かれてある。

KKK団が

ドナルド・トランプの当選を祝福する

デモ行進している図など、「今、時代はいつなんだ?」と、

頭が混乱してしまいそうになる。


転載元:洋子, 斧‏@walkinonthinice さんのツイート〔7:51 - 2016年11月11日

日本人には

やっぱりテロは、

衝撃的だ。

しかし、米国は、

人種のるつぼと言われながら、

他方では、

少数者に対して

いわれなき差別を行ってきたのでないか。

しかも、

その差別の在り方が暴力的で凄まじいものがあったのではないか。

ryosuke ino‏@RyosukeInoさんのする、

――アメリカから暴力取ったら何も残らないでしょ。世界の山口組ですからね。暴言くらいで右往左往するんじゃない、と思いますが。末端が疲弊してるから新しい親方求めたってことなんじゃないんですか? 親を民意で変えられるのが民主主義〔23:31 - 2016年11月10日 〕—―

という指摘、もっともと思う。

トランプについて、

宋 文洲さんが「トランプは既に勝った」という

メルマガ記事において、

次のように述べておられる。

――日本では単なる右翼候補としてしかイメージが伝わっていないトランプですが、私は昨年から既に好感を持っていました。昨年のクリスマス前にボストンのホテルでテレビ弁論の中継を見ていたところ、他の候補達との違いが目立ちました。

その違いは過激さではありません。他の候補達はこれまでの通りの米国エリートのように振舞いましたが、トランプは自分の考えを述べていました。その考えは明らかに主流マスコミやエリート政治家の流れに沿っていませんが、かなり道理にかなっていました。

日本では米軍撤退すべき、日本は為替操作している、など日本に関連する部分だけを日本では報道するのですが、トランプは中国にもロシアにも厳しいことを言っています。また、メキシコとの間に壁を作るとか、イスラム教徒入国禁止とかの過激発言が問題になっているのですが、なかなか解決できない米国の難題(貿易赤字、テロ)に劇薬の処方箋を出したとも言えます。—―

☆ 記事URL:http://www.soubunshu.com/article/438292578.html

なるほどな、

と思った。

トランプと米国のエリートの違いは、

ロシアと米国を揶揄する

こんなジョークに照らし出せば、

その差が歴然とする。

国民性ジョーク集‏@kokuminjoke に

こんなのがあるようです。

――アメリカのNASAは宇宙空間ではボールペンが使えず、字を書くことが出来ないという問題を解決するために莫大な研究費と人材を投じた。そして長い年月をかけ、ついに無重力、極低温、極高温、真空状態とあらゆる環境でも問題なく字を書けるボールペンを開発した!

一方ロシアは鉛筆を使った〔8:19 - 2016年11月11日 〕—―。

従来のインテリとトランプを比較する上で、

分かりやすいだろ、このジョーク。

親・ロシアの

彼は、

鉛筆を手に取った。

そしてそこに

「世界の警察は、もう止めじゃ!」

と書き込んだ。

米国民には

それが受けたと思う。

CHUSA‏@Chusa7 さんのツイート。

――トランプが勝ったのは戦争にNoと言ったからで、対するヒラリーは継続して戦火を拡大する予定だった。これだけでもトランプに投票する動機となり得るんじゃないだろうか?ヒラリーが大統領になれば核戦争も現実味を帯びただろう。〔1:02 - 2016年11月11日 〕—―

また、ちょっと不謹慎なコメントかもしれないが、

トランプの主張に潜む

反・グローバリズムの視点がどうなるのかも

楽しみだ。

小林でび‏@devikoba さんが

こんなツイート。

――アメリカに反グローバリズムの大統領が生まれるとはなあ。絶対無理だと思ってたからビックリ。まあ彼が好きか嫌いかはおいといて、多国籍企業利権のど真ん中に乗り込んで彼がどこまで反グローバリズムを貫けるかが今度は興味津々だわ。2、3か月でコロッと丸め込まれてしまう気もするけど…(笑)〔18:10 - 2016年11月9日 〕—―。

要するに、

銃を担がせられて、

戦場に送り込まれる恐れのある人間が

こぞって

トランプに一票入れたということだな。

もし、万が一、

彼が悪さするんなら、

皆で彼の行く手に立ち塞がればよいと

考えたんだろう。

バーニー・サンダーズ(Bernie Sanders @SenSanders )さんも

こんなこと言っている。

――If Donald Trump takes people's anger and turns it against Muslims, Hispanics, African Americans and women, we will be his worst nightmare.(北丸雄二さんの訳〔3:47 - 2016年11月11日 〕:トランプが人々の怒りを利用してムスリムやヒスパニックやアフリカン・アメリカンや女性に敵対するならば、我々が彼の最悪の悪夢になってみせよう)〔3:43 - 2016年11月11日 〕—―

このセリフ、米国の民主主義への絶対的な信頼が言わせているのだろう。

日本には、

ここの部分で欠けている。

だから大騒ぎになるんではなかろうか。

すべてはお上(マスコミ)にお任せで自分の頭を使って

考えようとしないのも、

民主主義が未熟という点と大いに

関係するのだろう。

実際、選挙前、

トランプが勝ち残るという

予想をしていたのは、

本当に、

わずかだった

(具体的に、誰がかについては、

拙稿「稲田防衛大臣 / 「(トランプ大統領誕生について聞かれ)想定内」(こういう負けず嫌いが道を過たせるのでは?)」参照。*http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/edb6ea1d0a4e1c399d87d715b4c91ce0)。


1%の富裕層が

金に糸目もつけずヒラリーを全面的にバックアップ。

マスコミも

ほとんどヒラリー支持だった。

その時点で、

マスコミの判断と矛盾する

民意が成立する余地は、

限りなくゼロに近かったのだ――。

日本は、

そういう国だった。

連日のように

トランプに関するデマが流されていた。

その流れが変わったのは、

せめてもの応戦で

口にしたのが

「不正選挙したらとことん闘う」

という一言からだった。

こいつ、

陰謀論者だ

と卑しめられながら、

米国人たちは

気づいたんではないか、

トランプの

乱暴な言葉遣いの下にある、

安倍晋三などとは違う

本物の

愛国者としての

彼の相貌に――。

想田和弘@KazuhiroSoda さんは、

そんな見方に

反対する。

――民主的な選挙によって、(投票した人の多くはおそらくそのつもりもなく)民主制の事実上の廃止を決定してしまった。それが「トランプ勝利」の意味するところだ。この結果を普通の選挙結果のように扱ってはならない。一夜にして、米国は米国でなくなった。〔23:27 - 2016年11月9日 〕—―

この人は、

一度、曲解してしまうと、

誤解を正せなくなってしまう人なのだろうか。

以下、

この人に関する思いを

述べさせて頂く。

政治状況としては、

安倍マリオのような人物が首相をしている

日本の方が

事態は深刻だ。

そちらは全く目もくれなくて、

こんなに他国に

関心を寄せられる人というのは、

僕にとっては

それだけで奇妙で受け入れがたく感じるんだな。

なぜなら、

井戸端会議で

本気で人を憎める人だと思うからだ。

情報提供者が

嘘をついている可能性など、

微塵も考えないんだろう。

そういう人は、

怖い!

村八分の担い手だ。

その担い手の

お兄さんが今朝、

こんなツイートをしていた。

――大統領選の結果を地域ごとにみていくと、トランプの勝利は都市部への田舎からの「ファックユー」であることがわかる。階層ごとにみれば、労働者によるホワイトカラーへの「ファックユー」。その気持ちは僕にも痛いほどわかる。でも悲しいかな、トランプは田舎や労働者の味方ではない。むしろ敵である。〔22:48 - 2016年11月10日 〕—―

農村部の方に

トランプの支持者は多いようだ。

そこは、

事実と認めてよい。

しかし、だからって、

なぜ、

都市部に対する

農村部の

「ファックユー」になるわけだろう。

そして

どうしてトランプは、

農村部の

「敵」

だと断言できるのか。

想田和弘さんは、

世の中、

「敵」か「味方」の

いずれしか存在しない

という世界観の持ち主なんだろうけど、

考え方、

古すぎないだろうか。

ブログに書いているだけだと、

陰口を言っているみたいだ。

そこで、

――なぜ、「トランプは田舎や労働者の味方ではない。むしろ敵である」などと、断言できるのでしょう。理由がわかりません。〔7:11 - 2016年11月11日 〕—―

リツ―トするとき、

疑問をきして置いた。

もっと挑戦的に書かないといけなかったのか、

返信がない。

あるいは、

自分で調べろということなのかな。

どうして返信がないのだろ。

この人、

ネトウヨには

結構、小まめに返事を書いている、

罵倒するのが目的だが――。

他人を侮辱すると、

自分の値打ちが上がると

考えている残念な人なのかもしれないな。

たとえば、

上西(うえにし)小百合@uenishi_sayuri さんの

――@KazuhiroSoda 想田作品。こう見えても私は「牡蠣工場」は劇場で。「演劇1・2」「選挙」「選挙2」はDVDで観てますよ。〔22:52 - 2016年11月11日 〕—―

というリプに対し、

――ウゾっ!〔23:11 - 2016年11月11日 〕――

とコメントしている。

確かに、

上西さんと言えば、

橋下徹氏と組んでいた時期もあった。

感心しない行動もあった。

しかし、自分に敬意を表している者に対し、

このセリフはないだろ。

結構、

男として最低の野郎かもしれないな。

人間性が分かったところで、

もう、考えるのは

止めにしよう。


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