のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

不可解な住民投票の投票率情報 やっぱり不正な開票操作があったのか

2015年05月20日 03時33分20秒 | 奇譚
辛坊治郎氏の毒々しい

大阪都構想否決の要因となったであろう

高齢者の思惑の

分析(思い込み)が波紋を呼んでいる。

下品で卑しい推測は、

そういう見方があるというだけで

人をうんざりさせるものだ。

しかも辛坊氏のような観方は、

辛坊氏一人の物でなく、

ちきりんさんや

今一生さんも共有しているので、

民衆の意識深くにある差別偏見の問題として

根が深い。

特に、今一生さんの場合は、

「ソーシャルデザイン 50の方法」

といった著書があり、

ソーシャルワーカーと勘違いしている人がいると思う

(僕もそういう誤解をしていた)。

もし、ソーシャルワーカーなら、

社会福祉の専門家であり、

仰っていることは、

合理性を有するものとして

出鱈目なのに修正されもせず、

誤ったままに

その理解が拡散される危険がある。

しかし、辛坊氏らが吹聴している見方は、

どんなにたくさんの

人が知ることになろうと、

所詮、ただの偏見に過ぎない。

これに同調するようでは

専門家失格だ。

その点を明らかにすることで、

デマ防止につなげたい。

まず、どんな情報を介して、

デマが発生したか――。

北は、

都構想に賛成派が多く、

南は、

反対派は多いというところから、

犯人探しが始まった。

犯人とはまだ穏やかでない表現だが、

事実その通りだろう。

賛成派は、

「みなさんは、都構想について詳しく知る必要がない」

として橋下市長の批判と思しき

質問が出るや、

躊躇なく質疑打ち切りをしていた

橋下徹の言い分を

100%鵜呑みにした

まさに「信者」の集団だからだ。

何が都構想を潰えさせたか――。

この原因を探る作業は、

まさに異教徒を見つけ出すことに尽きる。

異教徒は、

責められるべき民という意味で、

犯罪者と言ってよい。

上に述べた通り、

目の前に

ぶら下げられた情報はこれだった。


典拠:五味馨‏@keigomi29 さんのツイート〔15:11 - 2015年5月18日

北は官庁街で、

南は、

あの橋下が言った

「西成の名が消えますよ」

という

“汚れた”「西成」の地名を消すことを

都構想のチャームポイントに

訴えた

あの西成があるところが「南」だ。

通天閣もあれば、

飛田もある。

いわば、こてこての大阪の詰まった場所だ。

そこに

犯人がいるはずとして

賛成派の人間が

見出したのは、

「高齢者」と「貧困者」だ。

こいつらが悪いとして

打ち上げたのが

読売テレビのこの番組だった。



賛成派の彼らに言わせると、

「高齢者」には、

二つの悪徳があるようだ。

一つは、

生活保護を申請する可能性が高いこと。

もう一つは、

年金受給者だということ。

まず一つ目、

これ、まさにそうだ。

下の貧困統計ホームページの図を見てもらいたい。

☆ ホームページURL:http://www.hinkonstat.net/%E5%B9%B3%E6%88%9025%E5%B9%B4%E5%9B%BD%E6%B0%91%E7%94%9F%E6%B4%BB%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E8%AA%BF%E6%9F%BB-%E3%82%92%E7%94%A8%E3%81%84%E3%81%9F%E7%9B%B8%E5%AF%BE%E7%9A%84%E8%B2%A7%E5%9B%B0%E7%8E%87%E3%81%AE%E5%8B%95%E5%90%91%E3%81%AE%E5%88%86%E6%9E%90/



これを見ると、

男女で程度の差はあるけれど、

「高齢者」は、

貧困層と言っていいだろう。

さて、二つ目の

年金受給者だということは、

上の装置に反する。

なぜって、

貧困ゆえに

生活保護を申請しなければならない人って、

年金保険金をそもそも支払っていず、

従って、

年金受給していないんじゃないか

と思えるからだ。

この点、

若い人に誤解が多いというか、

あえて誤解させるように

若者の被害者意識を煽り立てる

御用的な人が大きな顔で

“識者”として

テレビに出演する悪弊が

我が国にはあることと無関係ではないだろう。

参考までに、

今一生さんの次のコメントを読んで頂きたい。

そのような

悪意が溢れ出ているのが確認できる。

いわく、

大阪都が否決されたことは大阪だけの問題ではない。
全国どこの町でも保守的な50代以上の中高年たちによって国政のように借金と増税という「次世代へのつけ回し」が進められ、若い世代ほど生きずらくなる。
50代以下の若い世代は早めに国外への避難を準備せざるを得なくなる。
他人事じゃない云々。

発信日は、23:12 - 2015年5月17日 だ。

僕が

この人は、見せかけているだけで、

社会福祉の専門家ではないな

と納得したのは、

このツイートゆえだった。

「保守的な50代以上の中高年たちによって国政のように借金と増税という『次世代へのつけ回し』が進められ」

というのは、

都構想のビジョンからは出て来ない。

むしろ、都構想は、

若者と老人の両者を切り捨てる。

都構想は、

安倍が行う改憲の地ならしのため

行われんとしている。

辿りつく目標は、

人権の破棄だ。

単に無視ではないのだ。

建前としても

「基本的人権の尊重」

という観念が捨て去られる。

その際、

「若者と老人」の対立の構図なんて、

問題になりようがない。

どうしてそれがわからんのかと思う。

未だに

主張する人がいそうですが、

「放射能は健康にいい」

という見解と同じくらい滑稽だ。

でも、ありえない対立の構図を前提にして

不満たらたらの人がいるんだな。

その典型が

ちきりんさんだ。

彼は、

「今日負けたのは、橋下さんじゃなくて、日本の若者だよね。」

とした後、

こんなこと言う。

――@InsideCHIKIRIN 70歳以上の高齢者得票は0.5票としたい。高齢者の皆さま、日本を変えさせてください。〔22:50 - 2015年5月17日 〕――

老人は、

若者と争い合っているわけではないのに、

さもあるかのように、

こういう申し入れをする。

それは、結果として、

老人たちの自殺率を高めるのではないだろうか。

高齢者得票は0.5票としたいと言ったって、

現実的に

そのような操作は不可能だから、

邪魔な老人は死ね

というメッセージとして受け取るだろうことが

想像つく。

実際、ちきりんさんは、

それを承知で言っているように見える…

だったら、

殺し屋じゃないか、

と思う。

(鬼かな)

カウンターの見解としては、

今のところ

見当たらない。

しかし、誤った理解に対して、

是正する動きがある。

まずは、

賛成と反対の地図を

次のように修正する五味馨‏@keigomi29 さんの立場だ。

この人は、

「北」と「南」の対立を際立たせる上掲地図を

賛成、反対のグラデーションによって

作図のし直しをして下さった。


典拠:同人のツイート〔15:11 - 2015年5月18日

これによって、

犯人探しを抑制しようということだろう。

高齢者に反対派が多いということで、

若者被害者論の延長で、

極端な

自分たちの意見が

今後一切、政治に反映されないかのような

妄想を逞しくしている人までいる。

いわゆる、

「シルバーデモクラシー」論がそれだ。

若い世代の人口は70歳以上の2倍以上多いという人口調査からすると、

原理的に成り立たない言いがかりなのが明らかだ。

☆ 記事URL:http://bylines.news.yahoo.co.jp/inoueshin/20150518-00045839/

しかし、納得しないだろうな。

思うに、

「北」と「南」の対立を際立たせる上掲地図を

賛成、反対のグラデーションによって作図のし直しをする試みは、

論争を鎮める働きがあると見ている。

ただ、それだけでは、

根本的なところで偏見をなくすのは難しいと思う。

では、どうするか――。

ヒントになるのは、

『一言いいたいオピニオンCROSS』という番組でした

田中康夫氏の

「制度ってのは、シンプルであることが大事だ」

との発言だ

(sora_09‏@sora_09さんのツイート〔21:25 - 2015年5月19日 〕 )。

知的能力が老化とともに弱っているのは確かと思う。

だから彼らを陣営に取り込むには、

理解のしやすい論理が

用意されていないといけない。

その点から考えて、

都構想賛成派は合格点に達していたかどうか、

大いに問題だ。

橋下氏は、

「大阪を「都」にする。

しかし、住民投票で過半数を取って、都構想を実現しても

都にはならない」

といった説明とか

東京都並ぶ大都市にするとか言いながら、

「都構想が実現すれば、『西成』のが消えます」

とか言われて名誉と思えないわけで、

なるほど

分かりやすい!

という話にはならないわけだ。

宇野常寛氏の

――今に始まったことではないけど、選挙とは情弱高齢者をいかに騙すかで決まるゲームになってしまってるのだな、と改めて痛感した次第です。はい。〔22:53 - 2015年5月17日 〕――

という思い上がった言い分にも

「情弱」という点での

真実はある。

問題は、

騙すんじゃなくて、

都構想が

高齢者にもすっと飲み込めるような

シンプルな制度にまで

練られていたかどうかにある。

市は、解体。

五つの特別区に分別した上で、

一部事務組合を

特別区の共用事務を担当させる。

財源の方は、

大阪府が汲み上げることにする。

この関係で言えるのは、

大阪市

というシンプルな組織が

特別区と一部事務組合の二階建てになる上、

監督機関のように

大阪府が上にそびえ立っている

という理由だ。

財源が取り上げられるのに、

なぜ、行政サービスが充実するのか不明だ。

消費税の増税のとき、

社会福祉のためという口実がまことしやかにささやかれていた。

選挙に勝てば、

そんなこと言いましたっけという顔をして、

増税で増えた収益を

大企業優遇策につかわれた。

同じような

経路を辿って

「あれは、嘘でした」

と言われるだけではないか

と誰しも思うわけだ。

若者たちは、

そういう詐欺のような公約を

国民に認めさせる

いい道具にされている。

若い人たちは、

戦争にいきたがっているんや、

黙って戦地に送ってやれよ、と。

しかし、そういう運命を若者たちは

望んでないと思う。

だからこそ、

老い先短いけれど、

権力者に利用されないとして、

為政者に

「筋を通せ」

と言い続けなければならない、

と考えて、

投票所に行ったのではなかろうか。


なお、最後になったけれど、

今回の住民投票で

総選挙のとき同様にインチキがあったと思う。

その証拠のようなものが

「老人 VS 若者」

という論争の種になった

大阪都構想の

住民投票の世代別の賛成・反対投票率だと考えている。

すなわち、

「反対が多数なのは70代以上だけなのに、反対が賛成を上回る」

という事態、

あまりに不自然だ。

この闇を不思議に思って、一体、得票数がどれくらいになるのか、

検討したサイトがある。

「らいふはっきんぐどっとねっと」という。

☆ 記事URL:http://life-hacking.net/tokoso-touhyou-nazo/

分析した結果は、

――よほどのことがない限り、ほぼ確実に賛成票が反対票を上回っていると考察されます――

ということだった。

上述したように、

高齢者の間では無料パスの件で、

怒って反対という人も中にはいたろう。

全体としては、

制度設計が分かり難く、

情弱な高齢者としては飲み込めなかったのが

都構想に対して、

反対に回ったとのだろうと思う。

この点では、

「都構想が分かり難い」

というのは半ばマスコミの言い分だったにもかかわらず、

辛坊治郎等が宗旨変更して

「高齢者が生活保護の申請に難点が出ること等を危惧して、若者たちの戦争願望(?)を打ち砕いた」

とでもいいたいような暴論を打ち上げたのか、

疑問だ。

ただ、高齢者内で、

都構想反対が多数を占めたとして、

若者との比率は、

「若い世代の人口は70歳以上の2倍以上多い」

ということなのだ。

多数決を前提にする限り、

これじゃ、

勝ち目、ゼロとしか言いようがない。

なぜ、反対派が勝ったのか。

上掲「らいふはっきんぐどっとねっと」というサイトには、

次のような仮説が紹介されていた。


〔可能性1〕年代別賛成率の報道が誤りであった。


〔可能性2〕世代論へのすり替えが行われた。


〔可能性3〕そもそも開票結果が誤っている。


以上、いずれにしても上のグラフはおかしい

ということだ。

ちなみに、ここで上のグラフと呼ばれているのは、これ。


典拠:雪華‏@setsu_may さんのツイート〔22:43 - 2015年5月17日

辛坊治郎が出演した番組で用意されたのは、

こちらのグラフ。



後者のグラフも

前者と同じ情報を含んでいるはずなのだが、

一見して分り難い作りになっているのが了解できる。

果たして、

辛坊君、何事かをごまかすつもりだったのかな。

僕は、

ここで4つ目の可能性を指摘したい。

すなわち、

賛成と反対が拮抗するという情報を提供して、

橋下に出直しのチャンスを与え、憲法の破壊に協力させるためだ。

都構想の

賛否で実は、圧倒的な差があったのだろう。

しかし、成り行き任せで、

真実を国民に知らしめたのでは

橋下の

政治生命は終わったろう。

そこを回避させため、

高齢者に罪をなすりつけ、

若者の支持を得ているのは都構想賛成側だという

まったくのデッチアゲをしたのだろうと思う。

大分、前だったけど、

TLに

投票後のアンケート調査をしているのは、

麻生太郎が

経営している会社だという情報が流れていた。

調査員募集の画像付きで

確かに、

麻生太郎の会社のようだった。

そんな会社の調べた情報を鵜呑みにする方が

どうかしているんじゃないだろうか。

政治が絡んだとき、

テレビで

デタラメが報じられる決め込んでいいくらい

日々、嘘報道が多い。

身近に危害が及ばないと

どこか他人事でやり過ごしてしまってるんだな。

しかし、甘く見てると、

間違いなく

手遅れになってしまうと思う。

なお、

不正に開票操作がなされたことと、

反対、賛成で

逆転して最終的には結果が入れ替わった

点につき述べる。

これは、

山本太郎議員が

当選したときと同じ現象ではないか。

このときも、

インチキがあった。

ただ予想を超えて得票したために

開票の

プログラムが

解除されたと思う。

今回も同じことがあった。

都構想は、

賛成派が多くいるように

プログラムされていた。

しかし、圧倒的な反対派を前にして、

やはりプログラムが解除されたのではないか。

そう考えたら、

垂れ流された住民投票の

世代別の賛成・反対投票率のデータが

賛成派多数という結果に

整合性があり、

辻褄が合う合理的な説明となります。

なぜ、圧倒的な

反対者を前にしたとき、

不正の開票行為が停止されるように

プログラミングされていたか――。

これ、答は、簡単だ。

良心が痛むからだろう。

つまり、ばれたときのことを多少は考えるという

人間らしさの反映だ。

ただし、この開票操作者の良心の働きもここまでだ。

後は、

米国で証言した

IT技術の専門家の言葉、

「プログラミングの内容がばれることはない」

ということを信頼して、

自分の良心の声に耳を塞いでいる

ということだろう。




(※ 長文のブログ記事、読んで下さってありがとう。)

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