のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

岩上安身のインタビュー:樋口陽一・東京大学名誉教授 / 「自民党憲法改正案の特徴」

2016年02月22日 05時44分21秒 | 憲法解釈論
加勢 仁
‏@kase_jin さんのツイート。


――IWJ会員でなくても、いまは視聴できるようです。テレビよりもこちらをどうぞ。

2016/02/17 憲法学の「神様」がIWJに降臨!前代未聞!樋口陽一・東京大学名誉教授が岩上安身のインタビューで自民党改憲草案の狙いを丸裸に!動画 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/287549 …〔18:34 - 2016年2月19日 〕――

「天賦人権説」と「個人」の

思想は、

関連するようですね。

ビデオ・タイム1:09:00頃から

憲法13条の解説になります。

樋口氏によると、

この条文が憲法上、最も重要と

と言っておられます。

国家の

成立に関わる概念、

個人が

説かれているからでしょう。

すなわち、

国家の権威の源が

諸個人にある

というのが

「近代」というイデーの

結節点なのですな。

ところが、自民党の憲法改正案は、

それは、困る、

「個人」でなく、

「人」だという主張をしています。

それが時代の

大転換点になるという

お話でした。

自民党の憲法改正草案は、

単に

「戦争できる国」

という点だけでなく、

新自由主義の考え方を

憲法規定に盛り込んだことにも

特徴があるようです。

すなわち、

精神的自由に対しては、

「公安の利益」

により制限を付しながら、

他方、経済的自由については、

たとえば、

居住移転の自由(憲法第21条参照)から

「公共の福祉」概念による

現行憲法上の制約を取っ払い、

大企業の国籍を超えた利潤追求に与していることなど、

よく納得できました。

多国籍企業の人間が涎を垂らしながら日本を見ています、

この国が欲しいな、と。

安倍晋三は、

そういう連中の走狗なんですな。

「日本の文化・伝統」

と憲法の前文に記すのだと

息巻いても、

それは、

売国に伴う国民の痛みを麻痺させるための

リップサービスに過ぎません。

樋口さんの

「あの、安倍首相のとげとげしい国会の答弁のやり方を見ていて

『和』など語れる人に見えますか」

という趣旨の問い掛けがとても説得的でした。

皆さんも、

是非、見られたら良いと思います。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿