5時ごろ、すごい雷、落雷もあったようで一瞬停電になりました。
choco.は地震の揺れはだめでも、雷の音は特に気にならない様子です。
それより、通電したときに電話機がピピっと言ったらそっちに反応しました。
なにがどう感じるのか正直よくわかりません。
モカのんママさん、カエデさんと待ち合わせて渋谷でランチしてから
会場のこどもの城まで歩きました。
その途中ワタシの実家だったところも通って行きました。
今回は、9月1日のカンファレンスとテーマは同じだったのですが、もっと掘り下げたお話を
伺うことができました。
動物愛護管理法(環境省自然環境局)
1)基本原則
すべての人が「動物は命あるもの」であることを認識し、みだりに動物を
虐待することの
ないようにするのみでなく、人間と動物が共に生きていける社会を目指し、
動物の習性をよく知ったうえで適正に取り扱うよう定めています。
(3)動物の飼い主等の責任
動物の飼い主は、動物の種類や習性等に応じて、動物の健康と安全を確保するように努め、
動物が人の生命等に害を加えたり、迷惑を及ぼすことのないように努めなければなりません。
また、みだりに繁殖することを防止するために不妊去勢手術等を行うこと、動物による感染症について正しい知識を持ち感染症の予防のために必要な注意を払うこと、
動物が自分の所有であることを明らかにするための措置を講ずること等に努めなければ
なりません。なお、動物の所有情報を明らかにするためにマイクロチップなどの装着を
推進しています。
(4)動物の飼養及び保管等に関するガイドライン
家庭動物等の飼養お呼び保管に関する基準
(5)動物取扱業者の規制
第一種動物取扱業者の規制
第一種動物取扱業を営む者は、事業所・業種ごとに都道府県知事または
政令市の長の登録を受けなければなりません。また、動物の管理の方法や
飼養施設の規模や構造などの基準を守ることが義務づけられています。
第一種動物取扱業者は命あるものである動物を扱うプロとして、より適正な取り扱いが
求められます。
また、第一種動物取扱業者のうち、犬又は猫の販売や販売のための繁殖を行う者に
ついては、「犬猫等販売業者」として犬猫健康安全計画の策定とその遵守、
獣医師との連携の確保など追加の義務が課せられます。
これが、日本での動物愛護管理法の一部です。
でもこれらの内容を飼い主や動物に関わっているヒトが十分理解しているか・・・というと
疑問です。
しかも、よく読むとヒトから目線の内容で動物のためにという心が感じられない
ここが、愛護と管理をセットにした法律の誤りだと思っています。
だって、動物って命あるものなのに手荷物だったり、拾得物だったり、器物損壊だったり・・・
これっておかしいでしょ。
さて、藤田りか子さんのセミナーですが、
スェーデンという国と国民の動物愛護の精神について、どうしてこれほど
動物を尊重できるのか、ここが一番興味深い、知りたいところでした。
スェーデンでは・・・
★殺処分なし
★シェルターなし
★捨て犬なし
これについては、背番号制は人間だけでなく動物愛護ゆえ、犬人口管理の徹底にある。
管理は、ケネルクラブが一括。
マイクロチップ(農林省)、犬保険加入、病院など各関連部署と連携
そして、愛護法は具体的な文言で国民に伝えられるわけです。
これは、お話を聞くと動物の利益(動物がいかにその動物らしくいられるか)が基本です。
だから、ペットとして飼われた犬も、必ずその犬種の気質を尊重した生活を
させなければならない・・・ということになります。
飼い主も、犬とどういう生活を望むか→それならこの犬種を選ぶという具合です。
SKK(スェーデンケネルクラブ)の存在
ここで全犬人口の80%(純血・MIX・ねこ)が登録されている。
犬の固体情報を公開(よい=健康・気質など犬を作るため)
ケネルクラブには、傘下にいろいろなクラブが置かれている。(統合組織の強み)
飼い主のフォローアップのためにキャンペーンやイベントを開催する。
農林省(マイクロチップ)=飼い主の登録=責任ある飼い主をつくる。
保険会社・病院=疾病・遺伝病などの情報を共有
ブリーディングについて
ブリーダーについてもケネルクラブはよいブリーダーを教育・育成するための
ガイド役を担っています。
スェーデンでは、ブリーダーはホビーブリーダーといわれる、正業はほかに持っている人が
ほとんど。
犬を飼いたいヒトは生体販売がないので、ケネルクラブや犬種クラブでブリーダーを
紹介してもらうなどから始めるのだそうです。
ブリーダーはもちろん闇雲に犬を譲るわけはなく飼い主審査をし、犬の気質と
飼い主のアクティビティなどによって他の犬種を薦めるなど飼い主を選ぶこともあると
いいます。
飼いたいヒトはその審査に合格できるように勉強が必要にもなります。
またブリーダーは自慢の子犬をよい飼い主に渡し、よい犬に育ててもらいたいわけですから、
譲った後も飼い主のために、さまざまな講習会や競技会を計画したり、
知らせて参加してもらうなど飼い主の質を高める努力も怠りません。
スェーデン国民の愛護の精神と倫理観、
そしてケネルクラブの存在
ブリーダー、飼い主の育成
法律や犬を取巻く愛護の精神を遵守してきたからこそ
犬が犬らしく、ヒトも犬と楽しく暮らせる社会
が当たり前になってきたのだろうなと思いました。
ちょっと見ただけでも、日本ではどれだけのブリーダー、飼い主が
犬のことをわかっているだろうか?犬や猫のことを学んでいるんだろうか?
わかっていれば、パピーミルなんてできないはずだし、
強制訓練だってまちがっているってわかるはずだよね・・・。
りか子さんの言葉からたくさんの刺激をうけました。
また日本の現状の貧しさをいまさらながら目の当たりにしました。
今回動物愛護管理法はいろいろと議論があり、少しだけ変わった部分は
ありましたが、まだまだ本当の愛護には遠いです。
このヒト目線の法律を変えるにはむずかしいことだらけですが、
ただ、ワタシたち飼い主一人ひとりができることもないわけじゃありません。
そう、ワタシたちができること・・・
愛犬のもともとの気質を理解して、欲を満たすこと、感情を整えること、
ヴィベケさんのおっしゃるハーモニックな関係を築き、よりよいパートナーになれるよう
これからも学び、トレーニングを続けていきましょう。
セミナー後の懇親会でもりか子さんとヴィベケさんとお話をさせていただくことができました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/67/322737983cf32b99f806cda06a36457b.jpg)
ヴィベケさん。
C組モカのんママさんといっしょに
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/72/2623b23253795c5df79f4c576060b5e3.jpg)
ヴィベケさんにこの写真を見せちゃいました。
目がおだやかでいい子ね♪とおっしゃっていただきました。
ヴィベケさんも愛犬、アスランさん(7歳)の写真を見せて下さいました。
とってもりりしくて、キュート。
私たちと同じようにかわいくって仕方がないって感じでしたよ。
それが彼女のトレーニングにもあふれているなぁと感じました。
今回、2回ヴィベケさんと藤田りか子さんのお話を聞くことができて、
動物愛護のこと、動物福祉のこと、トレーニングのこといろいろと
考えさせられました。
これからもぶれることなく学んでいこうと心に刻みました。
ヴィベケさん、藤田りか子さんに心からの感謝を♪
日々学ぶ姿勢をワタシたちに見せて導いてくださっているチャーリーママさんへ
これからもよろしくお願いします。