左は曹先生から送られてきた花蓮県瑞穂郷瑞美国民小学にある金次郎さんの写真です。右は小田原の二宮金次郎博物館で見つけた台湾製と記された金次郎像です。
どちらも赤い土の陶器のような像です。
「一家仁、一國興仁、一家讓、一國興讓、一人貪戻、一國作亂。其機如此」 と書いてある。 一家仁なれば一国仁に興り(おこり)、一家譲なれば一国譲に興り、 一人貪戻(たんれい)なれば一国乱を作(な)す。その機かくのごとし。 〇 仁=主に「他人に対する親愛の情、優しさ」を意味 〇 讓=ゆずる・譲り合うこと 〇 貪戻(たんれい)=貪欲 〇 機=はずみ 〇 一家=君主の一家 〇 一人=君主(あるじ) 君主の家が仁であれば、一国皆これに倣って仁となる。 君主の家が謙譲であれば、一国皆これに倣って謙譲となる。 君主が貪欲であれば、一国皆これに倣って貪り合い騒乱を起こす。 そのはずみ(機)はひとえに君主の一身、一家の貪欲にある。 |