「所詮は、嘘」。
口当たりのいい言葉が所狭しと
散りばめられている。
戦後、初めての空前の「アベノミクス」という
好景気という
バラ色の出鱈目を餌にして、
現憲法が保障している
武装を自ら解かせようとしている。。
すなわち、
みなさんが力を合わせ、この憲法が命としている
(1)国民主権
(2)基本的人権
(3)平和主義
という3つの原則を投げ捨て去るならば
日本を
米国に捧げ、
皆さんの活力を
すべて戦争のために消費することを
お約束します、
というわけだな。
ただし、その本心は伏せてある。
彼はただ巧妙に本旨を隠し、
「未来は、与えられるものではありません。私たち一人ひとりの努力で創り上げていくものであります。私たちの子や孫たちのために、今こそ新たな国創りを、共に、進めていこうではありませんか」
と言う。
騙されてはいけない。
安倍晋三という男が狙っているのは、
我々の心を
お留守にさせることだ。
そこに為政者である「私たち」――安倍が言う「私たち」もどき――が住むために。
さて、
“君主”が如くの安倍としては、
どこまでも裁定者の顔をしようとする。
すなわち、彼の取り巻きの
「良きに計らえ」
というわけだな。
それは、
同時に自分の意見を持てない者の
憶病者の証でもある。
野蛮な安倍の
施政方針演説につき、
小沢一郎(事務所)@ozawa_jimushoさんが
こんなコメント。
――総理の施政方針演説。憲法改正についてあれだけわあわあ言っておいて、付け足しみたいにちょっと触れただけ。後は持ち寄ってやってねと。評判が悪いとすぐひっこめる。押しつけ憲法だから嫌だという本音はひた隠す。憲法も立憲主義も理解していない総理に憲法改正を口にする資格はない。姑息でせこい。〔11:20 - 2018年1月23日 〕――
異存なしだ。
〔資料〕
「安倍首相の施政方針演説(全文)」
朝日新聞(2018年1月23日05時00分)
☆ 記事URL:https://www.asahi.com/articles/DA3S13325520.html
【1】はじめに
150年前、明治という時代が始まったその瞬間を、山川健次郎は、政府軍と戦う白虎(びゃっこ)隊の一員として、迎えました。
しかし、明治政府は、国の未来のために、彼の能力を活(い)かし、活躍のチャンスを開きました。
「国の力は、人に在り」
東京帝国大学の総長に登用された山川は、学生寮をつくるなど、貧しい家庭の若者たちに学問の道を開くことに力を入れました。女性の教育も重視し、日本人初の女性博士の誕生を後押ししました。
身分、生まれ、貧富の差にかかわらず、チャンスが与えられる。明治という新しい時代が育てた数多(あまた)の人材が、技術優位の欧米諸国が迫る「国難」とも呼ぶべき危機の中で、我が国が急速に近代化を遂げる原動力となりました。
今また、日本は、少子高齢化という「国難」とも呼ぶべき危機に直面しています。
この壁も、必ずや乗り越えることができる。明治の先人たちに倣って、もう一度、あらゆる日本人にチャンスを創(つく)ることで、少子高齢化もきっと克服できる。今こそ、新たな国創りの時です。
女性も男性も、お年寄りも若者も、障害や難病のある方も、全ての日本人がその可能性を存分に開花できる、新しい時代を、皆さん、共に、切り拓(ひら)いていこうではありませんか。
【2】働き方改革
「働き方改革」を断行いたします。
子育て、介護など、様々な事情を抱える皆さんが、意欲を持って働くことができる。誰もがその能力を発揮できる、柔軟な労働制度へと抜本的に改革します。戦後の労働基準法制定以来、70年ぶりの大改革であります。
長年議論だけが繰り返されてきた「同一労働同一賃金」。いよいよ実現の時が来ました。雇用形態による不合理な待遇差を禁止し、「非正規」という言葉を、この国から一掃してまいります。
…(中略)…
【7】おわりに
皇室会議を経て、皇室典範特例法の施行日が、平成31年4月30日となりました。天皇陛下の御退位と皇太子殿下の御即位が、国民の皆様の祝福の中でつつがなく行われるよう、全力を尽くしてまいります。
■力を結集する
「50年、80年先の国土を富ます」
150年前。天竜川はたびたび氾濫(はんらん)し、村人たちは苦しめられてきました。子々孫々、洪水から村を守るため、金原明善(きんぱら・めいぜん)は、植林により治水を行いました。
600ヘクタールに及ぶ荒れ地に、300万本もの木を植える壮大な計画。それでも、多くの人たちが明善の呼び掛けに賛同し、植林のため、共に、山に移り住みます。
力ある者は、山を耕し、苗木を植える。木登りが得意な者は、枝を切り落とす。女性や子どもは蔦(つた)や雑草を取り除く。それぞれが、自身の持ち味を活かしました。
多くの人たちの力を結集することによって築き上げられた森林は、100年たった今でも、肥沃(ひよく)な遠州平野の守り神となっています。
多くの人の力を結集し、次の時代を切り拓く。あらゆる人にチャンスあふれる日本を、与野党の枠を超えて、皆さん、共に、作ろうではありませんか。
50年、100年先の未来を見据えた国創りを行う。国のかたち、理想の姿を語るのは憲法です。各党が憲法の具体的な案を国会に持ち寄り、憲法審査会において、議論を深め、前に進めていくことを期待しています。
未来は、与えられるものではありません。私たち一人ひとりの努力で創り上げていくものであります。私たちの子や孫たちのために、今こそ新たな国創りを、共に、進めていこうではありませんか。
御清聴ありがとうございました。
口当たりのいい言葉が所狭しと
散りばめられている。
戦後、初めての空前の「アベノミクス」という
好景気という
バラ色の出鱈目を餌にして、
現憲法が保障している
武装を自ら解かせようとしている。。
すなわち、
みなさんが力を合わせ、この憲法が命としている
(1)国民主権
(2)基本的人権
(3)平和主義
という3つの原則を投げ捨て去るならば
日本を
米国に捧げ、
皆さんの活力を
すべて戦争のために消費することを
お約束します、
というわけだな。
ただし、その本心は伏せてある。
彼はただ巧妙に本旨を隠し、
「未来は、与えられるものではありません。私たち一人ひとりの努力で創り上げていくものであります。私たちの子や孫たちのために、今こそ新たな国創りを、共に、進めていこうではありませんか」
と言う。
騙されてはいけない。
安倍晋三という男が狙っているのは、
我々の心を
お留守にさせることだ。
そこに為政者である「私たち」――安倍が言う「私たち」もどき――が住むために。
さて、
“君主”が如くの安倍としては、
どこまでも裁定者の顔をしようとする。
すなわち、彼の取り巻きの
「良きに計らえ」
というわけだな。
それは、
同時に自分の意見を持てない者の
憶病者の証でもある。
野蛮な安倍の
施政方針演説につき、
小沢一郎(事務所)@ozawa_jimushoさんが
こんなコメント。
――総理の施政方針演説。憲法改正についてあれだけわあわあ言っておいて、付け足しみたいにちょっと触れただけ。後は持ち寄ってやってねと。評判が悪いとすぐひっこめる。押しつけ憲法だから嫌だという本音はひた隠す。憲法も立憲主義も理解していない総理に憲法改正を口にする資格はない。姑息でせこい。〔11:20 - 2018年1月23日 〕――
異存なしだ。
〔資料〕
「安倍首相の施政方針演説(全文)」
朝日新聞(2018年1月23日05時00分)
☆ 記事URL:https://www.asahi.com/articles/DA3S13325520.html
【1】はじめに
150年前、明治という時代が始まったその瞬間を、山川健次郎は、政府軍と戦う白虎(びゃっこ)隊の一員として、迎えました。
しかし、明治政府は、国の未来のために、彼の能力を活(い)かし、活躍のチャンスを開きました。
「国の力は、人に在り」
東京帝国大学の総長に登用された山川は、学生寮をつくるなど、貧しい家庭の若者たちに学問の道を開くことに力を入れました。女性の教育も重視し、日本人初の女性博士の誕生を後押ししました。
身分、生まれ、貧富の差にかかわらず、チャンスが与えられる。明治という新しい時代が育てた数多(あまた)の人材が、技術優位の欧米諸国が迫る「国難」とも呼ぶべき危機の中で、我が国が急速に近代化を遂げる原動力となりました。
今また、日本は、少子高齢化という「国難」とも呼ぶべき危機に直面しています。
この壁も、必ずや乗り越えることができる。明治の先人たちに倣って、もう一度、あらゆる日本人にチャンスを創(つく)ることで、少子高齢化もきっと克服できる。今こそ、新たな国創りの時です。
女性も男性も、お年寄りも若者も、障害や難病のある方も、全ての日本人がその可能性を存分に開花できる、新しい時代を、皆さん、共に、切り拓(ひら)いていこうではありませんか。
【2】働き方改革
「働き方改革」を断行いたします。
子育て、介護など、様々な事情を抱える皆さんが、意欲を持って働くことができる。誰もがその能力を発揮できる、柔軟な労働制度へと抜本的に改革します。戦後の労働基準法制定以来、70年ぶりの大改革であります。
長年議論だけが繰り返されてきた「同一労働同一賃金」。いよいよ実現の時が来ました。雇用形態による不合理な待遇差を禁止し、「非正規」という言葉を、この国から一掃してまいります。
…(中略)…
【7】おわりに
皇室会議を経て、皇室典範特例法の施行日が、平成31年4月30日となりました。天皇陛下の御退位と皇太子殿下の御即位が、国民の皆様の祝福の中でつつがなく行われるよう、全力を尽くしてまいります。
■力を結集する
「50年、80年先の国土を富ます」
150年前。天竜川はたびたび氾濫(はんらん)し、村人たちは苦しめられてきました。子々孫々、洪水から村を守るため、金原明善(きんぱら・めいぜん)は、植林により治水を行いました。
600ヘクタールに及ぶ荒れ地に、300万本もの木を植える壮大な計画。それでも、多くの人たちが明善の呼び掛けに賛同し、植林のため、共に、山に移り住みます。
力ある者は、山を耕し、苗木を植える。木登りが得意な者は、枝を切り落とす。女性や子どもは蔦(つた)や雑草を取り除く。それぞれが、自身の持ち味を活かしました。
多くの人たちの力を結集することによって築き上げられた森林は、100年たった今でも、肥沃(ひよく)な遠州平野の守り神となっています。
多くの人の力を結集し、次の時代を切り拓く。あらゆる人にチャンスあふれる日本を、与野党の枠を超えて、皆さん、共に、作ろうではありませんか。
50年、100年先の未来を見据えた国創りを行う。国のかたち、理想の姿を語るのは憲法です。各党が憲法の具体的な案を国会に持ち寄り、憲法審査会において、議論を深め、前に進めていくことを期待しています。
未来は、与えられるものではありません。私たち一人ひとりの努力で創り上げていくものであります。私たちの子や孫たちのために、今こそ新たな国創りを、共に、進めていこうではありませんか。
御清聴ありがとうございました。
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