のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

この人に学問を守り、育てる役割を期待しても無理なんだよね

2018年01月25日 05時46分33秒 | 文化

転載元:ktakachi‏ @kktakachiさんのツイート〔10:36 - 2018年1月24日

一層、憲法改悪に関してと同様に各党に案の持ち寄りを要請してくれれば、

こうすればいい、ああすればいいと

百花繚乱のごとくに

色々、活発な意見が出てくれるだろうに、

「大学の在り方も、また、変わらなければなりません。社会のニーズにしっかりと応えられる人材を育成できるよう、学問追究のみならず人づくりにも意欲を燃やす大学に限って、無償化の対象といたします」(下記〔資料〕参照)

などと、上から目線で「巧言令色鮮し仁」な方針を示すから

誰も何も言わなくなる

(「巧言――」の意味は、「故事・ことわざ辞典」参照。*http://kotowaza-allguide.com/ko/kougenreisyokusukunashi.html)。

この点、

異邦人‏@Beriozka1917さんが

こんなツイート。

――ノーベル賞学者の山中教授でさえクラウドファンディングに頼らざるを得ないほど資金繰りに苦労するような本邦が没落するのは当たり前で、だからこそ教育投資の拡充によって自由に研究出来る環境作りが必要であるにも関わらず、愚かな現政権は一時的に産業資本が潤う短期的な成果を大学に要求する始末。〔8:30 - 2018年1月24日 〕――


〔資料〕

「安倍首相の施政方針演説(【3】人づくり革命)」

   朝日新聞(2018年1月23日05時00分)   

☆ 記事URL:https://digital.asahi.com/articles/DA3S13325520.html?rm=149

 【3】人づくり革命
 ■全世代型社会保障
 少子高齢化を克服するために、我が国の社会保障制度の改革を力強く進めていかなければなりません。
 来年10月に引き上げる予定の消費税財源を活用し、お年寄りも若者も安心できる「全世代型」の社会保障制度へと、大きく転換してまいります。同時に財政健全化も確実に実現します。この夏までに、プライマリーバランス黒字化の達成時期と、その裏付けとなる具体的な計画をお示しいたします。
 現役世代が抱える、介護や子育ての不安を、解消します。
 2020年代初頭までに、50万人分の介護の受け皿を整備します。4月から介護報酬を引き上げ、ロボットなどを活用して、現場で働く皆さんの負担軽減、労働環境の改善に取り組みます。
 介護人材の確保に向けて、処遇改善を進めます。既に、自公政権で月額4万7千円の改善を行いましたが、来年秋からは、リーダー級の職員の皆さんを対象に、更に、8万円相当の給与増を行えるような処遇改善を実現することで、他産業との賃金格差をなくしてまいります。
 保育施設についても、この5年間で、政権交代前の2・5倍以上のペースで、当初の目標を上回る59万人分の受け皿を整備してまいりました。こうした中で、子育て世代の女性の就業率は、5ポイント上昇し、過去最高となりました。今や、25歳以上の全ての世代で、米国よりも高くなっています。
 女性活躍の旗を高く掲げ、引き続き、待機児童の解消に全力で取り組みます。補正予算の活用に加え、経済界の拠出金負担を引き上げ、「子育て安心プラン」を前倒しします。待機児童対策の主体である市区町村への支援を都道府県が中心となって強化します。2020年度までに32万人分の受け皿整備を目指し、来年度10万人分以上を整備いたします。
 これまで、自公政権で、保育士の皆さんの処遇を月額3万円相当改善し、更に経験に応じて4万円の加算を行ってまいりました。これに加えて、今年度、月額3千円の処遇改善を実施します。来年も更に3千円引き上げ、他産業との賃金格差を埋めることで保育士の確保に全力で取り組みます。

 ■教育の無償化
 これまで段階的に進めてきた幼児教育の無償化を、2020年度を目指し、一気に進めます。お約束した、幼稚園、保育園、認定こども園に加え、無償化の対象について、現場や関係者の皆様の声を踏まえ、この夏までに結論を出してまいります。
 格差の固定化は、決してあってはならない。貧困の連鎖を断ち切らなければなりません。
 生活保護世帯の子どもたちへの支援を拡充します。公平性の観点から給付額を見直す一方、食事など生活習慣の改善、放課後の補習など、子どもたちへのきめ細かな支援を充実します。大学に進学する際には、住宅への扶助について、現行制度を改め、給付水準を維持するとともに、新生活に必要な費用を援助する新しい制度を創設します。
 本年より、児童扶養手当の所得制限を引き上げ、50万を超える世帯で支給額を増やします。さらに、来年からは、支払い回数を年3回から6回に増やすことにより、ひとり親家庭の生活の安定を図ってまいります。
 児童養護施設で育った若者が、先日、自分の夢を、私に語ってくれました。
 「自動車の完全自動運転を実現させたい」
 彼は、この春、学費免除と給付型の奨学金を得ることで、青山学院大学理工学部への進学が叶(かな)いました。
 「春からは、初めての土地で頼る者もいない不安はありますが、皆様に頂いたチャンスを活かし、自分の夢に向かって全力を尽くします」
 子どもたちの誰もが、夢に向かって頑張ることができる。これが当たり前となる社会を創ることは、私たち大人の責任であります。
 どんなに貧しい家庭に育った子どもたちでも、高校、高専にも、専修学校、大学にも進学できるチャンスを確保します。2020年度までに、公立高校だけでなく、私立高校についても、現行の加算額を大きく引き上げることで、実質的な無償化を実現します。
 来年度から、新たに1万7千人の大学生の授業料を減免します。昨年からスタートした給付型奨学金についても、この春から、新たに2万人の子どもたちに支給します。
 その支給額を、再来年4月からは、学生生活を送るために必要な生活費が賄えるよう、大幅に増やすとともに、住民税非課税世帯の意欲ある全ての子どもたちに支給します。授業料の減免措置も思い切って拡充いたします。これに準じる経済的に厳しい家庭の子どもたちにも、しっかりと必要な支援を行います。これらの施策を通じて、真に必要な子どもたちの高等教育無償化を実現します。
 大学の在り方も、また、変わらなければなりません。社会のニーズにしっかりと応えられる人材を育成できるよう、学問追究のみならず人づくりにも意欲を燃やす大学に限って、無償化の対象といたします。
 これらの高等教育無償化に向けた詳細な制度設計について、夏までに結論を出してまいります。

 ■多様な学び
 この春から、道徳が、全ての小学校で正式な教科となります。公共の精神や豊かな人間性を培い、子どもたち一人ひとりの個性を大切にする教育再生を進めてまいります。
 フリースクールの子どもたちへの支援を引き続き行います。いじめや発達障害など様々な事情で不登校となっている子どもたちが、自信を持って学んでいけるよう、環境を整えていきます。
 若い頃、何らかの事情で学校に通えなかった皆さんには、夜間中学での学びの場を提供してまいります。
 若宮正子さんは、80歳を過ぎてから、コンピューターを学び、ゲームを開発。世界中から注目を集めました。
 「人生百年時代、学齢期の教育だけでは不十分です」
 若宮さんはこう述べました。いくつになっても、誰にでも、学び直しと新たなチャレンジの機会を確保する。雇用保険制度も活用し、リカレント教育(学び直し)の抜本的な拡充を図ります。
 人生百年時代を見据えて、教育の無償化、リカレント教育の充実など、経済社会の在り方を大胆に改革していく。あらゆる人にチャンスがあふれる1億総活躍社会に向けて、人づくり革命を、皆さん、共に、進めていこうではありませんか。

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